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キリンチャレンジカップ 2017 日本vsハイチ 3-3

日本 3 – 3 ハイチ
倉田 秋 前半7分
杉本 健勇 前半17分
香川 真司 後半47分
得点 ケビン ラフランス 前半28分
デュカン ナゾン 後半8分
デュカン ナゾン 後半33分
警告 ザカリー エリボー後半43分
アンドリュー ジャンバプティステ後半45分
Pos No. 選手名 採点 寸評
GK 12 東口 順昭 4.5 久しぶりの出場機会だったが3失点
DF 3 昌子 源 4.5 吉田が抜けた守備ラインをまとめる事はできなかった
DF 5 長友 佑都 6.0 攻守に活躍し倉田のゴールをアシスト。前半の日本の流れを作った OUT:後半0分
DF 20 槙野 智章 4.0 相変わらず守備の軽さが気になる。1失点目は槙野と昌子の間に走りこむ選手から、2失点目は槙野 の足をすり抜けたクロスをボレーと割りともう少し何か違ったらという惜しい感じもある
DF 21 酒井 高徳 6.0 シュートチャンスもあり、攻撃では見せ場もあった。3点目は実質酒井のシュートといっても良いアシスト。守備もほとんど右サイドを突破される事はなかった。
MF 6 遠藤 航 4.5 前半に何度か良いパスで攻撃を組み立てたが、相手が攻撃しだすと守備での脆さがあった。DFMとしては特に不用意なスライディングをしたり、後ろからバイタルエリアに走りこんできた相手への対応に課題が残った。守備に関しては小林の対応の問題もあるので一概に遠藤だけが悪いわけではない事は細くしておく必要もあるだろう
MF 7 倉田 秋 6.5 1点目の得点により二試合連続のゴール。また2点目の追加点もシュートにいったのは倉田で、2点目にも絡んだOMFとしては十分な活躍。守備はやや気になったが戻る姿勢は見せていた OUT:後半14分
MF 17 小林 祐希 4.0 要所で鋭いパスを見せ攻撃参加で貢献したがチームの失点も多く不安も残した。特に1失点目は後ろから上がる選手にMFの小林が対応できておらず昌子が相手選手二人をケアする状態になっていたために失点しているし2失点も相手の攻撃にカウンターをしようと欲を出している所にボールが入って失点とバイタルに入り込んだ相手への守備の場面で常に攻撃的なポジショニングが目立った OUT:後半11分
FW 13 杉本 健勇 5.5 倉田のシュートのこぼれ玉を広い1得点は決めたがスタメン出場し時間がある中、チャンスの回数に対してみると物足りない結果でもあった OUT:後半19分
FW 14 乾 貴士 4.5 前半は長友と連動してサイドをえぐったが後半は長友がいなくなり、香川とはお友達プレーで遠慮しあった形で返って崩しが悪くなった。守備に関しては元々余り期待できない選手でそれ相応の出来 OUT:後半35分
FW 18 浅野 拓磨 5.0 何度も裏への動きを見せたが点にはつながらなかった。前半だけの出場ではあったももの攻撃は出来ていたので得点が欲しかった OUT:後半0分
DF 24 車屋 紳太郎 5.5 後半初めからサイドから何度も上がるがボールが来ないシーンが目立った。試合終盤の3得点めではサイドで良い突破を見せたが、存在感をもっとアピールしないとボールが回ってこないので長友と比べるとやや見劣りしてしまった。守備では3失点目のシーンで右サイドを乾だけの守備になる場面からクロスを入れられて失点。中の守備の問題の方が気になるがサイドも全く無関係とも言えず乾が守備をあまり出来ない分をどうカバーするかなども仲間を知って仲間みた対応も必要に思えた IN:後半0分
MF 2 井手口 陽介 5.0 ミドルや攻撃では見るべき場面も作ったが、相手にも攻撃チャンスを与えており中盤を支配するという感じにはならなかった IN:後半11分
MF 10 香川 真司 5.5 ポゼッションを高め攻撃チャンスは増えたが、ショートパスの中央突破に拘っておりシュートチャンスも躊躇してややシュートへの積極性に欠けた。後半14分の投入で30分の時間で1得点は数字としてはいいがプレーの印象は少し違った IN:後半14分
FW 8 原口 元気 5.0 交代後やや躊躇している時間もあったが、リードされてからは持ち味の強引なドリブルで突破するプレーをみせ譲り合う攻撃陣の中で積極性を見せた。強い気持ちの出る場面との差を感じた IN:後半0分
FW 9 武藤 嘉紀 残り少ない時間で投入され、まずボールに触る回数自体が少なかった。他の選手からボールをもらうための関係性構築が必要に感じた IN:後半35分
FW 15 大迫 勇也 5.0 追加点を期待される場面での投入だったが結果にはつながらなかった。いいポストプレーを見せたが香川乾の遅いリズムの攻撃と、大迫のリズムが余りあっていなかったようにも見えた IN:後半19分
監督 ハリルホジッチ 5.5 若手戦力の育成機会としてはやや積極性にかけるスタメンだったももの交代をちゃんと使い切りサブのメンバーの状態を確認できた点で価値があったように思う。試合内容に関してはCBとDMFの守備の組み合わせと守備の対応に関してはもう少し対策が必要だった。また後半になっても失点が増えたのはハーフタイムでの対応ができていなかった部分があるように思う
試合後、ハリルホジッチ監督のコメント

