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日本代表GKの未来は実は明るいと思う

 森保ジャパンの初のスタメンが発表されたのでついでに。日本人選手のGK不足や日本代表で高齢化している川島を代替できるGKについては話題になる事があるが、最近見ていて思うのだけど今の若手GKはそんな心配するほど悪いのだろうか。特にサッカーファンには何故か信じてもらえないのだが、権田(オーバートレーニング症候群で一時期やや調子を落としていたが)は素晴しいGKだし、W杯前も書いたように個人的な認識では中村(脳震盪問題で怪我については不安だが)もコンディションさえ万全なら既に川島よりいいGKなのではないかと思う。

 といっても中々信じてもらえないので、丁度いい具合に少し前に見かけたOPTAの数字を

93.8 – 権田修一は8月以降、J1ではリーグベストのセーブ率93.8%を記録している。この期間での無失点試合数は最多タイであり、失点数は最少タイ(どちらも西川周作と並び)。砦。

https://twitter.com/OptaJiro/status/1029722369810608129

そう現時点でも権田は十分に素晴しいGKなんだと、言いたい。東口、西川といった日本代表でも見かけるGKはJリーグで明らかに外人GKなどを上回るスタッツを見せているし、若手でも中村、権田は上位を安定的に独占しているメンバー。

ついでにGKの打率的なセーブ率について

GKとスタッツというのはFWとスタッツと同じ位スタッツで分析しやすく数値的な解析と相性がいい。GKならばシュート数に対して何本ゴールを決められているか、枠に飛んできたボールをどのくらいの比率で防げるのかを調べれば露骨にボールを止めるという一番大事な仕事の数字が出るから。そしてこのGKのセーブ率というのは大体6割から8割位のあいだにほとんどの選手が納まる。勿論短期的にはもっと低いセーブ率のGKもいればもっと高いセーブ率のGKもいるが、シーズンを通してみると大体その程度の数値に収まる。年間で6割以下というとリーグ最下位くらいのレベル(参考)。

 そこから言える事が実は沢山ある。試合を見てて前半の段階でシュート数と失点数を見ると、その試合でそのGKがミスをしていたのかそれだけ打たれたのだからある意味し方がない失点だったのかといった簡単な基準は見ている側でも実は直ぐに理解できる。例えば枠に3本打たれたら1本入るという計算は統計的にある意味妥当だということも分かる。だから4本も5本もシュートを打たれていたら止めていても次のシュートは失点に成ってもある意味致し方ない面があるなとか、打たれすぎているから守備が上手くいっていないとか、逆に2本しか枠に飛んでないのに1失点している場合は、ちょっと失点が多いがDFの調子自体は悪いとはいえないなとか。そういう付随する部分が勝手に見えてくる。

別に川島も悪いGKではない

 非難が集まりがちなGK。日本代表でも川島は問題視されがちで実際凄くいいGKかどうかは確かに議論の余地はあるが、物凄い悪いGKでもないという事実はあえて書いておきたい。下の表はW杯のセーブ数ランキング。W杯でも川島は6位であり、別に凄い順位が低いわけではない。セーブ以外の仕事もGKにはあるので総合力では世界屈指のGKと比べると差はあるかもしれないが、極端に悪いというほどでもないという点は一般のサッカーファンが思うイメージとやや剥離があるのではないかと思う。またセーブ率の所で話したがいいGKと悪いGKの差は精々10~20%程度のセーブ率の差でしかないという事。10本もシュートを打ってはじめて1本か2本違うかどうかという事なのだから、ある程度以上のGKの差はそれだけで決定的な差になるとは言い切れない。

W杯2018のセーブ数ランキング

順位 選手名 セーブ数
1 ティボー クルトワ 26
2 ギジェルモ オチョア 23
3 カスパー シュマイケル 16
3 ジョーダン ピックフォード 16
5 イゴール アキンフェエフ 15
6 川島 永嗣 13
6 ヤン ゾマー 13
6 ダニエル スバシッチ 13
9 チョ ヒョヌ 12
10 ウーゴ ロリス 11
11 フェルナンド ムスレラ 10
11 ブラディミル ストイコビッチ 10
11 ロビン オルセン 10
14 マヌエル ノイアー 9
14 ハネス ハルドルソン 9
14 ルイ パトリシオ 9
14 ダビド オスピナ 9
14 ファルーク ベンムスタファ 9
19 アリレザ ベイランバンド 8
19 マシュー ライアン 8
19 ケイロル ナバス 8
22 ハイメ ペネド 7
22 ペドロ ガジェセ 7
24 フランシス ウゾホ 6
25 ムニル モハンド モハメディ 5
25 モハメド エルシェナウィ 5
25 ロブレ カリニッチ 5
25 エサム エルハダリ 5
25 アリソン 5
30 カディム エンディアイエ 4

