CWC 2017 URAWA REDS

日本代表の試合結果場会書いていたが、今年のCWCは日本のJのチームや日本人選手もかなり健闘していたので試合見た印象を残しておく事に。

浦和レッズのCWC

  1. アルジャジーラvs浦和:正直1試合目の地元枠で出たチームとの試合は見るべき点がすくなかった。というかJリーグの方がマシだった
  2. カサブランカvs浦和:5位決定戦ではあったが十分に魅力的なサッカーを展開し2-3で勝利を収めた


http://www.fifa.com/clubworldcup/matches/round=279809/match=300398165/index.html

1試合目は勝てば浦和はレアル戦となる大事な一戦だったにもかかわらずなぜか微妙な試合をして実力を出し切ったと言いがたい内容で敗戦。2試合目のカサブランカ戦は浦和の戦術的な魅力が満載されていた。

カサブランカ戦は興味深い試合でもあった。正直言って個人的な評価としては浦和はACL王者ではあるもののそれほど強い王者ではないという印象を持っていたし、サッカーもコネるばかりであまり魅力的とはいえないサッカーをしていると感じていたが、カサブランカ戦は少し違った。

個人的に興味を引いた点を上げていくと、例えばロングボールの使い方。浦和はポゼッションが比較的高いチームで、日本代表風に言うと昔のザックジャパンのようなサッカーをすることが多かったのだが、カサブランカ戦ではロングボールを多用していた。しかもサイドチェンジでのロングボールや斜めに対角線で逆サイドに回すロングボールが目立った。しかもパスを出す所がMFだけではなくDFからもかなりの精度のロングパスをして見せた(マウリシオは素晴しい能力を見せたと思う)。また相手が引いてもショートパスで崩す傾向にあったように思う浦和だが、この試合ではミドルシュートで得点もしており引いた相手へも定石的なミドルで対応していたのだ。この引いた相手にミドルを打つという戦術は極めて定番の戦術であるにもかかわらず何故かJリーグや日本代表ではあまり見られない。特に日本ではパスサッカーといわれるサッカーが志向されるようになって以来、長い間ミドルシュートどころかクロスボールやロングボールすら回数がへり極端にショートパスでつなぐサッカーに偏重していたように思う。そこに違ったサッカーを見せたのは興味深かったしショートパスのサッカーとは違う別のベクトルの美しいサッカーでもあった気がする

リーグの強さは多様性が必要

この浦和が見せたサイドチェンジを多用するロングパスというのは、今の日本代表が縦に早くという意味で使われるロングパスとも少し違うという点でより素晴しいと思えた。なぜかというと日本のチームの場合、日本代表がショートパスによる崩しを重視したら何故かJリーグのチームすべてがそういうパスサッカーを目指し、その前のSBが上がるサッカーといえば何故か全てのチームのSBがオーバーラップを繰り返し、ラインを上げて前で取るサッカーといえば全てのチームがそれをやって個性もクソもなかった。

でも実際のサッカーの強豪リーグでは、例えばリーガではバルセロナ全盛の時期にもバルセロナのようなチキタカ主体サッカーだけではなかった。カウンターが美しい当時のレアルのようなサッカーもあれば、アトレティコのような堅守のサッカーもあった。欧州全体でみてもバルサが強い時期ですら、EPLはサイドの突破とクロスを重視していたし、アーセナルは相変わらず優雅なサイドチェンジを多用するチキタカとはいえないパスサッカーをしていた。ブンデスではバイエルンがDFラインにGKが入り込むような戦術を取ったり、ドルトムントは極端なプレスを見せていた。そしてそれぞれが十分に違った志向性をもっていてもなお強かった。

CWC2017とACL2017を通じて浦和のサッカーは一つの代表とは違う個性を見せた。浦和が見せたサッカーは強さはまだ十分ではなかったかもしれないが、代表のサッカーに引きずられるJリーグからすれば十分に個性的ですらあった。これは素晴しいことだなと思った。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)