「最もよくない試合のひとつ。得点を取ったあとすべて止まった。今日はこれまでプレーしない人にかなりのチャンス与えた。それぞれ候補に入りたくて見せてくれたと思うが、長年監督続けたがこんな内容のよくない試合見たことない」。

 「今夜のこのような試合のあとにW杯の試合の話すると愚かな人間だと思われていまう。サポーターに謝罪したい。このような試合すると説明がつかない。これは私の責任です。いろんな面でレベルの低いものを見せた」

 「就任からこんなに悪い試合を見たことない。怒りと理解しがたいことで説明がつかない。心理面で何人か弱い。もろい。やるべきことはたくさんある」

 「次の対戦相手はもっと障がいが大きい。我々の幻想が砕かれる。11月の試合の話です。世界でも有数な2か国とやる。まったく違う対戦相手ですね。本当にこのような試合を繰り返すとひどい状況になる」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171010-00000236-sph-socc

 普段控えの選手が多くプレーしたが沢山の課題が見つかった。攻撃面では控えの選手を中心に前半で2得点と見るべき点もあったが守備陣は課題が残った。一部の選手が実戦で使うのが難しいというのが分かったという意味ではかなり意味がある試合だったと思う。DFやDMFが怪我などをした時にどうするかという課題については別に検討する余地があるように思う。
 また、現時点でのベストメンバーという意味ではなく、将来の育成という意味でもっと若手に機会を与えるべきだという方向性はこの試合でより重要性が増したように思う。もしこの状態で今の戦える年齢層以外の選手が育成できなかった場合どうなるのかという問題の深刻さがよく分かる試合だった。こういう親善試合では現時点でベストなプレーヤーを選ぶ事よりも、現時点ではベストとはいえなくても将来良い選手になる可能性がある若い選手をサブのグループに振り分ける意味があると改めて示した形になったのではないかと思う。
 少なくともこの試合があったことで、主力が怪我をして誰かサブの選手を使うとなった場合にこのハイチ戦のように困った事になるという事態を事前に防げたのだから。相当に意味はあったと思う。

日本代表の印象

 日本の失点場面は相手が中央を抜けてゴール前のバイタルエリアに2列目が走りこむ事で失点しており、真ん中のバイタル周りでのMFとCBの守備がほぼ機能してない状態になっていた気がする。DMFに長谷部、CBに吉田がいない状態の危険性と控えの選手の問題が残った。サイドの守備は逆に安定しておりSBは高徳も十分活躍して、長友、酒井ともに十分機能した。また車屋も事実上アシストしており連携面の確認をしっかりすれば機能する可能性を残した。
 攻撃面ではサブの倉田が安定して得点をしており、主力の交代カードとしての重要性を見せた。また井手口や山口のMFとしての価値も再評価できた気がする。代わりに浅野原口乾は攻撃チャンスに対して決定力という意味で少し気になる点もあった。

試合の総評

 開始直後の緩い流れから日本が2得点をして、サブのメンバーでほぼ終えた前半だけ見ると2-1とサブのメンバーも失点を除けば見所は会った。後半も中央から崩されて失点を繰り返した。その後主力を次々に投入し、日本が3点目をとり引き分けの形に出来たが、日本代表としてはあまり良い試合内容とはいえない結果になった。
 ハイチの3点目はゴラッソで初見であの位置からのあのシュートを予測し防ぐのは難しかったかもしれないが2失点目は重大な弱点を露呈していた。後半だけ見ると1-2でハイチの方が上手く試合を進めておりハーフタイムでの対策や切り替えなどにやや疑問が残る部分あった。試合はお互い緩い守備で点の取り合いで、玉際はそれほど激しい試合ではなかった。

スタッツを一つ二つ

18 シュート 12
13 直接FK 4
0 間接FK 2
7 CK 3
0 PK 0
5 GK 15
0 オフサイド 2

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キリンチャレンジカップ 2017 日本vsニュージーランド 2-1