まあ、悲観的に見れば、お互いのチームがシュートを枠内に10本打ったようなチームが競り合った状態ならば、間違いなくGKの能力によって勝ち負けが変わるというのは否めない。ただし最近になるまで日本代表は強豪国に対してそこまで僅差での勝負が出来ていなかった点を考えると、むしろフィールドプレイヤーの質が上がった今だからこそ、これからGKが大事になるようになってきたのではないかと思う。しかも今の若手は十分に期待できるものがある選手がいるという点が重要だと思う。

アメフトの危険プレーが問題視されてるけどサッカーの事件は何故直ぐ問題消えてしまうのか

アメフトの危険プレーが問題視されてるけどサッカーの事件は何故直ぐ問題消えてしまうのか。サッカーでは露骨に監督の指示で飛び出てきてファールどころか普通に殴られたりしているが謝罪会見とか執拗な取材とかあんまり記憶にない。例えば酷いプレーといえば中国と日本代表での歴史に残るラフプレーの嵐の試合もあった

もっと最近の例では浦和はACLで殴られたりしているが、謝罪とかあったのだろうか。

Jリーグでも結構えげつないプレーが普通にあるがこれがたったの4試合出場停止程度で済んだらしい。

アメフトの危険プレーが問題視されてるけどサッカーの事件は何故直ぐ問題消えてしまうのか。大学だから教育だから?みたいな話しているずれたコメンテータが一杯いたけど、スポーツの傷害事件において教育だからとかなんて理由付けが必要だとは思えない。それもアメフトは日本では事実上大学のリーグが一番活発なので教育というよりそれ自体がビジネスとしか思えないし。

ACLや東アジア杯で思った枠組みの話

本質的な問題は移動距離じゃないと思う

 ACL やW杯予選、東アジア杯など近年のサッカーの試合は国際的な試合の枠組みが増えたが、代表のW杯予選やACLを見て一番感じるのは地域が広がりすぎると移動や気候、試合日程的に非常にタフな構成になってしまう点だ。
 この話をすると何かと移動距離の問題として語られるが、本質的な問題は移動距離の問題ではない気がする。移動距離よりも、むしろ時差や気温の変化に選手の体が付いていかない事に問題があるんじゃないかと。日本国内を長時間車の中で過ごしたとしてもそれは極端な問題にはならないのだからやはりそういわざるをえないのではないだろうか。

経度で分ける方法の利点

 経度で南北で組み分けると気候の点では夏と冬が逆転し問題があるが、時差の問題はない。逆に東西で分けると時差がずれるが季節の問題は減る。しかしここで重要な事は東西で分けて季節が同じ夏や冬だったとしても、中東の冬と日本の冬で同じ気候かというと全く違うという点。あくまで多少問題が緩和する程度の事で本質的には気候の変化という問題が残ってしまう。そういう意味でも確実に解消できる時差の方が優先してアジアを東西で切り分けて時差が少ない地域間での試合にしたACLは中々いい決断をしたんじゃないかと思う。(ACLは東西で西地区と東地区に別れて、それぞれの地区で戦い勝ち残ったチームが決勝で戦う形になっている)

商業的な問題

 それ以外にも商業的な利点も見逃せない。時間が同じだとTVの放映時間や試合を見る時間も時差が少なく商業的に向いている。また時差がない方が試合日程がはるかに組みやすいので、試合数が増やしやすくそれは結果的には総観客動員数にもつながる気がする。

財前宜之の教訓

何を努力しなければいけないのか

 中田英寿と財前宜之が対談するという動画を見たのだけど、この動画はしびれた。サッカーに限らず何か上手くなるには努力する必要があるわけだが、何を努力すればいいのかというのは実は分かりにくい。我武者羅に努力すれば言いだけだったら案外追い込まれさえすれば人間は誰でも必要に迫られて努力するが、その結果無理をして怪我をしたりする。一般的にいって無理をすれば短期的には成果は出るが長い目で見た場合は、パフォーマンスは落ちてしまっている。だから問題は何か無理をする事が努力をするということではなく、何をどう努力するかというところにある。

補欠だった中田英寿が何故成功したのか

中田英寿
  「僕は自分のことを一度も上手いと思った事はないし、いつも下手な選手だったからこそ、どうやったら生き残れるのか。どうやったらこの上手い選手に勝てるのか?っていうのをずっと考えていた」

財前宜之
  「準備。準備というか、すべてにおいて語学、体づくり、全部準備あってのイタリア出発という感じだったんで、ああいう人が成功するんだなと。準備の天才だと思います」

