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欧州のリーグランキング

欧州のリーグの強弱はELOを見ればだいたい分かる

 よくヨーロッパサッカーのリーグの強弱について、推論でどこが強いとか弱いとかいう論争があるのだけど。例によって欧州のサッカーはCLやELがあって直接チームが対決するのでELOレーティングが算出できて大体どのリーグが強いのかは大筋の目安は比較的簡単に出る。しかもリーグごとの強弱の場合試合数が多くなるのでチームごとの強さのランキングより更に精度が高くでる。後は統計を見るだけで得に論争になる部分はないのではないだろうか。

EUR Europe
UCL UCL (10 teams) ⌀1611
UEL UEL (66 teams) ⌀1450
ENG England
Level 1 (20 teams) ⌀1759
Level 2 (24 teams) ⌀1506
ESP Spain
Level 1 (20 teams) ⌀1722
Level 2 (22 teams) ⌀1508
GER Germany
Level 1 (18 teams) ⌀1678
Level 2 (18 teams) ⌀1461
ITA Italy
Level 1 (20 teams) ⌀1621
Level 2 (19 teams) ⌀1391
FRA France
Level 1 (20 teams) ⌀1591
Level 2 (20 teams) ⌀1390
POR Portugal
Level 1 (18 teams) ⌀1494
NED Netherlands
Level 1 (18 teams) ⌀1437
AUT Austria
Level 1 (12 teams) ⌀1464
UKR Ukraine
Level 1 (12 teams) ⌀1443
SUI Switzerland
Level 1 (10 teams) ⌀1476
GRE Greece
Level 1 (16 teams) ⌀1403
RUS Russia
Level 1 (16 teams) ⌀1528
CRO Croatia
Level 1 (10 teams) ⌀1390
BEL Belgium
Level 1 (16 teams) ⌀1463
CZE Czechia
Level 1 (16 teams) ⌀1383
TUR Turkey
Level 1 (18 teams) ⌀1452
CYP Cyprus
DEN Denmark
Level 1 (14 teams) ⌀1384

http://clubelo.com/Ranking

クラブのELOレーティングを出している、clubelo.com の現時点のスタッツを一部抜き出すとこうなっている。⌀で書かれた部分がELOレーティング。 わかりにくいかもしれないので、リーグの順位だけを抜き出すと

リーグのELOランキング

1位:イングランド
2位:スペイン
3位:ドイツ
4位:イタリア
5位:フランス
6位:ロシア
7位:ポルトガル
8位:ベルギー
9位:オーストリア
10位:スイス
11位:トルコ
12位:ウクライナ
13位:オランダ
14位:ギリシャ
15位:クロアチア
16位:チェコ

という順位に。

FIFAランキングとELOランキング

最新FIFAランク発表:日本は5つダウンもアジア2番手

 国際サッカー連盟(FIFA)は25日、最新のFIFAランキングを発表した。コパ・アメリカでグループリーグ敗退に終わった日本代表は前回の28位から33位に後退したが、アジア2番手を維持している。

 上位ではベルギーが首位をキープ。母国開催のコパ・アメリカを制したブラジルがフランスと入れ替わり、3位から2位に浮上した。CONCACAF(北中米カリブ海サッカー連盟)ゴールドカップで優勝を飾ったメキシコも6つ順位を上げて12位。最もランクアップを果たしたのはアフリカネイションズカップ制覇のアルジェリアで、前回の68位から40位に上昇している。

 また、アジア勢ではイランが20位から23位に順位を落としながらも最上位。3番手に37位の韓国、4番手に46位のオーストラリア、5番手に62位のカタールと続いている。

https://web.gekisaka.jp/news/detail/?280310-280310-fl

この10年のナショナルチームのELOレーティングでみる平均順位

FIFA ランキングが発表されたが、このランキング様々な計算方法の細かい変更が続いているものの相変わらず現実的なランキングとはかなり隔たりがあることが有名で、W杯の予想においては人間が適当に予想したほうがランキングより常に結果が近いというデータもあるらしく、あまり信憑性がないものになっている。一方で ELO レーティングは一定の信用度があると考えられており実際にFIFAランキングでの予想よりは予想精度が高い傾向がある。ただしELOレーティングはデータにするための試合数がある程度以上ないと精度が落ちてしまうので、実は数年分の平均値で出すほうがナショナルチームの試合数の少なさをカバーできて良いような気がする。

