ミラン監督インザーギ解任

 ミランは同日、フィリッポ・インザーギ監督の解任も発表。プリマヴェーラ(下部組織)の指揮官を務めていたインザーギ監督は、今シーズンからトップチームの監督に昇格。2016年6月30日までの2年契約を結んでいたが、リーグ戦13勝13分け12敗の10位と、昨シーズンの8位を下回る順位で終え、欧州カップ戦出場権を逃した。インザーギ監督にとってセリエAでの初挑戦は期待を大きく裏切る結果に終わり、本人は続投を強く願いながらも、来シーズンのプロジェクトにないことを告げられた。

http://www.soccer-king.jp/news/world/ita/20150616/319042.html

個人的には同じく解任されたセードルフ同様それほど悪い監督には思えなかったが、インザーギも解任。ここで前回出したミランの最近の監督の勝率をもう一度見てみよう。

Manager Season P W D L GF GA Win%
ザッケローニ Total 125 54 44 27 212 155 43.20
レオナルド 2009-10 48 23 13 12 72 55 47.92
アッレグリ 2013-14 27 8 11 8 43 36 29.63
セードルフ 2014 22 11 2 9 28 26 50.00
インザーギ 2014-15 32 11 12 9 46 39 34.38

この時から少し試合数をかさねていて、インザーギの勝敗を更新すると下のように。

インザーギ 2014-15 40 14 13 13 58 52 35.00

結果的にはインザーギ監督では勝率35%といまひとつ。解任直前のアレッグリよりはマシといった所。ただ、元々セリエAで監督経験があったわけではないインザーギを連れてきて監督にしたのだから、まあ監督としてはまだ経験不足だったのかもしれない。あと今のミランは選手もそれほどいいとは言えず、移籍にかけるお金もなかったようなのである意味仕方がなかったのかも。監督としては序盤にかなり上手く機能していてホンダを復活させていたので、そんなに悪いとも思わなかったが結果は出なかったようだ。

相変わらず監督のいう事を聞いてない日本代表

ハリル

選手が監督の言うことを聞いているとは限らない

 4-5-1のブロックを築くシンガポールに対し、ハリルホジッチ監督が準備した対策は「逆サイドへの斜めのパスで揺さぶり、そこからクロスを入れる」攻撃だったという。左SBに太田宏介を起用したのもサイドから正確なクロスが必要だったためで「きょうはキミの試合だよ」と送り出したという。

 ところが指揮官の意に反して攻撃は中央に偏った。
「中央から崩すなら、もっとフリックを使ったり、2~3本のダイレクトパスを入れたりしなければ、フィニッシュは難しくなる」

 だが香川真司と本田圭佑が共存すれば、互いに距離を詰めショートパスを駆使して中央突破に傾くのは、今に始まったわけではない。もしサイドチェンジからのクロスに活路を求めるなら、最初から2トップにしてエリア内のターゲットを確保した方が効率的だったはずだ。またボールを動かしゴールへの道筋を切り拓くためには、運ぶタイプを増やすより、柴崎岳を起点として残しておくべきだったかもしれない。

http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=9703

他の記事でも言及されており大体まとめるハリルの攻略イメージは

  • SBのクロス
  • 斜めの動き
  • 中央から行くならフリックとダイレクトパス
  • カットインしたりドリブルで中央攻めるなら、せめてファールを取れ。きれいに攻めすぎ

日本代表の方が身長で有利になる珍しい相手だったことを考えると、クロス精度が高い太田を選んだ理由も明快。実際は、中央でこねたりカットインしたり、ドリブル突破を狙ったり裏へのパスを狙うシーンが非常に多く、色々試してダメだった時に戻して初めてSBがボールに触る流れが目立った。相手DFをゴール前に並べた後SBがクロスをあげているようなことに。