栄光なき天才たち~財前宜之

29分頃からの発言は実感が篭っている。

「指導者で、一人でも中田英寿みたいなやつが出てくれればいいなって。俺の今の夢はそれかな。俺の若かった頃みたいな子がいっぱいいるわけ。見てて。うわぁ、財前みたいだな。各代表に入ってて、ね。でも、プロになったら違うんだぞ。今だったら俺は言えるんだよ。自分はもう失敗したけれども、今じゃあ思い返したら、ああ、こういう風にやらなければ、絶対お前はダメになるよっていうのを子供たちに伝えられると思うし、そういう環境で、ずっとサッカー人生できたことが、自分の本当に財産というか。」

「ハインリッヒの法則」
1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在するというもの。

W杯出場枠は妥当なのか

FIFA

南米(CONMEBOL) 欧州(UEFA) アフリカ(CAF) アジア(AFC) 北中米カリブ海(CONCACAF) オセアニア(OFC)
4.5 13 + 開催国 5 4.5 3.5 0.5

 現在のワールドカップの割当が上の表になる。このワールドカップの出場枠は、最近はアジアの出場枠が増える傾向にあり、これがおかしいとか色々言われているが本当におかしいのだろうか。枠が多いのか少ないのかは少なくともいくつかの指標があると思う。1つは「出場チーム数に対しての出場枠」つまり競争倍率。そして「地域ごとの優勝回数」。それぞれを見て比較してみたいと思う。

競争倍率

地域 加盟国数 出場倍率
アフリカ 56 11.2
欧州 55 4.23
アジア 47 10.44
北中米 41 11.71*
オセアニア 14 28
南米 10 2.22

*北中米は実は参加国の中に小さいカリブの島がカリブ海サッカー連合(CFU)加盟国として1カ国扱い(ケイマン諸島みたいな小さな国も1カ国扱い)になっている。実際にサッカーができる実質的な参加国は本当はもの凄く少ない。

 勝率が高い欧州や南米は、参加国に対して出場枠は他の地域の何倍も割り当てられている。1国あたり枠では圧倒的。アジアと欧州を比較でも2.5倍近くの競争倍率に差があり、南米との比較では4.5倍以上の開きがある。これを見るとアジアの枠の拡大というのも割とうなずける話になってくる。また、勝率や競争倍率を見るとでは南米が優遇されているようにも見えるが、過去の優勝回数を見ると全然イメージは変わる。

地域ごとの優勝回数

ブラジル 5 2002,1994,1970,1962,1958
イタリア 4 2006,1982,1938,1934
西ドイツ 3 1990,1974,1954
アルゼンチン 2 1986,1978
ウルグアイ 2 1950,1930
スペイン 1 2010
フランス 1 1998
イングランド 1 1966
大陸別優勝回数
欧州 10
南米 9

 大陸別優勝回数を見ると南米のイメージも全然違って見える。55ヵ国も参加している欧州が10回優勝。それに比べて、たった10ヵ国でしかない南米が9回も優勝しているわけで、一番不遇なのは南米にも見えてくる。W杯の歴史の半分近くの優勝回数があるのに、同じような優勝回数の欧州に比べて出場枠は3分の1しかないのだ。

付け加えるとするなら

 この視点に更に付け加えるとするなら。人口比や面積比などもあると思う。参加している地域の人口で換算して出場国数が平等になるようにすると言うパターン。これはあまり加盟国の数が多くはない南米などでは、人口比にして算出するとより公平な競争倍率がえられると言う点で優れていると思う。大きな国が広い面積で占めていて国の数が少ない地域や、小国ばかりで実際にはほとんど競技に参加してないのに国の数ばかり増えている地域などでは重要な視点だろう。
 面積比については、そもそも大陸の大きさが全然違うので、特に欧州だけ本来は異常に小さい地域の話であり、他の場所の半分以下の大きさしかない。アジアと比較すると5分の1近い小ささなのだ。この小さな地域にある沢山の小国がひしめく地域と北米みたいにほとんどアメリカとカナダしかない地域を比較すれば出場枠はおかしな話になるので、純粋に面積比で換算するという考え方もあると思う。

個人的に思ったこと

 一番統計的に見れる勝率と参加国の競争倍率の関係でいえば、アジアの増加は割りと当然の流れという気もする。しかも最近のアジアの勝率は伸びている傾向もある。しかも商業的にもアジアからは沢山の収入が見込める。金だけ取って参加枠が少ないというのは商売としての不公平感も出てくる。中国だけではなく東南アジア、中東でのサッカー熱は加熱する一方であり資金も潤沢だ。
 色々と視点を変え得ることで、ヨーロッパ人の言うように欧州の出場枠は本当に少ないのかは結構疑問があるなと思った。むしろ印象としては競争倍率や優勝回数なども見ると欧州は多すぎるとも見える。しかし勝率が高いので減らすのは不自然。そこで出場枠の拡大となるのは到って自然な流れだと思う。