日本 2 – 1 ニュージーランド
大迫 勇也後半5分
倉田 秋 後半42分
得点 クリス ウッド後半14分
警告 クリス ウッド前半44分
アンドリュー デュランテ後半5分
Pos No. 選手名 採点 寸評
GK 1 川島 永嗣 5.5 DF全体に高さ対策には不安要素を残した
DF 5 長友 佑都 5.5 以前からすれば考えられないほどクロスの精度が上がっており攻撃面ではクロスという武器が強みになっていた。特に後半には乾、井手口とのいいプレーもあり、選手同士の連携にも期待が持てた。守備に関しては失点シーンで左サイドを破られておりそのクロスから失点につながってしまっていた
DF 19 酒井 宏樹 6.5 クロスに頭で合わせて1アシスト。サイドからの攻撃で裏に抜ける浅野へのパスもよかった。相手のセップレーやハイボールに対して身長が高いという強みが出ていた
DF 20 槙野 智章 5.5 相変わらず守備がやや軽く大柄なニュージーランドのFW相手としてみた場合、CBとしては空中戦にも不安が残った
DF 22 吉田 麻也 5.5 高さでウッドに対抗できていたのが吉田だけだったが失点シーンで上手く防げなかったのも吉田と酒井の所だったため評価が難しい
MF 2 井手口 陽介 5.5 山口と共に中盤をほぼ支配した。日本代表で心配されているDMFのポジションの選手としても既に数戦にわたっていいプレーを見せておりプレーの安定性も評価できる。失点シーンで長友と上手く守備の連動が出来ずに抜かれてしまったのはやや課題が残った OUT:後半37分
MF 10 香川 真司 5.5 再三にわたってシュートチャンスはあったものの決めきることが出来なかった。怪我明けである事を考えるとコンディションの向上と共に解決されるかもしれないが、相手の実力を考えると決定力に不安を残した OUT:後半15分
MF 16 山口 蛍 6.0 中盤を井手口と共に抑えて守備的な働きをした。攻撃面では山口のミドルからPKにつながった OUT:後半48分
FW 9 武藤 嘉紀 5.0 やや動きに精彩をかき、消えている時間も長かった。OUT:後半25分
FW 11 久保 裕也 5.0 決めきることが出来ず、交代ででた浅野が敵陣を切り裂いた事を考えると若干物足りない出来。 OUT:後半33分
FW 15 大迫 勇也 6.0 PKを決めて1ゴール。また得点にはならなかったものの前線で期待されるポストプレーや高さで見せ場を何度も作ったOUT:後半15分
MF 6 遠藤 航 IN:後半48分
MF 7 倉田 秋 6.5 短い時間で結果を出し1ゴール。IN:後半37分
MF 17 小林 祐希 5.0 中盤では井手口乾長友の連携と浅野の裏抜けばかりが目立ち小林は存在感を示せなかった IN:後半15分
FW 13 杉本 健勇 4.5 サイドから何度も乾、浅野の崩しがあったが杉本にはつながらなかった。攻撃のシーンでも基本的に消えていた IN:後半15分
FW 14 乾 貴士 6.0 ほぼ左サイドを完全に切り崩しており、乾のクロスから2点目につながった。左サイドでは長友や井手口とのいい連動もみれられた。 IN:後半25分
FW 18 浅野 拓磨 5.5 短い時間ながら何度も右サイドの裏に抜け相手DFラインを切り裂いたが、結果にはつなげることは出来なかった IN:後半33分
監督 ハリルホジッチ 5.5 若手戦力の育成機会としてはやや積極性にかけるスタメンだったももの交代をちゃんと使い切りサブのメンバーの状態を確認でき、試合にも勝てたという点で価値があったように思う。
試合後、ハリルホジッチ監督のコメント

──香川真司はどうして代表に来るとパッとしないのか?

 香川は長い間、けがをしていた。もちろん(今は)彼のトップフォームではない。本人にも、本来のレベルを取り戻してほしいと要求した。

出だしの20分は良かったが、その後ペースが落ちてしまった。後半、得点してからも相手にペースを握られた。これらについての分析は?(大住良之/フリーランス)

 このような形になるのは初めてではない。毎回ではないが、得点を取ったあと、止まってしまうことがたまにある。そのような時間帯で相手のCKやスローインが増えることも偶然ではない。ペナルティーエリアに入ってきて、日本の選手が少し焦る場面もあった。つまりゲームをコントロールできず、相手にそこを突かれてしまった。失点の場面も2対1の場面から簡単にクロスを上げられてしまった。そして9番の選手(ウッド)も、イングランドのチャンピオンシップ(2部リーグ)で得点王になったのが偶然ではないというプレーを見せていた。

 ただ(日本には)新しい選手がたくさんいることも考えなければならない。私も今日はいろいろと試した。チームとしてのトップフォームから程遠いことも、もちろん私は分かっている。今後の数カ月を使って、しっかりチームの状態を良くしていきたい。自らのレベルを上げないといけない選手も何人かいる。全員がトップフォームでいるわけではない。

 次の2試合目(ハイチ戦)も、新しい選手が何人か出てくる。このような形で戦うと、ハイレベルで戦うことは難しくなる。それでも私は、失点したあとに(攻撃の)形を作ってスペースを作ったことは評価したい。新たに入った選手たちが、プレーにクイックネスやスピードを与えたと思う。私も今、いろいろと探しているところだ。完ぺきなゲームでなかったことも認識しているが、勝利したので(選手を)たたえたい。