それも最近始まった事ではない

例えばザッケローニ時代も

 これまでにもFWハーフナー・マイクやFW豊田陽平ら高さのある選手を試してきたが、チーム戦術のオプションにならなかったことにも言及した。「時にヘディングの強い選手を終盤に入れて試してきたが、そういう選手が入ってもグラウンダーでつなぐサッカーをし、戦い方を変えなかった。子供のころからの慣れなのかなと思う」

 そしてたどりついた結論は「だから、5分以上はパワープレーはできないということは分かっている」ということ。

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?141609-141609-fl

最終的にも、メンバー選考にマイクや豊田は選ばれなかった。ここでもその辺の話は何度も書いてるので気になる人はどうぞ

酷い場合いは勝手な采配をしている

それも1回や2回ではない

日本代表が0対1で敗れたベラルーシ代表戦を見ていて、非常に気になるシーンがあった。
 FWハーフナー・マイク(フィテッセ)が投入された後半40分以降、アルベルト・ザッケローニ監督がタッチライン際で何度も大きなゼスチャーを見せていた点だ。派手なボディーランゲージから伝わってくる選手たちへの指示は明確だった。
 「ハーフナーへクロスを上げろ」

 しかし、身長194cmのハーフナーの高さは、最後まで生きることはなかった。というよりも、あえて生かそうとしない周囲の選手たちがいたと表現したほうがいいかもしれない。
 ピッチ上の選手たちのプレーを見ていれば、彼らが何を狙っているのかはテレビ越しでもよく分かった。前線で孤立してしまったハーフナーが気の毒でならない。

ザックと選手の意図が大きくずれている

 ハーフナーの高さを生かそうとしない点だけではない。FW柿谷曜一朗(セレッソ大阪)の相手の裏に抜ける能力が生かされない点も、ザッケローニ監督と選手たちの意図が大きくずれていることを物語っているように思えてならない。

 ベラルーシ戦後には、セレッソのチームメイトであるMF山口螢がこんなコメントを残している。
 「ボランチの選手がボールを持ったときに、曜一朗君は背後を取るような動き出しを何度もしている」
 一方でMF遠藤保仁(ガンバ大阪)は「裏を取れない」と言っている。原因は何なのか。ただ単に前を見ていないのか。見ているけどタイミングが合わなくて縦パスを出せなかったのか。あるいは、タテ一発で素速く崩すサッカーを志向していないのか。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131019-00000003-wordleafs-socc&p=2

本田や遠藤くらいの影響力を持っていると、遠藤が入ったらピッチの監督は遠藤になるという事。だから、ザックもザックジャパン終盤には遠藤を後半から投入する事でサッカーのスタイルを2つ持つことが出来るという別の強みで勝負していた。これは皮肉な話でもある。書いているのは「水沼貴史」。最近見ないけど割と本音だと思う。何しろ私が見ても何でかなと思うほど食い違う戦術と選手交代が何度もあったからだ。

遠藤がいなくなった今

遠藤がいなくなり、大幅にメンバーが入れ替わった現在、このような影響力が残っていそうなのは実は本田、香川くらいだと思う。長友はスタメンではなく、内田も怪我、そして何より内田と長谷部はザック引退時にわざわざ空港まで見おくりに言っていた点を考えてもそれほど監督と合わなかったとは思えない。逆に本田は自分たちのスタイルというものに明らかにこだわりがあるようなので、その影響力は良い意味でも悪い意味でも無視できないのではないだろうか。

日本代表がシンガポールに敗れた日に思った事

シンガポールに負けたので、日本代表の攻撃に関係してそうな事を知ってる事を簡単に

日本代表がシンガポールに負けて、あまりになんともいえない気分がしたので、日本代表について関係してそうな事を知ってる限り簡単に

シンガポール

日本代表の課題

以前からそうだが、日本代表は常に決定力不足といわれていた。確実に計算できるFWが少ない。今は岡崎しかいない。その岡崎は裏に飛び出すのが一番の武器だ。岡崎以外も裏に抜け出す強みのFWが多い。そして苦戦するのは、裏にスペースを作らない低いラインの相手。日本代表はミドルがある選手があまりいないし、高さのあるCFも多くはないし何故かまず選ばれない。