どうしたら良いと思うか

 個人的には地域の区切り方で別の問題があるように思う。そもそもアジアは西アジアと東アジアでは地域が違いすぎる。まず遠い。予選も移動が多く大変。更に近年成長が目覚ましいのは東アジアであり西アジアは停滞している。上の勝率の表などももっと地域を限定すれば極端に差がでてくるだろう。
 本来それなりに強い東欧やトルコやギリシャみたいな地域はウズベキスタンのように中東か中央アジアあたりと一緒の枠の方が地域的にも近くて自然なのではないだろうか。しかも結果的に欧州地域の出場枠を伸ばすことにもなるし、元々東欧や中央アジア中東の距離的な近さや文化的な類似性は東アジアと西アジアに比べたら問題にならないほど小さい。
 そして逆に東アジアは別枠にすれば移動距離も短く安定した試合が望める。そもそもアジアの勝率は東アジアの日本韓国を中心に上昇しており、そこにオーストラリアも加わり最近成長が著しいASEANも含まれるので有力な国が少なすぎたり競争が少なすぎるとは思えない。将来的には、サッカー熱が過熱しているタイやベトナム、マレーシアなどに加えて、中国やインドネシアなどの人口が多い国が含まれているので、これでもまだ過当競争の地域になることはほぼ間違いないと思う。

 あとは本質的にはプレーオフで出場枠から漏れた国の中から上位の国を戦わせる出場枠をある程度の数作れば結構欧州の枠も増えるのではないだろうか。

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代表の怪我人の多さはU23でも同じ傾向に・・・

U23代表 アジア予選優勝以降のけが人続出

9 U-名無しさん@実況・無断転載は禁止です (ワッチョイ 3b08-G0cz) sage 2016/05/22(日) 01:22:06.35 cYjPnVu50

1月メンバー(FPオンリー)
松原 怪我
山中 怪我
亀川 怪我 NEW!
奈良 怪我
室屋 怪我
岩波 怪我 NEW!
植田
三竿
大島 怪我→復帰
遠藤
原川
矢島
中島 怪我
豊川 怪我
南野
井手口 怪我→復帰
久保 怪我
武蔵 怪我
浅野 怪我→復帰
阿道

洒落にならん

http://hanabi.2sc.net/test/read.cgi/soccer/1463847551/

あんまりU23期にしてなかったけどこれは酷い。数人の怪我があるくらいならおかしくはないが、並んだメンバーを見るとむしろ怪我人の方が多いという。海外組みを使うと怪我人が多くなると長い間、日本代表は弁護されてきたと思うけど。これを見るとほとんどJリーグなので、海外組みと違って移動による負担で怪我をしているとは思えない。つまり代表とリーグ(J、海外リーグ問わず)の日程調整が全く機能していないとしかいえない。普通のチームでこれだけ怪我人が出たらフィジカルコーチは首になるレベルだと思うが。

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「シャルケの右サイドバック、内田の今シーズンは終了」という記事を見て思った事

日本ではすっかりなかった事になっている内田だが、最近ドイツの新聞でこんな記事が出ていたとか

シャルケの右サイドバック、内田の今シーズンは終了

シャルケ04の右サイドバックの内田篤人の今シーズン中のカムバックはなくなった。火曜日にアンドレ・ブライテンライター監督が示唆している。“彼は何度もトレーニングに参加しようと試みていた。でも100%の状態だったことは一度もない。なのでメディカル・チームが、彼を再び日本の執刀医の下に送る決断を下したんだ。私の最新の情報によれば、彼は数週間そこに留まるようだね。”とブライテンライターは伝えた。

シャルケのマネージャー、ホルスト・ヘルトは最近、内田が3月上旬にゲルゼンキルヒェンに戻って来ると言っていた。しかしこうした楽観論もなくなってしまったようだ。この27歳の選手はひざの負傷のためにほぼ一年間休まなければならなかった。チーム医の助言に反して、彼は故郷で手術を受けている。

http://ichliebefussball.net/blog-entry-895.html

これを読んで日本サッカー協会への不信感が高まらないサッカーファンはいないだろう。何しろブラジルW杯前から既に内田は怪我をしており予選段階や親善試合の段階でも休養を必要としていたのは明らかだったからだ。しかも内田本人が代表を辞退したいといっていた時期すらあったのに選手側が辞退するとか勝手に決めれるものではないとか難癖をつけた挙句無理やり呼び出して怪我を悪化させていたのを見ていたからだ。代表選手を潰すのが日本サッカー協会の仕事だとは思えないし、手術に関してもドイツでは反対されていたにも拘らず無理やり押し切って日本で手術する形になっている事や日本代表の明らかに深刻な状態でもOKを出し続けるメディカルスタッフに至っては今でも無能だといわざるを得ない。内田に限らず、本田も同様に深刻な状態から完全に回復する事はなく選手としては2流の選手になってしまったといわざるをえない部分がある。本田に怪我がなければ病気がなければどれほど今が違ったか分らない。更に少し前は長友も怪我で潰し、長谷部も怪我で手術。日本代表に呼ばれた選手が尽く怪我をしていく、クラブチームの怪我と比べても比率が高すぎてもはや異常としか言いようがない。