 また、対戦相手のフィジカルが強く、いいチームだったことも考慮しなければならない。コンフェデレーションズカップでは、ロシア、ポルトガル、メキシコが彼らに勝利している。大きな点差で勝った試合もあったが、どのチームも勝利するために苦しんだ。ただわれわれも、ボールをもう少し失わないようにゲームをコントロールしないといけないと思う。スピードアップはしっかりと上げて、ペースを落としてボールをもう少ししっかり扱う時は、時間をしっかり使うことも考えないといけない。

 そこまで正確にできない、あるいは相手から読まれやすいプレーになってしまったかもしれない。相手はマンツーマンの形でマークしていたが、その激しさでボールを奪われてしまった。また、このようなスリッピーなグラウンドの場合、テクニックのクオリティーも上げていかないといかない。修正点はたくさんある。これからしっかりトレーニングしないといけないが、勝利を収めた。精神的なところで、いい影響があったと思う。何度も攻撃を仕掛け、形を作り、シュートを打った姿勢も良かった。そして、あのような素晴らしいプレーから得点が生まれたのは、このチームにとっての(正当な)報酬でもある。

https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201710060006-spnavi

スタッツを一つ二つ

日本 スタッツ ニュージーランド
18 シュート 6
14 直接FK 14
0 間接FK 1
11 CK 3
1 PK 0
3 GK 16
0 オフサイド 1

キリンチャレンジカップ2017 日本vsシリア

日本 1 – 1 シリア
得点:今野 泰幸 後半13分 得点 得点:マルデク マルドキアン 後半3分
警告

採点

Pos No. 選手名 採点 寸評
GK 1 川島 永嗣 5.5 GKとして致命的なミスがあったわけではないが、結果的には1失点が試合には大きく影響した。
DF 3 昌子 源 5.0 失点シーンでクロスボールへの対応で負けて失点してしまったが、守備の強さを見せるシーンもあった。
DF 5 長友 佑都 7.0 裏を突かれることもなく裏へのボールには手堅い守備を見せた。また攻撃参加では裏への再三の突破をみせ質の高いクロスボールから1アシスト。崩しが出来る乾長友の組み合わせからのクロスで中にいる代表としては最近の珍しいポストプレーが出来るFW大迫と組み合わせもよかった。
DF 19 酒井 宏樹 5.5 縦への攻撃参加は見せたがいいクロスはあげることが出来ず、浅野との連携による崩しも上手くはまらなかった。守備ではスピード負けせずサイドの突破は防いだ。
DF 22 吉田 麻也 5.5 失点シーンを除けば中へのボールの対応は出来ていたが1-1の試合では僅かな所が気になった。崩してくる攻撃への対応は手堅く最終ラインでとめることが出来ていた。
MF 10 香川 真司 (5.0) 交代:前半10分。前半早々に相手選手と接触し肩を負傷。出場時間が短すぎるので採点は不能。
MF 16 山口 蛍 5.0 交代:後半8分。思い切った縦パスを何度か見せたが、上手く得点にはつなげることが出来なかった。
MF 17 今野 泰幸 7.0 交代:後半18分。負傷離脱中だったとは思えないプレー。裏への飛び出しからこの試合唯一の得点。MFとしても何度もボールを奪取し中盤を安定させた。
FW 8 原口 元気 5.5 交代:後半14分。豊富な運動量で攻守に顔を出したが、FWとして求められる攻撃面では決定的な仕事をすることが出来なかった。
FW 14 久保 裕也 5.5 交代:後半0分。惜しいシュートなども見せたが、決めきれなかった。汗の量が多いという解説もあり、コンディション面であまり調子がよくなかったのかもしれない。
FW 15 大迫 勇也 6.0 交代:後半40分。前半は大迫の所にまでボールが運ばれなかったので消えていたが、後半に乾長友の崩しからボールが入りだすと何度も素晴らしいプレーを見せた。得点にこそならなかったが何度も惜しい形を作った。
MF 7 倉田 秋 5.5 交代:前半10分。香川の代役として入ったが前半にはあまり見せ場を作ることが出来ず。乾が投入されたあたりからいい連携を見せた。
MF 24 井手口 陽介 6.0 交代:後半8分。交代で入って十分に代役を果たして見せた。大事なシーンでのボール奪取を何度も見せ相手の攻撃の目をつんだ。
FW 4 本田 圭佑 6.0 交代:後半0分。久保との交代でプレーの流れを変えた。ボールをキープしポゼッションをしながら連動するいい働きを見せた。
FW 9 岡崎 慎司 (5.0) 交代:後半40分。採点不能。出るのが遅すぎて攻撃の形を作る前に試合が終わってしまった。
FW 11 乾 貴士 6.5 交代:後半14分。素晴しいドリブルで左サイドを何度も切り裂いた。長友大迫本田と連動して登場してからは乾が日本の流れを作った。代表のプレーとしては乾がプレーした中でも屈指の試合だったのではないかと思う。
FW 18 浅野 拓磨 5.0 交代:後半18分。裏への攻撃を何度か見せたがいいクロスを折り返すことが出来なかった。足のコンディションが悪いという事なので心配が残るプレーだった。
監督 ハリルホジッチ 5.5 負傷中で試合を離れていた今野をスタメンで選び見事に今野が得点。試合は引き分けとなったが、W杯の試合ではないので、新しい事を試せたのが収穫だったのではないだろうか。インサイドハーフの形や新しい選手を何人か試し選手が入れ替わった場合のパターンはいくつか増やせていた。ただし 6人交代できることを考えるともっと大幅にスタメンの選手を変えてテストする事も出来たので、消極的なテストになっていたのは気になる。特にGKに既に実力の分かっている川島を使ったりしているのは理解に苦しむ。
試合前後のハリルホジッチ監督のコメント