ジーコ監督はどうしていたか

昔も同じ問題が付きまとっていて、常々決定力不足といわれていて、そこで攻撃陣以外にSBや2列目の攻撃参加によって決定力不足を解消するという崩す方法が多用されだしていた。2列目のMFに中村や中田など才能が溢れていたこともある。また当時はカフーやロベルトカルロスなどが攻撃参加して異常な攻撃力を見せていたブラジルが最強だったので、ブラジル人のジーコもSBに攻撃的役目を要求しても何の不思議もない。まあ何故か代表のSBには不思議と都並、相馬、名良橋、アレックス、駒野、長友、内田と良いメンバーがそろっていたという幸運も関係していると思う。

しかしセットプレーでCBの中沢などが参加しない限りクロスではあまり勝てなかったのは同じで、それにも拘らずひたすらクロスをあげてロストした後にカウンターというやられ方が頻発していた。今と違うのは昔はそこに中村や中田、遠藤のFKという武器があって、こねている内にファールを取って一発勝負が出来た点。特にアジアレベルの相手にはセットプレーとMFの攻撃だけでも勝ててしまう程度には。

岡田監督はどうしていたか

南ア大会では万全の強豪を相手にしたとき、そもそも崩しきれないという前提が既に岡田監督にはあったと思う。だから南アでは普通に攻めるのを諦め、中村俊介など攻撃的な選手を外し、まず守備を固めて負けない形を取った。結果的に攻撃はカウンターをすることになり、それが機能した。しかも元々SBによる猛烈な駆け上がりと、それに合わせる攻撃を前の時代から頻繁にしていたため、カウンターでも無尽蔵なスタミナでSBが追随できた。恐らく偶然に。そして本田のパス能力を潰してまでシュートは上手かった本田をCFにし、さらに裏に抜け出しが上手い岡崎と、ドリブル突破が上手い松井を並べるという作戦。攻撃参加人数が少なくてカウンター攻撃ならばスペースがあり、突破力のある松井や裏への抜け出しが上手い岡崎が生きたし、本田もFWに並んでいる事でハブとしてボールを集めるとパスが機能した。

ザッケローニ監督はどうしていたか

ザック時代は少し違った。まず、あまりクロスをあげない。監督の支持でCFに豊田やマイクハーフナーを置いても、まったくクロスもあげないしパワープレーもしないという極端な傾向があった。交代メンバー的にいって矛盾しているので、それはザックの指示というより選手の判断だろう。代わりに打開するために使われていたのは、長友であり内田というSBだった。それでも崩せないならと遠藤や今野まで攻撃に参加した。以前スペイン人コーチの日本代表評を紹介した事があるが、個人的にはなぜ日本代表が守備を放棄してSBやボランチが攻撃参加していたのかは、部分的には代表を擁護できる所もある。それは長年日本代表が歩んできた攻撃のスタイルと無関係ではないし、決定力不足に悩んでいたからだと思う。だからSBやボランチが攻撃参加するリスクをとって数を投入して崩すというやり方を選んでいた。その為の突破力のある長友であり、崩しや組み立ての上手い内田だった。

更に、それが故に起きる長友のスタッツから見える苦悩についても、ここでも書いたが、だからといって長友だけがダメだとはいえなかった理由もここにあると思う。長友は上がりすぎてはいたが、長友がいないと崩せないという現実もあった。

そしてハリル監督になってのシンガポール戦である

歴史は繰り返すというか、ぶり返すというか、なんか同じものを感じた。ここで得点不足を解消するためにボランチやSBがやたらと攻撃参加しだしたら大体本当に同じ経緯をたどることに。

補足:一方オシム監督はどうしていたか

W杯には出ていなかったが、オシムの話も凄く興味深いと思う。オシムのインタビューが面白いので引用しておく

――4年前のあなたのチームには欠けていたものでしょうか?