2014.08.08 (Fri) 内田篤人はなぜ代表引退を考えたのか 試練が気づかせてくれた“本当の気持ち”

「中途半端になるのが一番嫌だった。欧州から日本に移動し、代表戦をやって、また戻って試合をする。状態が良くないまま、ずっと試合を続けている。もう4年以上、代表にいさせてもらっているから、この日程でも、やらなければいけないのが宿命だと分かっているつもり。

 でもね、このまま続けていったら、日本代表でも、シャルケでも良い結果につながらない。全部が中途半端になってしまう気がして……。『このままでいいのかな』という気持ちで国を背負って戦うことは、応援してくれる人や、他の選手にとっても失礼だと思っていた。だから、どこかで区切りをつけなければいけないと思い始めた。これは身勝手かもしれないけれど、このままじゃいけないと思った。代表にも迷惑を掛けてしまう」

http://www.soccermagazine-zone.com/archives/2424

「長い間代表俺どうなのかなと思っていて。理由は1つじゃないですけど、試合終わった後ロッカーで代理人に電話して『もう呼ばないでいいって言ってくれ』って言ったこともある。代理人は『2014年終わるまでは続けてくれ』と言っていて」とこれまでも葛藤があったことを告白した。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/08/02/kiji/K20140802008678030.html

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水沼貴史の記事から見える水沼貴史という人物

水沼貴史の記事は水沼貴史を語る

昔は解説者として個人的にそれほど水沼貴史の評価をしていたわけではないが、数年程前に見た水沼貴史が語る日本代表の記事を見て個人的な評価が全く変わった。現在の日本人解説者というと、選手時代の目線を引きずりすぎて自分のやっていたポジションばかりへの偏った解説をする人や、理解していても上手く言語にできない感覚的な解説をする人。スポンサーやサッカー協会やクラブとの大人の関係によって無難な発言しかしない人。そんな人が多すぎる。割と批判的な事が言える重鎮すら現代の戦術的な問題には言及できず精神論を繰り返す有様。

そんな中ブラジルのW杯前に水沼貴史の書いた記事を見た。現状把握から改善点に至るまでセットになっており、素晴らしい見識だった。まあ私が何か言うより見てもらう方が実際読んでもらった方が理解してもらえると思うので、適当に抜き出してみる。

 日本代表が0対1で敗れたベラルーシ代表戦を見ていて、非常に気になるシーンがあった。FWハーフナー・マイク(フィテッセ)が投入された後半40分以降、アルベルト・ザッケローニ監督がタッチライン際で何度も大きなゼスチャーを見せていた点だ。派手なボディーランゲージから伝わってくる選手たちへの指示は明確だった。

「ハーフナーへクロスを上げろ」

 しかし、身長194cmのハーフナーの高さは、最後まで生きることはなかった。というよりも、あえて生かそうとしない周囲の選手たちがいたと表現したほうがいいかもしれない。
 ピッチ上の選手たちのプレーを見ていれば、彼らが何を狙っているのかはテレビ越しでもよく分かった。前線で孤立してしまったハーフナーが気の毒でならない。

 日本代表の選手たちが狙っていたこととは、試合後にMF本田圭佑(CSKAモスクワ)が言及した「新しいこと」に集約されるだろう。ベラルーシ戦では、FW香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)が最終ラインの前あたりの低い位置にまで何度も下がってきていた。
 ときには本田が下がることもあったように、ポジションを流動的にしながら相手の隙を突いて、ボールを受けて、さばいて、あえて相手選手が密集している中央を崩そうという意図だったと思う。

ザッケローニ監督は「飾り物」

 いままでのようにDF長友佑都(インテル)を中心とする左サイドに偏ってばかりいたら、来年のW杯で世界を驚かすことはできない。ならば、いまのうちに新しいことを試そうと選手たちが考えるのは、進歩を促す意味でも決して悪いことではない。

 しかし、現状において危惧されるのは、ザッケローニ監督と選手たちとの間でしっかりとコミュニケーションが取れているのかどうかという点だ。

 監督が新たな方向性を掲げ、その上で選手たちが話し合ってトライしているのならばまだいい。あくまでも私の憶測になるが、試合内容や試合後の選手たちコメントから外に伝わってくるのは、ザッケローニ監督という存在がどうしても「飾り物」に見えてしまう点だ。

ザックと選手の意図が大きくずれている

 ハーフナーの高さを生かそうとしない点だけではない。FW柿谷曜一朗(セレッソ大阪)の相手の裏に抜ける能力が生かされない点も、ザッケローニ監督と選手たちの意図が大きくずれていることを物語っているように思えてならない。

