キリンチャレンジカップ2017 日本vsシリア

日本 1 – 1 シリア
得点:今野 泰幸 後半13分 得点 得点:マルデク マルドキアン 後半3分
警告

採点

Pos No. 選手名 採点 寸評
GK 1 川島 永嗣 5.5 GKとして致命的なミスがあったわけではないが、結果的には1失点が試合には大きく影響した。
DF 3 昌子 源 5.0 失点シーンでクロスボールへの対応で負けて失点してしまったが、守備の強さを見せるシーンもあった。
DF 5 長友 佑都 7.0 裏を突かれることもなく裏へのボールには手堅い守備を見せた。また攻撃参加では裏への再三の突破をみせ質の高いクロスボールから1アシスト。崩しが出来る乾長友の組み合わせからのクロスで中にいる代表としては最近の珍しいポストプレーが出来るFW大迫と組み合わせもよかった。
DF 19 酒井 宏樹 5.5 縦への攻撃参加は見せたがいいクロスはあげることが出来ず、浅野との連携による崩しも上手くはまらなかった。守備ではスピード負けせずサイドの突破は防いだ。
DF 22 吉田 麻也 5.5 失点シーンを除けば中へのボールの対応は出来ていたが1-1の試合では僅かな所が気になった。崩してくる攻撃への対応は手堅く最終ラインでとめることが出来ていた。
MF 10 香川 真司 (5.0) 交代:前半10分。前半早々に相手選手と接触し肩を負傷。出場時間が短すぎるので採点は不能。
MF 16 山口 蛍 5.0 交代:後半8分。思い切った縦パスを何度か見せたが、上手く得点にはつなげることが出来なかった。
MF 17 今野 泰幸 7.0 交代:後半18分。負傷離脱中だったとは思えないプレー。裏への飛び出しからこの試合唯一の得点。MFとしても何度もボールを奪取し中盤を安定させた。
FW 8 原口 元気 5.5 交代:後半14分。豊富な運動量で攻守に顔を出したが、FWとして求められる攻撃面では決定的な仕事をすることが出来なかった。
FW 14 久保 裕也 5.5 交代:後半0分。惜しいシュートなども見せたが、決めきれなかった。汗の量が多いという解説もあり、コンディション面であまり調子がよくなかったのかもしれない。
FW 15 大迫 勇也 6.0 交代:後半40分。前半は大迫の所にまでボールが運ばれなかったので消えていたが、後半に乾長友の崩しからボールが入りだすと何度も素晴らしいプレーを見せた。得点にこそならなかったが何度も惜しい形を作った。
MF 7 倉田 秋 5.5 交代:前半10分。香川の代役として入ったが前半にはあまり見せ場を作ることが出来ず。乾が投入されたあたりからいい連携を見せた。
MF 24 井手口 陽介 6.0 交代:後半8分。交代で入って十分に代役を果たして見せた。大事なシーンでのボール奪取を何度も見せ相手の攻撃の目をつんだ。
FW 4 本田 圭佑 6.0 交代:後半0分。久保との交代でプレーの流れを変えた。ボールをキープしポゼッションをしながら連動するいい働きを見せた。
FW 9 岡崎 慎司 (5.0) 交代:後半40分。採点不能。出るのが遅すぎて攻撃の形を作る前に試合が終わってしまった。
FW 11 乾 貴士 6.5 交代:後半14分。素晴しいドリブルで左サイドを何度も切り裂いた。長友大迫本田と連動して登場してからは乾が日本の流れを作った。代表のプレーとしては乾がプレーした中でも屈指の試合だったのではないかと思う。
FW 18 浅野 拓磨 5.0 交代:後半18分。裏への攻撃を何度か見せたがいいクロスを折り返すことが出来なかった。足のコンディションが悪いという事なので心配が残るプレーだった。
監督 ハリルホジッチ 5.5 負傷中で試合を離れていた今野をスタメンで選び見事に今野が得点。試合は引き分けとなったが、W杯の試合ではないので、新しい事を試せたのが収穫だったのではないだろうか。インサイドハーフの形や新しい選手を何人か試し選手が入れ替わった場合のパターンはいくつか増やせていた。ただし 6人交代できることを考えるともっと大幅にスタメンの選手を変えてテストする事も出来たので、消極的なテストになっていたのは気になる。特にGKに既に実力の分かっている川島を使ったりしているのは理解に苦しむ。
試合前後のハリルホジッチ監督のコメント