なぜ代表経験十分の森重真人を外し、三浦弦太を初招集したのか

「なぜ三浦を呼んだかと言えば、ここ2か月のパフォーマンスが良かった。若い選手を招集するのはこれが初めてではないですよね。いわば、選手全員へのメッセージです。現時点で良いパフォーマンスをしている選手を呼ぶ。これが私の仕事なのです。

 前回(今年3月)は今野(泰幸)を呼びました。34歳ですけどね。一方で今回声をかけた三浦は若いです。ただ、呼んだからといって明日のシリア戦でプレーさせるかは分からない。ただ、1年後、2年後はどうでしょうか?

http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=26529

負傷離脱中の今野泰幸が招集された理由

指揮官は「守備面、攻撃面、ヘディングも強い。今野のような選手はなかなかいない」と高く評価している。

さらに会見では、代表チーム全体で今野の状態を熱心に追っていると明かされた。

「我々のスタッフも向こうに送って、クラブの方々と密に連携を取ってもらっています。もしかしたら、5月28日辺りにフレンドリーマッチがあるかもしれない。45分間か、60分間ぐらいは出てほしい。それから6月4日の試合、それができればいいかなと思います。そこが良ければしっかり合流してもらって、シリア戦でどうにかなるかなという状態だと思います」

http://www.goal.com/jp/news/2320/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BB%A3%E8%A1%A8/2017/05/25/35825752/%E8%B2%A0%E5%82%B7%E9%9B%A2%E8%84%B1%E4%B8%AD%E3%81%AE%E4%BB%8A%E9%87%8E%E6%B3%B0%E5%B9%B8%E3%81%8C%E6%8B%9B%E9%9B%86%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%90%86%E7%94%B1%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%83%8F%E3%83%AA%E3%83%AB%E3%81%AE%E8%A8%80%E8%91%89%E3%81%AB%E8%A6%8B%E3%81%88%E3%82%8B%E5%9C%A7%E5%80%92%E7%9A%84%E3%81%AA%E4%BF%A1%E9%A0%BC

日本代表の印象

 昌子、井手口などの新しいメンバーのテストをしており、それなりのいい成果を手に入れていた。日本の課題としてはやはり怪我中の今野を使わざるを得ない状況のDMF。DMFは決まった選手がいない中、長谷部が怪我と選手選考が難しくなっている所に井手口を上手く使いDFMの問題に一応の対策を見せた。ただ負傷離脱中だった今野をこれ以上使えるのかは不安が残るので、今野は根本的な対策にはなっていないと思う。
 また乾、大迫、長友の好調で、特に乾はこの試合では素晴しい出来だったといっていいと思う。後半の乾長友大迫の連携は相手を圧倒した。失点シーン自体は防げないものではなかったので、しっかりと守備が出来れば1-0で勝てた可能性もある。
 ただし、この試合で香川が負傷したのは心配な点。今の日本代表は手術をした長谷部、元々負傷離脱中だった今野、今回怪我をした香川、コンディションが不安定な本田と主力選手に不安が残る。

試合の総評

 試合は雨の中行われており、条件はよくなかった。試合は1-1の引き分けとなったが、必ずしも日本代表の問題が大きかったともいえない。シリアのチームが思った以上にいいチームでいい仕上がりを見せていた。

スタッツを一つ二つ

16 シュート 11
10 直接FK 9
6 間接FK 1
6 CK 2
0 PK 0
8 GK 18
6 オフサイド 1

親善試合 日本vsオマーン 4-0

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キリンチャレンジカップ 2016

サッカー日本代表は、ワールドカップアジア最終予選のサウジアラビア戦にむけた強化試合でオマーンと対戦し、4対0で快勝しました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161111/k10010765881000.html

この試合は見たのだけど露骨に「親善試合」でオマーンにやる気が見られなかったので寸評や採点は意味がないと思ったのでなしで。あえて特筆すべきとしたら大迫と清武の連携がよかった点と代表に何故か呼ばれなかった斉藤などがやっぱり良いプレーをしたくらい。まあ全体的には、試合結果的にも選手の能力的にも特に変わった所もない順当な結果だった。