「勇気が? それとも運が?」

――両方です。

「どうだか……。岡崎(慎司)はまるで矢のように動く。しかも斜めに走り込むスプリントだ。李も同じで、よく前に出て行く。ふたりとも、機会があるごとにボールに向かって飛び込んでいく。だが巻(誠一郎)と矢野(貴章)は……、彼らもどうしたらいいかは分かっていた。私はアグレッシブにプレーするようにと常に語っていた。『君らは日本で最も大きなサイズの選手で、それだけの身体があれば相手にショックを与えることができる。チームメイトも恩恵にあずかれる』と。だが彼らは、私が望んだ通りにはプレーしなかった。加地(亮)や駒野(友一)も、内田(篤人)や長友(佑都)に劣らない知性とフィジカルがあった。しかし彼らにしても、自分が何をするべきかを、恐らくは正確に理解していなかった」

凄く言いたいことはわかる。しかもJリーグで監督をしていれば、あえて体が大きい巻や矢野を選んだ事もよくわかる

――あなたのチームは、そこまでは行かなかった。

「私がやろうとしたのは、シンプルなことばかりだった。遠藤(保仁)と(中村)俊輔、(中村)憲剛。優れた選手で優れたプレーができる優れたチームを作る。彼らが走れず、フィジカルが十分でないのもわかっていたが、周囲の選手たちが彼らに走る必要を感じさせなかった。ところがザッケローニのチームは、岡崎、香川(真司)、内田、長友、本田(圭佑)など、若い選手たちが欠点を補った。彼らはいずれもポリバレントで、攻撃もできるうえ戻ってよく守備もする。そんな選手たちがいれば、遠藤もプレーはずっと容易だ。彼らの中に入って、同じように動けばいいのだから。若い選手たちが走るから、彼も必然的に走らざるを得ない。それが私のチームとの大きな違いだった」

http://number.bunshun.jp/articles/-/811574?page=2

そして、今はその時の若手が今やベテランとなって走力不足に苦しんでいる気がする。特に怪我の本田、長友、内田などは、同じく怪我だった中村や、走れなかった遠藤と同じような問題に苦しんでいる気がする。それ所か守備の課題まで・・・

――その通りではありますが……。

「(2007年アジアカップ準決勝の)サウジアラビア戦でも、2点目のゴールを許すことはなかったはずだ。阿部(勇樹)がうまく対応できずにヘディングシュートを決められたが、その前のシーンでは遠藤が左サイドの守備に入っていた。試合前に私は、駒野に守備で遠藤を助けるように言っていた。相手のサイドバックが攻め上がったときはカバーして、2対1の状況を作れと。だが遠藤は抜かれ、クロスを上げられて失点した。普通ではあり得ないことだ。私は駒野を怒った。彼はしょんぼりしていた。さらに、3点目もミスから生まれたゴールだ」

http://number.bunshun.jp/articles/-/811574?page=4

まったく同じ話で面白い。ザッケローニ時代でも同様に駒野の変わりに長友が遠藤のカバーをしていたが、攻撃参加で上がった裏を付かれ遠藤は追いつけずに失点するというシーンが何度もあった。今は柴崎が別の意味でロストしやすい。色々な監督が海外から着て日本を指導するが、面白いように似たような問題に取り組んでいる。

関連項目

イビチャ・オシムが何故持ち上げられるのか footballologies

W杯予選 日本 vs シンガポール

日本 0-0 シンガポール
得点
警告
シンガポール

正直な所今回は試合を見てないので採点不能。だけどあまりに試合結果が衝撃的だったので、後で見てなんか書こうと思う。

採点

選手 採点 寸評
GK 川島永嗣
DF 太田 宏介
DF 酒井宏樹
DF 槙野智章
DF 吉田麻也
MF 本田圭佑
MF 柴崎岳
MF 香川真司
MF 長谷部誠
FW 岡崎慎司
FW 宇佐美貴史
途中出場
FW 武藤嘉紀
FW 原口元気
FW 大迫勇也
監督 ハリルホジッチ
試合後、ハリルホジッチ監督のコメント