 そこで、ちょっと調べてみた。2009 年から 2019 年にかけて、この 10 年の ELO レーティングの平均値で算出されるナショナルチームのランキング。

平均ELOレーティング

1 Brazil145 games 2082.45
2 Spain133 games 2058.04
3 Germany136 games 2053.55
4 Netherlands121 games 1990.76
5 Argentina142 games 1988.16
6 England120 games 1942.96
7 France135 games 1928.97
8 Portugal129 games 1917.64
9 Chile145 games 1905.72
10 Italy125 games 1900.88
11 Uruguay130 games 1900.49
12 Colombia118 games 1895.44
13 Mexico185 games 1868.53
14 Croatia116 games 1865.81
15 Belgium115 games 1822.86
16 Switzerland106 games 1821.64
17 Sweden127 games 1816.40
18 Ecuador109 games 1796.57
19 Russia113 games 1789.86
20 Ukraine104 games 1783.24
21 Denmark107 games 1781.88
22 United States171 games 1777.71
23 Japan153 games 1764.03
24 South Korea151 games 1751.95
25 Serbia106 games 1751.15
26 Peru120 games 1751.07
27 Turkey110 games 1750.03
28 Ireland114 games 1748.37
29 Czech Republic105 games 1747.76
30 Australia125 games 1740.92
31 Paraguay118 games 1737.77
32 Costa Rica160 games 1735.32
33 Romania101 games 1732.96
34 Iran130 games 1732.31
35 Poland117 games 1730.75
36 Ivory Coast127 games 1725.11
37 Bosnia and Herzegovina97 games 1722.90
38 Greece108 games 1716.53
39 Venezuela116 games 1706.55
40 Scotland85 games 1691.80

https://www.international-football.net/average-elo-ratings

 FIFAランクと比べて、こちらの方が遥かに直感的な感覚に近い順位なのではないかと思う。ELOのランキングの中でも、こういう一定以上の期間を取って出したランキングの方がより近く感じるのではないかと思う。

長谷川健太の右肩上がりの勝率

@OptaJiro

51.6 – 長谷川健太のJ1での勝率は51.6%。ガンバ大阪の監督としては、西野 朗次ぐ高い勝率(52.5%)。終了。

https://twitter.com/optajiro/status/905737730742599680

確か前に調べた有名じ日本人監督の勝率では

西野朗 52.88 % (勝数は最多)
関塚 隆 52.68 % (1試合あたりの得点数は日本人監督では歴代2位)
レヴィー クルピ 50.56 %
長谷川健太 44 %
反町 康治 43.88 %
岡田武史 43 %
早野宏史 41 %
原博実 41 %

http://football.ologies.net/2015/02/27/kantoku/

44%からココに来て51%まで伸ばしていることに成る。ちなみに今の日本代表の森保一監督はJリーグでの勝率が48.1%。

コパ・アメリカ2019 デュエル勝率が大会ワースト 日本代表

@OptaJiro

41.3% – 日本代表はコパ・アメリカ2019で、デュエル勝率が大会ワーストだった。

56.6 – ウルグアイ
54.6 – ブラジル
53.9 – コロンビア
52.2 – チリ
52.2 – カタール
51.4 – ペルー
50.0 – エクアドル
48.8 – ベネズエラ
47.5 – アルゼンチン
47.0 – パラグアイ
44.6 – ボリビア
41.3 – 日本

https://twitter.com/OptaJiro/status/1143819233094017024

 日本ではコパ以後、ドリブルで仕掛けてロストした中島たたきや、シュートを外した上田たたきなどが激しいが、個人的な意見では中島がドリブルで仕掛けたことが問題だとは全く思わない。仕掛けた後取られる事が問題なのであって、どこで仕掛けようと取られずに抜けるのならば全く問題ないと思う。取られるからドリブル仕掛けるのをやめようパスしようというのでは一生日本は勝てないままなのではないかと思ってる。仕掛けた上に抜く必要がある。
 得点も同じで、シュートを打って入れる必要がある。打ったことはむしろ褒められる事であっても叩かれる要素では一切ないと思う。むしろシュートがほとんど打てなかった攻撃の選手こそ反省するべきで、シュートを打って外した上田や前田は特に大した問題とは思えない。後はゴールできるようにシュートの質を上げればいい。シュートが打てなかった選手はシュートを打つ練習が必要でよりゴールには遠い選手なのではないかと。

4大リーグ1部リーグのみのゴールアシスト累計ランキング

4大リーグ1部リーグのみのゴールアシスト累計ランキング

29: 名無しさん@恐縮です 2019/03/21(木) 21:17:58.58 ID:i9WK1EiR0
>>5
4大リーグ1部リーグのみのゴールアシスト累計ランキング
(Transfer Markt調べ 2017-18シーズンまで)

右端はゴールアシストの合計スコアポイント
(アシスト数詳細不明の選手は?扱い)