 ベラルーシ戦後には、セレッソのチームメイトであるMF山口螢がこんなコメントを残している。
 

「ボランチの選手がボールを持ったときに、曜一朗君は背後を取るような動き出しを何度もしている」

 一方でMF遠藤保仁(ガンバ大阪)は「裏を取れない」と言っている。原因は何なのか。ただ単に前を見ていないのか。見ているけどタイミングが合わなくて縦パスを出せなかったのか。あるいは、タテ一発で素速く崩すサッカーを志向していないのか。

この先も変わらなければチームは成り立たない

 本田は誰もが認めるリーダーであり、これまでも周囲の高い期待に応えてきたし、ベラルーシ戦後にコメントしていたように、これからもぶれることなく日本代表をけん引しようとするだろう。
 ただ、ぶれない、イコール、意固地にはなってほしくない。現状を見る限り、本田が意固地になりかけていると映ってしまうからこそ、あえてこのようなメッセージを送りたい。
 今回の欧州遠征で内容を伴わない試合が2つも続き、この先も変わらないようであれば、W杯本大会を前にしてチームの体をなさなくなってしまうおそれがあるからだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131019-00000003-wordleafs-socc

記事の中で出てきた「この先も変わらないようであれば、W杯本大会を前にしてチームの体をなさなくなってしまうおそれがあるからだ。」という危惧は見事に的中し、その後のブラジルW杯で日本代表は空中分解する。これを見抜く慧眼だけではなく、サッカーに対する正直な姿勢は特筆すべき物があると思う。私はこれを見て、というかこの記事を1度書いただけでも今後個人的な水沼さんの評価が落ちる事はないと思う。色々なスポーツ記事を見ているけど、こういうレベルに達して予想まで見事に当てている記事は中々ない。そもそも、こういう素晴らしい見識を披露する機会というのはそんなに多くはない。W杯の予見をするのは4年に1度のチャンスしかなく、その時に適切な問題点を見抜き政治的な課題をクリアし実際に記事に出来る解説者が一体何人いるだろうか。これを書いた結果ひょっとしたら水沼さん自身は少々苦境に陥ったかもしれないが、それすらこの記事を輝かせている材料の一つだと思う。

ハーフナーが再び代表へ招集される可能性が高い中、またこの記事が再び意味を持ち出していると思う。

数値には読み方がある

2chでハリルジャパンでの通算得点の比較がでているのだけど、前も書いたように相変わらずデータの書き方がおかしい。どんなデータをしているのか、どこに問題があるのかについて。

出ているスタッツ

399: 名無しさん@恐縮です@\(^o^)/ 2015/10/10(土) 19:29:45.49 ID:8AWisEC80.net
アギーレ・ハリル通算成績 2015/10/09

本田  10G8A
岡崎  9G1A
香川  4G4A
柴崎  3G1A
吉田  3G
乾    2G1A
遠藤  2G
武藤雄 2G
山口  1G3A
宇佐美 2G2A
原口  1G2A
森重  1G2A
武藤  1G1A
豊田  1G
今野  1G
槙野  1G
川又  1G
長谷部 1A
遠藤航 1A
長友  1A
倉田  1A 
米倉  1A
太田  1A

このスタッツの出し方の何がいけないのか

1.90分あたりに換算されてない

まず、ほとんど出場できていない選手と出場時間の長い選手を同じように比較している点。これでは流石に控えメンバーはつらい。特に、代表戦のように試合数が少ない場合は1試合あたりに換算しないと全く無意味になってしまう。ほとんどのスタッツサイトではゴール数と1試合あたりのゴール数やシュート数を同時に掲載している。そうしないと控え選手の評価ができないからだ。

これは似たような事でタッチ数1回あたりで割るパターンもある。割る母数を時間とするか、タッチ数とするか、それぞれのデータごとに適切な母数で割らないと駄目なのだが、この単純な割り算が出来るサッカー好きは日本には極めて少ない。野球ならば「打率」として1打席あたりのヒットを打つ確率を誰もが当たり前のように比較するがサッカーでは日本人はまだ文化的に未熟な部分があるといわざるをえない。

2.ポジションの違いが無視されている

サッカーでは、ポジション毎に求められる役割に違いがある。FWとMFとDFは全て求められるものが違う。以前ミランで本田がゴールをしていない事が騒がれていた時期に色々書いたが、ミランの歴代の名選手といわれるMFは必ずしもゴール数が多いわけではない。そもそもMFの場合あまりゴールで評価されるわけではないのだ。だからまずFWとMFとDFは別々にしないと比較が出来ない。武藤と原口、宇佐美、岡崎あたりを比較するのとき、その中に1人遠藤航を入れて1Aしかないと非難しては全くナンセンスだ。

そういう点ではアギーレと、ハリルでは使われている選手も違えば、フォーメーションも違うため二つをたしてしまうと、当然、本田、香川、岡崎という変わらず使われている選手で、ゴールに近い選手が並ぶ事になる。あえて言えばゴールに近い位置で試合で出場した選手ランキングになってしまっているわけで。

多分、野球で言うと誰でもわかる

・打数より打率
・先頭番打者、4番打者をホームランの数で比較する奴はいない

日本のサッカーの文化は野球なら当たり前の打率やポジションの話すらほとんど理解されていないと言っていい。

日本人のストロングポイントとは一体何なのか?