試合のハイライト動画


https://www.youtube.com/watch?v=vZ7IdCoEfEw

この試合の問題点

代わりといっては何だけど、別の問題点がある。

 ・試合日程と選手選考の組み合わせ

まず試合日程だけど、試合間隔が詰まりすぎている。移動日がある代表戦そして親善試合ではない負けれないW杯予選がある。その割には試合間隔が狭すぎる。サブの選手の育成のための時間も必要なので、割り切って若手を試す試合にするのならば何の問題もない。しかし明らかにコンディション調整が難しそうな本田なども試合に出てしまっていた。

確かに大迫や斉藤など本来実力が十分があるのに出場機会がない選手や本来控えの選手を育てたいCBなどでサブ起用できていたのは素晴しい点ではあったが、普段のスタメン選手は一人も出さない位の割り切りでちょうど良い日程だったと思う。何故か不思議なことに親善試合でもまだ勝ちにいっていた。サポーターだって麒麟チャレンジカップは勝ち負けよりも可能性を見に行く試合だと思うんだよ。

キリンチャレンジカップ 日本 vs イラク

日本 4-1 イラク
本田圭佑(前半5分)
槙野智章(前半9分)
岡崎慎司(前半33分)
原口元気(後半39分)
得点
警告 サド・アブドゥラミル(前半37分)

キリンチャレンジカップ2015 SAMURAI BLUE(日本代表) 対 イラク代表【6-11(木)@日産スタジアム】  JFA|公益財団法人日本サッカー協会

採点

選手 採点 寸評
GK 川島永嗣 4.5 ミスが目立った
DF 長友佑都 6.0 後半まで運動量が落ちず、前線の攻撃陣が入れ替わり組み立て出来なくなってからは攻撃参加も目立った
DF 槙野智章 6.5 無失点に抑え、得点も決めた
DF 吉田麻也 5.5 クリアミスはあったが、それ以外は安定した守備をみせた
DF 酒井高徳 5.5 運動量も多く、右サイドの攻撃組み立てにかなり機能した
MF 柴崎岳 7.0 攻撃の基点となり効果的に機能した
MF 香川真司 5.5 マークが厳しく決定的な仕事は出来なかった
MF 長谷部誠 6.0 中盤の守備で効果的に機能した
FW 本田圭佑 6.5 1得点を決め連携した右サイドからの崩しも見せた
FW 岡崎慎司 7.0 決定機を何度も見せ1得点、いつもどおり守備にも献身的に動いた
FW 宇佐美貴史 6.5 スタミナ不足が気になったが、アシストをし何度も決定機を作り出した
途中出場
FW 大迫 5.5 ポストプレーやハイボールの競り合いなど岡崎とは違う特色を見せた
FW 武藤 5.0 意欲は見せていたが見せ場はなかった
FW 永井 5.5 スピードが速く、意外と山口や大迫との連携のよさも見せた
FW 原口 6.5 途中交代からゴールし短い時間で結果を出した
FW 山口 6.5 守備だけではなくパスも永井や大迫などと連携が取れており見るべき点があった
FW 谷口 5.0 守備的役割を期待で入ったが長谷部と比べるとややボールが取りきれない
監督 ハリルホジッチ 6.5 アジアでは強豪の部類に入るイラクを相手に4-0は十分な結果。W杯前後で落ち込んでいた日本代表を立て直し、若手をセオリー通り起用した。当たり前のことを当たり前に積み重ねただけと思う人もいるかもしれないが、組織の思惑などで選ばれない選手をしっかり選び実力で評価するというのは実際は大変な事だろう。
試合後、ハリルホジッチ監督のコメント

われわれはかなりいい試合をした。そして効果的だった。ディフェンスも素晴らしいポジションを取っていた。いくつかのプレーはオフェンス面でもハイレベルだった。少し慌てたシーンもあったが、もう少し点は取れたと思う。この美しい勝利には満足したい。選手にはおめでとうと言いたいし、全国民の皆さんにはありがとうと言いたい。

試合前のハリルホジッチ監督のコメント

選手のトレーニングに対する姿勢には敬意を表したい。ただし川又(堅碁)が少しけがをしたのは残念だ。ももに衝撃があってトレーニングができない状態だ。清武(弘嗣)も右足に少し問題がある。大したけがではないが、リスクをとらないようにしたい。そのために永井(謙佑)を呼んでトレーニングさせた。

http://sports.yahoo.co.jp/sports/soccer/japan/2015/columndtl/201506100007-spnavi

永井のスピードには見るべきものも感じたのではないだろうか。

日本代表の印象

岡崎、香川、宇佐美、本田の4人は明らかにレベルが高く、しかも新しく加入した宇佐美や柴崎も十分連携が出来ており、イラク代表と比べると中盤から前ではかなりの差を感じた。ただ、守備面やスタミナ面では明らかに課題も残っており、運動量は後半急激に落ちたのでスタミナ不足が目に付いた。また守備力も途中交代したメンバーはボール奪取に苦労しており、組み立てで岡崎や長友などの本来違う役割だったスタメンに頼る部分が多かった。スタメンと比べ、武藤、原口、永井あたりを投入してからは若干守備の問題があり、相手のボール保持時間が増えた。これらの問題は恐らくチームとしての役割や連携を重視すれば改善しそうなだけに、代表全体がサブメンバーをどう生かすかが大事だろう。その後交代で入った山口は十分柴崎の代役を出来ており、特に大迫や永井と山口の組み立てや連携ではかなり見るべき点があったと思う。