(これがW杯予選の難しさか?)私のサッカー人生でこのようなシチュエーションに陥ったことがないので、説明は難しい。選手は勝つためにすべてを出し尽くしてくれた。得点だけが足りなかっただけだと思う。もし得点が入れば違う状況になった。ちょっとつらい状況だが、下を向く必要はないし、がっかりする必要はないと思う。シンガポールで絶対に勝ちたいと思う。(今日見えた課題は)ゴール前で慌てたこと、正確性、少しの運だ。そして向こうのGKをほめなければいけない。6、7点は彼が止めたのではないか。こんなにGKが止めたのは見たことがない。

http://live.sportsnavi.yahoo.co.jp/live/sports/soccer_japan/4375

日本代表の印象

Yahooでは香川の問題という声が大きかったが、単純に香川個人の不調とだけはいい難い。なにしろ相手はシンガポールなので、本来一人が不調な程度では問題になる要素ではない。しかも一番初めに香川が61分に早々に交代となっているが、その後30分も点が入っていない。30分くらいあれば1点入ってもおかしくはない。恐らくチームとしての問題点と日本チームが相手に本気で守られた時に相変わらず攻撃手段がないといういつものパターンが露呈したのではないかと。今の所思ってる。

試合の総評

自分の試合の総評を書こうと思ったがセルジオ越後の話が面白かったのでそちらを紹介

「親善試合ではなく、しっかりと研究してきた相手には何もできない。裏のスペースを消した相手に対して、展開力もスキルもなかった。アジアカップのUAE戦と一緒で、同じ試合を見ているようだったよ。ハリルホジッチはすごいとみんな言っていたけど、過去の戦いとどこが変わったの? 相手監督には素晴らしいと言うべきじゃないかな」

「ハリルホジッチのやり方をみんなが絶賛していたけど、選手は怯えちゃっていたよね。日本人は厳しく追及された時にそれを跳ね返す文化がない。指示を受けている宇佐美の表情はこわばっていたしね。サッカーをエンジョイするという気持ちもなかった。それではサッカーに幅もできないよ」

「裏のスペースを消されて柴崎はパスが出せなくなった。本田も香川も良くなかった。酒井宏樹なんてひどかったよ? 海外組もスーパーじゃないし、スキルがこれしかないということ。長谷部は試合後『修正して次に…』といつもと同じことを言っていた。次の試合も出場できるものだと思っているのかな。危機感を感じないと」

「ハリルホジッチは縦への速さを求めて、選手も監督に言われたことを従順に繰り返した。裏に飛び出せないのに同じやり方をしたよね。打開策の交代も前線の数を増やすという今まで見てきたやり方と同じ。ピッチ上で選手たちが工夫しないと」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150616-00323196-soccerk-socc

なるほどなるほど。

適当に見たハイライト


https://www.youtube.com/watch?v=9rQdtNsSj0U

本田圭佑の野心と引退と冒険

本田が欧州クラブ買収という、一大プロジェクトに乗り出す。今季オーストリア2部で10チーム中9位。来季は3部に降格するSVホルンの事実上のオーナーになることが判明した。欧州のリーグ事情に詳しい複数の関係者によれば、本田の所属事務所であるエスティーロが経営難の同クラブの運営権を取得。水面下で最終交渉が進んでおり、来週中にも正式発表になる可能性が出てきた。

http://www.nikkansports.com/soccer/news/1488086.html

本田が見ているフィールド

これは、予想外だったけど、本田圭佑の野望は思わぬ方向で、しかも言われてみれば「あ、なるほど」と思わざるを得ない。本田はサッカー以外でもCMやらなにかと上手く立ち回る所がある選手。選手を引退した後、サッカーに関係したい場合どうしてもコーチや監督、指導者などの道ばかりに着目し勝ちだが、実際には十分すぎるほど現役の時に稼げた選手なら下位リーグの弱小チームくらいなら確かに買えるしオーナーにもなれる。ミランでガリアーニを見てれば何も監督にならなくても良いのではないかと思っても不思議ではない。