最近読んだ日本代表に関する分析の話の一言が、個人的に非常に刺激されるものが合ったので、それを紹介してみたい。

日本人選手の特性に関する興味深い分析

 20~30メートルの日本選手のスプリント能力は高く、「縦に速い攻撃」の効果がよく出ていた。

 相手のディフェンスライン背後のスペースが20メートル以下になる前に仕掛けること。そうすれば日本のスプリント能力を生かすことができる。これは間違いなく日本が強くなるためのテーマの1つだ。しかし、「常に」それを狙うのは正しくない。

 いくらラインの背後が空いているといっても、精度の低いパスではチャンスにはならない。また、日本選手が速いのは20~30メートルだけで、それ以上走ってもさほど速くないし、プレーの精度も落ちる(もちろん個人差はあるが)。むやみに縦に急ぐだけでは当然上手くいかない。

 得点シーンは後方のポゼッションから生まれていて、カウンターアタックではない。スピードを生かす攻め方=カウンターとは限らないわけだ。縦に速いが雑な攻撃を繰り返した今大会の最後に良い形で得点できた。

http://www.footballchannel.jp/2015/08/10/post101153/

当初の狙いだったであろうカウンターは3試合ともあまり上手くいっていない。前線のターゲットにボールが収まらなかった。収められる人材がいないなら、ロンドン五輪のように永井の走力を生かしたほうが良かったかもしれない。

 ポゼッションして「間」をとり、奪われたら前線からプレス。それで中国に対して優勢だったことはとくに収穫とはいえない。低い位置に引き込んでカウンターという実験は失敗に終わっていて、このままではザッケローニ前監督時代の3-4-3と同様にフェードアウトの危険すらありそうである。

http://www.footballchannel.jp/2015/08/10/post101153/2/

「20~30メートルの日本選手のスプリント能力は高い」という一言から広がる戦術

 この記事には個人的には、物凄くワクワクする部分があった。

「20~30メートルの日本選手のスプリント能力は高い」

 その距離での速度の優位性が決定的ならば、それから必然的に決まる詳細な戦術だってあるのではないかと。そして、この記事を読んだらサッカーファンなら、思わず頭をよぎる戦術があるのではないだろうか。すっかり日本でもおなじみとなったドルトムントの戦術だ。思わず少し考えずにはいられなかった。

theThinker

ポゼッションの高さとDFラインの高さの関係性

 日本で注目されている戦術といえば、今もまだ少し前のバルサのようなポゼッションを重視する戦術だろう。ボールをつないでポゼッションを高め、パスワークによって相手を崩す。日本ではパスサッカーといわれるものだ。ドルトムントの戦術はそこから見ると少し分りにくい。まずポゼッションが高い方が負けやすいという不思議な傾向がある。少し混乱する事実だが、一般的に思われているのと少し違ってポゼッションが高ければ勝つというチームとポゼッションが高くても勝てないチームがある。つまり、ポゼッションは勝敗との決定的な相関関係があるわけではなく、チームが選択する戦術によって有利なポゼッションの数値が変化している。

 ドルトムントの場合は、ポゼッションが高くなっても相手に引かれると苦戦する。DF ラインの後ろにスペースがないと得意の攻撃パターンが作りにくいからだ。だから裏のスペースを意図的に発生させる戦術を取っている。あえて相手にボールを持たせ、DF ラインが崩れながら上がった所を狙いプレスを仕掛けショートカウンターを仕掛ける。このショートカウンターの威力でドルトムントが一気に注目されるチームになったといっても過言ではない。
 そのボールを奪う工夫の一つにゲーゲンプレスがある。相手にボールを持たせても奪えないのでは一方的に攻められるだけになってしまうので、そこに工夫をしていて、奪った時のポジティブトランジションの意識が異常に高い。極めて攻撃的な、攻撃をする為の守備になっている。川崎vsドルトムントの親善試合が少し前に日本で行われて 6-0 という結果だったが、これは川崎のポゼッションサッカーとドルトムントがボールを保持させてからの攻撃を得意とする戦術的な相性とも無関係ではないだろう。