なぜ代表経験十分の森重真人を外し、三浦弦太を初招集したのか

「なぜ三浦を呼んだかと言えば、ここ2か月のパフォーマンスが良かった。若い選手を招集するのはこれが初めてではないですよね。いわば、選手全員へのメッセージです。現時点で良いパフォーマンスをしている選手を呼ぶ。これが私の仕事なのです。

 前回(今年3月)は今野(泰幸)を呼びました。34歳ですけどね。一方で今回声をかけた三浦は若いです。ただ、呼んだからといって明日のシリア戦でプレーさせるかは分からない。ただ、1年後、2年後はどうでしょうか?

http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=26529

負傷離脱中の今野泰幸が招集された理由

指揮官は「守備面、攻撃面、ヘディングも強い。今野のような選手はなかなかいない」と高く評価している。

さらに会見では、代表チーム全体で今野の状態を熱心に追っていると明かされた。

「我々のスタッフも向こうに送って、クラブの方々と密に連携を取ってもらっています。もしかしたら、5月28日辺りにフレンドリーマッチがあるかもしれない。45分間か、60分間ぐらいは出てほしい。それから6月4日の試合、それができればいいかなと思います。そこが良ければしっかり合流してもらって、シリア戦でどうにかなるかなという状態だと思います」

http://www.goal.com/jp/news/2320/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BB%A3%E8%A1%A8/2017/05/25/35825752/%E8%B2%A0%E5%82%B7%E9%9B%A2%E8%84%B1%E4%B8%AD%E3%81%AE%E4%BB%8A%E9%87%8E%E6%B3%B0%E5%B9%B8%E3%81%8C%E6%8B%9B%E9%9B%86%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%90%86%E7%94%B1%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%83%8F%E3%83%AA%E3%83%AB%E3%81%AE%E8%A8%80%E8%91%89%E3%81%AB%E8%A6%8B%E3%81%88%E3%82%8B%E5%9C%A7%E5%80%92%E7%9A%84%E3%81%AA%E4%BF%A1%E9%A0%BC

日本代表の印象

 昌子、井手口などの新しいメンバーのテストをしており、それなりのいい成果を手に入れていた。日本の課題としてはやはり怪我中の今野を使わざるを得ない状況のDMF。DMFは決まった選手がいない中、長谷部が怪我と選手選考が難しくなっている所に井手口を上手く使いDFMの問題に一応の対策を見せた。ただ負傷離脱中だった今野をこれ以上使えるのかは不安が残るので、今野は根本的な対策にはなっていないと思う。
 また乾、大迫、長友の好調で、特に乾はこの試合では素晴しい出来だったといっていいと思う。後半の乾長友大迫の連携は相手を圧倒した。失点シーン自体は防げないものではなかったので、しっかりと守備が出来れば1-0で勝てた可能性もある。
 ただし、この試合で香川が負傷したのは心配な点。今の日本代表は手術をした長谷部、元々負傷離脱中だった今野、今回怪我をした香川、コンディションが不安定な本田と主力選手に不安が残る。

試合の総評

 試合は雨の中行われており、条件はよくなかった。試合は1-1の引き分けとなったが、必ずしも日本代表の問題が大きかったともいえない。シリアのチームが思った以上にいいチームでいい仕上がりを見せていた。

スタッツを一つ二つ

16 シュート 11
10 直接FK 9
6 間接FK 1
6 CK 2
0 PK 0
8 GK 18
6 オフサイド 1

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