さらに日本人の場合これは物凄いアドバンテージだ。他の国と違い明らかに日本には欧州チームへ移籍したい選手がいる。有望な若手もサッカースクールと一体化すれば、プレー先のひとつとして意識されるし。本田の知名度ならなびく可能性はかなりある。しかもオーストリア3部なら有望な若手を送り込めさえすれば普通にかなり勝てる可能性はあるし、日本人が注目してチームの利益も増える可能性が十分ある。オーストリアの2部や1部の下位のチームへとステップアップさせれば、Jリーガが欧州2部のチームなどへ行くときの選択しにもなりえる。それ以外にもロシアやイタリア、オランダなど渡り歩いてきた本田にとっては欧州から人を集める方法もあるのかもしれない。なるほどなぁと。色々勝手に妄想した。

sv

SVホルン – Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/SV%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%B3

キリンチャレンジカップ 日本 vs イラク

日本 4-1 イラク
本田圭佑(前半5分)
槙野智章(前半9分)
岡崎慎司(前半33分)
原口元気(後半39分)
得点
警告 サド・アブドゥラミル(前半37分)

キリンチャレンジカップ2015 SAMURAI BLUE(日本代表) 対 イラク代表【6-11(木)@日産スタジアム】  JFA|公益財団法人日本サッカー協会

採点

選手 採点 寸評
GK 川島永嗣 4.5 ミスが目立った
DF 長友佑都 6.0 後半まで運動量が落ちず、前線の攻撃陣が入れ替わり組み立て出来なくなってからは攻撃参加も目立った
DF 槙野智章 6.5 無失点に抑え、得点も決めた
DF 吉田麻也 5.5 クリアミスはあったが、それ以外は安定した守備をみせた
DF 酒井高徳 5.5 運動量も多く、右サイドの攻撃組み立てにかなり機能した
MF 柴崎岳 7.0 攻撃の基点となり効果的に機能した
MF 香川真司 5.5 マークが厳しく決定的な仕事は出来なかった
MF 長谷部誠 6.0 中盤の守備で効果的に機能した
FW 本田圭佑 6.5 1得点を決め連携した右サイドからの崩しも見せた
FW 岡崎慎司 7.0 決定機を何度も見せ1得点、いつもどおり守備にも献身的に動いた
FW 宇佐美貴史 6.5 スタミナ不足が気になったが、アシストをし何度も決定機を作り出した
途中出場
FW 大迫 5.5 ポストプレーやハイボールの競り合いなど岡崎とは違う特色を見せた
FW 武藤 5.0 意欲は見せていたが見せ場はなかった
FW 永井 5.5 スピードが速く、意外と山口や大迫との連携のよさも見せた
FW 原口 6.5 途中交代からゴールし短い時間で結果を出した
FW 山口 6.5 守備だけではなくパスも永井や大迫などと連携が取れており見るべき点があった
FW 谷口 5.0 守備的役割を期待で入ったが長谷部と比べるとややボールが取りきれない
監督 ハリルホジッチ 6.5 アジアでは強豪の部類に入るイラクを相手に4-0は十分な結果。W杯前後で落ち込んでいた日本代表を立て直し、若手をセオリー通り起用した。当たり前のことを当たり前に積み重ねただけと思う人もいるかもしれないが、組織の思惑などで選ばれない選手をしっかり選び実力で評価するというのは実際は大変な事だろう。
試合後、ハリルホジッチ監督のコメント