 そしてもう一つ。日本代表と比較して「縦に速い」という言葉の意味が少し違う所がある。ドルトムントの場合、相手の裏のスペースを使う為に、結果的に攻撃が早くなる。ゆっくりとした攻撃では相手の DF が引いてしまうので、守備の隙間、スペースをどうやって作るかという空間をコントロールする為の早さといっていい。縦に速かったから結果的にスペースがあったのではなく、むしろ先にスペースがあり、そこを狙うために縦に速い。その辺も戦術の発想が違うと思う。だからスペースがなければ速い攻撃をするわけでもない。「速い攻撃」という発想が先に来てしまうと、いつでも速くなるが、相手がこちらの得意パターンにハマっている時だけ縦に速いわけだから、攻撃をいつ遅くしようとかいつ速くしようという発想自体がマズ生まれないと思う。チャンスだから急いで攻めるのであってチャンスじゃなければ焦って攻めないだけの話に集約される。

ラインコントロールを巡る戦い

 では次はその対策の話。特にブンデスでは色々なドルトムント対策がされている。一般的に日本では守備というと、ラインを高く保つ為に直ぐラインを押し上げ中盤を厚くし裏はオフサイドを狙うのが定番だが、最近のブンデスの戦略をみるとラインコントロールはそう単純ではないなと思う部分がある。例えば、守備の時にラインを下げてしまい裏のスペースをあまり作らないドン引き守備をしたりする。しかもこれがドルトムントに意外と効いてる。少し前の日本vsシンガポールのような構図だ。こういう場合は高い位置からハイプレスで支配するのではなく MF はあくまで攻撃を遅らせる事を目的にしていて一定のラインまで安全に後退しスペースがなくなった所でボールを奪う守備に切り替わる。結果的に逆にラインが高く足がそれほど速くないドルトムントの DF にカウンターを仕掛ける動きをしている。
 他にも、GK にラインの裏をカバーさせたりする工夫もある。バイエルンのようなチームの場合はラインはドン引きしないで、裏へのボールのかなりの部分を GK のノイアーが処理し事実上スペースを埋めている。これはブンデスでも強力な GK をもついくつかのチームが実践しているが、こうすることでラインも高くなり MF と DF の間の空間もないため選手の密度が高く中盤の守備力も高かまる。そしてハイプレスを高い位置から行い、基本的にMFでボールを取られないようにするため、ドルトムントが出来るカウンターの回数自体が極端に少なくなる。ノイアーが前に飛び出て守備しているのはノイアーの趣味ではなく、バイエルンのチーム戦術の一環だろう。
 ただし、逆にドルトムントから見た場合は、実は相手が高い DF ラインでボールをつなぐ状態というのはドルトムントの攻撃のための理想系の一つでもある。相手のボールはまだ最終ラインにあり、こちらのゴールからは遠い。自陣にはスピードが不足しても高さに対しては十分強い CB をそろえてハイボールの放り込みには強い。フィジカルは弱くても運動量が多くチェイスが上手い MF がそろっているのでフリーで放り込みをさせない。ドルトムントにとっては相手の最終ラインからの攻撃がいきなりハイリスクにならない自信がある。逆に相手 DF ラインの後ろにはスペースしかなくボールとゴールを挟むのは GK だけ。もしボールが奪えれば一瞬で優位に変化でき、相手側からボールをゴールに近づけるには時間がかかる。ドルトムント側のリスクは少なく相手側の攻撃リスクだけが一方的に高い。そういう状態が相手の DF ラインでボールをまわしている状態になる。

 あえて昨シーズンのドルトムントの難点を言えば、ハイボールでも下がりながら CB に処理させるとスピード負けして裏を利用されていたという点があった。ヴァイデンフェラーはノイアーのような守備範囲はないのでほぼ CB がハイボールを防ぐのだが、アーリークロスのように早めに裏に出されると純粋な足を止めての高さ勝負でなくなり守備ラインが崩壊していた印象がある。まあ、そもそも選手個人には動きを教えて戦術的な理解は本人に任せているのではないかなという気もするので、それぞれ違う意図でプレーしているかもしれないが全体としてはそういう風に見える。

スタッツから読み解かれていない日本人の強みを掘り起こせるのではないか

 ほとんどドルトムントの話になってしまったが、日本代表に戻すと。よく日本代表の走行距離などが表示されいるが、あまりスタッツが生かされていたとも思えない。一体日本人のサッカーの傾向としてどこに強みがあるのだろうか。小さな強みから手繰り寄せるように、圧倒的強みを構築していく欧州のチームの戦術と比べて、日本はまずどこに強みがあるかもよく分らないが、とりあえず海外で流行っているサッカーを真似てみたという感じが凄く強い。その点に関してはザッケローニは自分の戦術に固執せずに日本人に合わせた柔軟性のある戦術を提示していたし、十分面白かったと思う。ただ、長期にわたる選手の管理という面で、クラブチームと違い代表では選手が監督の手の届かない所にいるという点が失敗だったように思う。そしてコンディション管理に関して、日本代表のメディカルスタッフや興行的な日程を組むサッカー協会は信用できない。代表の試合後の怪我の多さは酷いものがある。