試合の総評

もう少し強い相手でなければこのチームのポテンシャルを測るのは難しかったと思うが、イラク代表も平均年齢の若いチームで、日本代表でいえばサブで入った若いメンバーの方が中心になって作られているようなチームだったので、同年代で見れば後半の交代してからの試合内容程度の実力差だったのではないかと思った。

試合のハイライト動画

個人的に気になった点とか

個人的に一番気になったのは、長谷部の交代前と長谷部の交代後の変化。正直前線が変わってもボールがつなげなくなりロスト率は上がったが、急激に攻められやすくなった分けではないと思った。しかし長谷部交代後は相手の攻撃が目立ちだした。長谷部の交代要員は今の所、谷口では荷が重いのではないかと思う。以前アギーレ時代に森重がアンカーをやったときにかなり機能していたので、守備力としてみれば森重なんかも結構有力なのではないかと。

日本 vs ウズベキスタン

日本 5-1 ウズベキスタン
青山敏弘(前半6分)
岡崎慎司(後半9分)
柴崎岳(後半35分)
宇佐美貴史(後半38分)
川又堅碁(後半45分)
得点 トゥフタフジャエフ(後半37分)
警告 L・トゥラエフ(後半5分)

採点

選手 採点 寸評
GK 川島永嗣 5.0 相手のシュート数が少なく日本ペースだった試合での失点があり、スタメンのGKとしては不安が残る部分も
DF 森重真人 6.5 吉田がいないDFラインで安定した守備を見せ、相変わらず謎の攻撃力も健在でテクニカルなアシストも記録した
DF 内田篤人 6.0 素晴らしい守備で右サイドをほぼ完全に押さえ込んだ。攻撃では目立たなかった
DF 酒井高徳 6.0 怪我人が多い日本代表のSBの中で安定してプレーできており、プレー以外でもコンディションの安定感が目立った
DF 昌子 源 5.0 吉田がいない中それなりのプレーを見せたが、吉田森重を抑えてスタメンで出れる要素もなかった
MF 今野泰幸 5.5 本来は秘めている高い守備力があるものの若干プレーが以前の代表のように遅めだった。偶に見られる縦への攻撃参加では何度かいい形を作っており、速攻にも対応できるポテンシャルは感じた
MF 青山敏弘 7.0 素晴らしいシュートで1得点。先制点を日本にもたらした事で、相手の攻撃を引き出し裏のスペースを使える試合展開を期待できるようになった戦術的に価値が高いゴールだった
MF 香川真司 6.0 厳しいマークが常に付いており、決定的な仕事は出来なかったが相手を引き付ける役割としては機能した
FW 岡崎慎司 6.5 得点も記録。守備でも献身的に戻り攻守に機能した
FW 本田圭佑 5.5 チームが速攻主体で見せ場が少なくなっていたが、交代した柴崎宇佐美と比較すると守備での良さが際立った
FW 乾 貴士 5.5 運動量が多くアグレッシブでどこにでも顔を出したが、アグレッシブすぎるドリブルでのこねすぎや、チャレンジしすぎてのロストもあった
途中出場
FW 川又堅碁 10分程度の短い出場時間で得点するなど、結果を残した
FW 宇佐美貴史 7.0 Jリーグ以外でもあのボールを持った時の違いを見せれる事を証明した。守備にも良く戻ったが純粋に守備能力自体が低いという点は否めない部分があった
FW 大迫勇也 5.0 アシストは記録したが、サイドでは攻撃での連携があまり上手く言っておらずミスも気になった。
FW 柴崎 岳 6.0 岡崎からのプレゼント的なゴールになるが、攻撃でのよさを見せた。守備は相変わらず不安が残る
SB 太田宏介 6.5 課題も感じたが、相変わらずの素晴らしいクロスから1アシスト。怪我人が多いSBの控えとしては素晴らしいプレー。
MF 水本裕貴 6.0 ボランチで守備的にプレーする選手が長谷部今野と高齢化している中で、その代役としての可能性を感じさせた
監督 ハリルホジッチ 7.5 様々なテストをしながらアジアではそれなりに強いウズベキスタンを相手にしっかりと結果を残した。チームを崩壊させず若手を混ぜる事に成功し、長谷部遠藤という高齢化したボランチの代案、吉田以外のCBというテスト、長友内田という怪我人以外のSB、宇佐美柴崎という一長一短の個性のチームへの融合、ありとあらゆる事を同時に試しながら、アジアでも日本代表が苦手とする強豪相手に5-1という結果は考えられる結果の中でもほぼ最高に近いのではないか。更に、交代策はほぼ全て成功しており、交代した選手や若手の多くが得点にからんだ。メンバー的に非常に多様な選択しがある事、ポゼッションを重視した以外の戦術も機能する事を証明したといえると思う。今回は日本のホームで親善試合だったという点もあるので、重要な試合で対策されてもこれが安定して何度も再現できるのかどうかという課題は残している。
試合後、ハリルホジッチ監督のコメント