われわれはかなりいい試合をした。そして効果的だった。ディフェンスも素晴らしいポジションを取っていた。いくつかのプレーはオフェンス面でもハイレベルだった。少し慌てたシーンもあったが、もう少し点は取れたと思う。この美しい勝利には満足したい。選手にはおめでとうと言いたいし、全国民の皆さんにはありがとうと言いたい。

試合前のハリルホジッチ監督のコメント

選手のトレーニングに対する姿勢には敬意を表したい。ただし川又(堅碁)が少しけがをしたのは残念だ。ももに衝撃があってトレーニングができない状態だ。清武(弘嗣)も右足に少し問題がある。大したけがではないが、リスクをとらないようにしたい。そのために永井(謙佑)を呼んでトレーニングさせた。

http://sports.yahoo.co.jp/sports/soccer/japan/2015/columndtl/201506100007-spnavi

永井のスピードには見るべきものも感じたのではないだろうか。

日本代表の印象

岡崎、香川、宇佐美、本田の4人は明らかにレベルが高く、しかも新しく加入した宇佐美や柴崎も十分連携が出来ており、イラク代表と比べると中盤から前ではかなりの差を感じた。ただ、守備面やスタミナ面では明らかに課題も残っており、運動量は後半急激に落ちたのでスタミナ不足が目に付いた。また守備力も途中交代したメンバーはボール奪取に苦労しており、組み立てで岡崎や長友などの本来違う役割だったスタメンに頼る部分が多かった。スタメンと比べ、武藤、原口、永井あたりを投入してからは若干守備の問題があり、相手のボール保持時間が増えた。これらの問題は恐らくチームとしての役割や連携を重視すれば改善しそうなだけに、代表全体がサブメンバーをどう生かすかが大事だろう。その後交代で入った山口は十分柴崎の代役を出来ており、特に大迫や永井と山口の組み立てや連携ではかなり見るべき点があったと思う。

試合の総評

もう少し強い相手でなければこのチームのポテンシャルを測るのは難しかったと思うが、イラク代表も平均年齢の若いチームで、日本代表でいえばサブで入った若いメンバーの方が中心になって作られているようなチームだったので、同年代で見れば後半の交代してからの試合内容程度の実力差だったのではないかと思った。

試合のハイライト動画

個人的に気になった点とか

個人的に一番気になったのは、長谷部の交代前と長谷部の交代後の変化。正直前線が変わってもボールがつなげなくなりロスト率は上がったが、急激に攻められやすくなった分けではないと思った。しかし長谷部交代後は相手の攻撃が目立ちだした。長谷部の交代要員は今の所、谷口では荷が重いのではないかと思う。以前アギーレ時代に森重がアンカーをやったときにかなり機能していたので、守備力としてみれば森重なんかも結構有力なのではないかと。

フェルナンドトーレスが何故「師匠」と呼ばれているのか

フェルナンドトーレスが何故「師匠」と呼ばれているのか


https://www.youtube.com/watch?v=9TBEj6e5bnM

補足:サッカー界における「師匠」とは

一方サッカー界ではゴールを決められないFWに送られる汚名であり勲章である。もともとは2ちゃんねるで鈴木隆行を「ノーゴール師匠」と揶揄したことが発端。ただしただ外し続けるだけでの凡夫にその称号が与えられることはない。

  • 簡単なシュートが決められない
  • 素晴らしいシュートを放つが枠を捕らえない
  • 時々不可解な突破やシュートを試み観客の冷ややかな笑いを誘う
  • 監督・チームメイト・サポーター・相手(中立)サポーターがそれぞれ違う期待をしている
  • 点を決めないのになぜか試合に出続けられる
  • 極稀にスーパーゴールを決めたり重要な試合で点を取る

師匠と呼ばれる選手には以上のような特徴を持つ者が多い。中でも3と6の要素は重要である。彼らにはダメな子ほど可愛い、所謂『ドジっ子萌え』的要素が多量に含まれており、それ故にファンも多い。

http://dic.nicovideo.jp/a/%E5%B8%AB%E5%8C%A0
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