香川 184試合 47G45A 92
岡崎 221試合 51G14A 65
清武 121試合 18G32A 50
乾 164試合 18G26A 44
長友 186試合 15G16A 31
武藤 66試合 20G10A 30
大迫 108試合 15G15A 30
森本 109試合 19G9A 28
長谷部 260試合 7G21A 28
奥寺 234試合 26G?A ?
中田英 203試合 25G?A ?
高原 135試合 25G?A ?
本田 81試合 9G10A 19
内田 104試合 1G14A 15
酒井高徳 170試合 2G11A 13
原口 91試合 4G8A 12
中村 93試合 11G?A ?
吉田 129試合 6G3A 9
大久保 48試合5G1A 6
宇佐美 34試合 2G2A 4
酒井ゴリ 92試合 2G2A 4
小野 29試合 0G4A 4
家長 18試合 2G1A 3
伊藤 20試合 0G3A 3
宮市 17試合 0G2A 2
城彰二 15試合 2G?A ?
小笠原 6試合 1G?A ?
名波 24試合 1G?A ?
浅野 15試合 1G0A 1
柴崎 21試合 1G0A 1
カズ 20試合 1G0A 1
長澤 11試合 0G1A 1
矢野貴章 15試合 0G1A 1

http://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1553169357/

こうやって見ると知名度と数値が大体一致しているような気がする。今いる選手でやや過小評価なのは清武。清武は一時期欧州でも屈指のクロス精度として海外メディアのスタッツで取り上げられていたくらいアシスト精度が高い時期があったのに代表では居場所が作れなかった。あと武藤は安定している。面白いスタッツだと思ったのでメモ。

50m 走 5.75秒より速いタイムの日本人はいない

50m走の記録

日本記録 朝原宣治 5秒75
世界記録 ウサイン・ボルト 5秒47

 50m走の日本記録は、100mでも日本歴代4位となる10秒02の記録がある朝原宣治が持つ5秒75。世界記録保持者のウサイン・ボルトでさえ5秒47だ。つまり、毎年甲子園には日本記録を上回る選手が何人も出場しているということになる。

「野球選手がみんな申告通りのタイムを競技場で出せたら、100mで日本人が9秒台を出すのにこんなに時間がかかっていませんよ(笑)。俊足のひとつの基準なんだろうけど、陸上選手と比べるなら測定の方法や気象条件くらいはしっかり書いてほしいよねぇ」

 そんなぼやきをこぼす陸上関係者が多いように、結論から言えばこれらの記録は陸上競技で採用される正式な測定方法では、ほぼありえないと言っていい。

https://bunshun.jp/articles/-/8621

50m走のタイムに関する常識
 公式には 50m 走 5.75秒より速いタイムの日本人はいない。甲子園の主導のストップウォッチの記録でとんでもない俊足の 50m 記録を持つ選手の話がよくでてくるが、その殆どが正確な計測をしていないだけという話を見て、なるほどなぁと思ったのでこれはサッカーでも有り得る話なのではないかと。

Jリーグドリブル最速は誰か

Jリーグドリブル最速は誰か

2017年版のから、日本人だけ抜き出すと

ドリブル最速
山中亮輔 34.97km/h
杉本健勇 34.59km/h
タックル最速
永井謙祐 35.39km/h
藤谷壮 34.18km/h
塩谷司 34.05km/h

http://news.livedoor.com/article/image_detail/14622070/?img_id=17295995
2016年版のから、日本人を抜き出すと

ドリブル最速
岡田翔平 35.37km/h
小川大貴 35.04km/h
伊東純也 34.87km/h

http://www.football-lab.jp/column/entry/648/

キリアン・ムバッペ 34.9km/h
ロメル・ルカク 35km/h
オーバメヤン 35km/h
ジェイミー・バーディ 35.1km/h
ガレス・ベイル 36.9km/h
ウサイン・ボルト 37.6km/h

https://football-tribe.com/japan/2017/07/05/2711/5/

参考までに海外の選手やボルトを比較。最高速度だけならムバッペと山中は大差ない!?意外な事実。

日本の公共スポーツ施設サッカーと野球の比較

公共スポーツ施設

陸上競技場 911
野球場・ソフトボール 6,855
球技場 1587

調査種別・施設種別 体育・スポーツ施設設置箇所数 より
http://www.mext.go.jp/prev_sports/comp/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2017/04/25/1383052_1_3.pdf

これは学校とかは別の表になっているので公園などに設置されているタイプのものだと思う。そして多分サッカー場は球技場に含まれていると思うが、球技場の中にはおそらくラグビー場やアメフトみたいな類似のコートが使えるあらゆる球技が一緒にカウントされている気がする。あと野球場多すぎ

森保監督に関する興味深いスタッツ

守備的に戦うことになったサウジアラビア戦の後見るとこのスタッツは結構興味深い数字に見える。

(1/2) サウジアラビア戦は後半になっても落ち着いて試合を観ることが出来た理由としては森保監督時代のサンフレッチェ広島(2012年-2017年)は、表のとおり、「先制ゴールを奪ったとき」と「前半終了時リードの場合」の勝率が異常に優れている点が挙げられる。前者は79勝3敗10分け、後者は57勝1敗3分け

https://twitter.com/J3Plus/status/1087344757221646336

 先制点を決めた時:79勝3敗10分
 前半終了時リード:57勝1敗3分

これは森保監督は先制点を取った時はほぼ負けないといってもいいくらいの確率。とんでもないスタッツだと思う。