本当にスペクタクルで良い試合だった。ウズベキスタンは諦めないで最後まで向かってくる素晴らしいチームだと思った。でも日本はきちんとオーガナイズされたチームでたくさんゴールを決めることができた。選手たちに「ブラボー! おめでとう」と言いたい。

(収穫は)まず5-1で勝ったこと。ウズベキスタンは強いチームで、そこに5-1で勝ったが、まだ修正すべき点はある。

http://live.sportsnavi.yahoo.co.jp/live/sports/soccer_japan/3803

「先に高い位置から行けといった。ただ、第1ラインと第2ラインがスペースを空けていたのでそれを修正した。ピッチ上で後半は罠を作った。(守備)ブロックを作ってスペースを空け、相手に攻めさせた。そしてカウンターから4点を奪った」

http://news.livedoor.com/article/detail/9955583/

後半の相手にボールを持たせたあとのカウンターは作戦だったという事が分かる。

日本代表の印象

以前のポゼッションを主体としたスペインやバルセロナのようなパスサッカーではなく、かなり速いペースで攻撃する速攻カウンター型の戦術を採用しており、ザックジャパン時代と比べ明らかな戦術の変更がされていた。またこの速攻が必ずしも機能したとはいえない部分もあったが、早めのミドルも一定数打つ事で相手のDFラインが下がってしまう問題への対処をしているなど、細やかな部分もあった。これにより、以前の日本がポゼッションした時に、相手にドン引きされてバイタルだけ密度をあげてショートパス対策されてしまうと攻め手がなくなってしまう問題にある程度対応したといえるのではないだろうか。以前の日本は高さ勝負しないためクロスが効かず、つなぐためにミドルもあまり打たないし、つなぐために攻めが遅くなり相手に引かれてしまう問題があった。これは、それに対するハリルジャパンの回答といえるのではないだろうか。ただし、これもまだ戦術を見せたばかりなので相手の国も対応してきていないだけという可能性は残しているし、あまり日本代表に苦しくなるシーンがなかったので、押し込まれた時にどう対処するかなど、強豪相手にこれが通用するのかどうかもよく分からない部分は残しているとは思う。

試合の総評

ウズベキスタンのコンディション面にも課題があったのか日本代表が優れていたのか、終始日本のペースで試合が進み結果的には日本の圧勝といっていい内容。ただし、得点は後半に集中しており、試合終了10分前の本田香川が抜けた後に4得点という点は注目に値するだろう。実際には1-0の状態で試合は進んでいたのだから。


https://www.youtube.com/watch?v=-sH23EQF6fE

今見ると違って見えるアジア杯のインタビュー

この試合を見た後、以前に読んだ豊田のインタビューを思い出さざるを得なかった。

「今の日本代表は、みんなが圭佑(本田)にボールを集めるというチームです。圭佑もそれを要求するし、たしかにあいつは本当に上手いんですよ。圭佑としては、”つないで攻めたい”という気持ちはあったんでしょう。(1-1で迎えたUAE戦の終盤も)わざわざショートコーナーにするくらいでしたからね。アジアレベルならそのやり方で勝たないといけないし、勝てるはず、負けるはずはない、という彼なりの自信があったんだと思います」

 豊田は一度言葉を切ってから、こう継いだ。

「でも、そうだとすると僕は”どうやったらこのチームで生きるのか”というのを悩んでしまった。自分が中心選手ではない中、それは我慢するしかないんですけどね。例えば東アジア選手権のときは、”選手全員が優勝に向かい、一丸となって戦った”という手応えが残りました。それが今回は感じられなかった。UAEを相手に、最後まで意地を張ったようなプレイを続けて負けてしまったわけで……。その点は、ブラジルW杯の代表と同じでしたね」

http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/jfootball/2015/03/18/post_882/index2.php

今でも豊田やハーフナーなども、ちゃんとタワーを考慮した戦術でならそれなりに機能したのではないかという気はするし、パワープレイなど負けているときにどういう方法で対応するかは今でも試行錯誤する余地があると思っている。今日は確かに本田は王様ではなかったし、本田をトップ下にしてボールを集めれば本田のよさや能力はもっと発揮できただろう。ただ、チームとしての総合力でどのスタイルが強いのかを考えた時に、今のコンディション不良の本田を王様にするスタイルが一番強いとは思えないし、それが今日の結果には如実に出ているのではないだろうか。実際ミランで求められるようなサイドでの動きで勝負してもチュニジア戦のように必ずしも本田が消えてしまうわけではない。ミランで苦しむ今の本田はそれも恐らく自分で理解しているのではないだろうか。