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財前宜之の教訓

何を努力しなければいけないのか

 中田英寿と財前宜之が対談するという動画を見たのだけど、この動画はしびれた。サッカーに限らず何か上手くなるには努力する必要があるわけだが、何を努力すればいいのかというのは実は分かりにくい。我武者羅に努力すれば言いだけだったら案外追い込まれさえすれば人間は誰でも必要に迫られて努力するが、その結果無理をして怪我をしたりする。一般的にいって無理をすれば短期的には成果は出るが長い目で見た場合は、パフォーマンスは落ちてしまっている。だから問題は何か無理をする事が努力をするということではなく、何をどう努力するかというところにある。

補欠だった中田英寿が何故成功したのか

中田英寿
  「僕は自分のことを一度も上手いと思った事はないし、いつも下手な選手だったからこそ、どうやったら生き残れるのか。どうやったらこの上手い選手に勝てるのか?っていうのをずっと考えていた」

財前宜之
  「準備。準備というか、すべてにおいて語学、体づくり、全部準備あってのイタリア出発という感じだったんで、ああいう人が成功するんだなと。準備の天才だと思います」

栄光なき天才たち~財前宜之

29分頃からの発言は実感が篭っている。

「指導者で、一人でも中田英寿みたいなやつが出てくれればいいなって。俺の今の夢はそれかな。俺の若かった頃みたいな子がいっぱいいるわけ。見てて。うわぁ、財前みたいだな。各代表に入ってて、ね。でも、プロになったら違うんだぞ。今だったら俺は言えるんだよ。自分はもう失敗したけれども、今じゃあ思い返したら、ああ、こういう風にやらなければ、絶対お前はダメになるよっていうのを子供たちに伝えられると思うし、そういう環境で、ずっとサッカー人生できたことが、自分の本当に財産というか。」

「ハインリッヒの法則」
1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在するというもの。

モウリーニョと中田英寿の対談

なかなか面白い話だったので動画を紹介。

モウリーニョ × 中田英寿  「今はフォワードというポジションが存在しません」

動画のタイトルは少し問題があって、動画を見ると実際にはモウリーニョは「フォワード」ではなく「ストライカー」がいないと話している。

これ以外の話もなかなか興味深いと思う。

モウリーニョ × 中田英寿  「今はフォワードというポジションが存在しません」 - YouTube