日本 |
2 – 1 |
イラク |
原口 元気 前半25分
山口 蛍 後半 50分 |
得点 |
サード アブドゥルアミール 後半15分 |
酒井 宏樹 後半21分 |
警告 |
ワリード サリム 後半27分
モハメド ハミード 後半37分
アラー アブドゥルザフラ 後半49分 |
採点
Pos |
No. |
選手名 |
採点 |
寸評 |
GK |
12 |
西川 周作 |
5.0 |
この試合では前回と違い相手がシュートを何本も打ち込み失点の可能性もあったが流れの中での失点は抑えた。失点したセットプレーの場面は止めれた可能性があったように思う。 |
DF |
6 |
森重 真人 |
5.0 |
流れの中からの失点は防いだが、セットプレーにCBの課題が残った。 |
DF |
19 |
酒井 宏樹 |
4.5 |
簡単パスミスなどがあり、失点の原因となるファールもあった。一方でイラクの高さやフィジカルに対抗するためにSBというより高さ対策として効果があった。 |
DF |
21 |
酒井 高徳 |
4.5 |
試合の流れの中では安定していたが、失点したセットプレーの場面での対応はもう少しがんばってほしかった。 |
DF |
22 |
吉田 麻也 |
5.5 |
イラクと比べ高さに課題があった日本の守備の高さを埋めた。また終盤ロスタイムに攻撃参加しで追いつく流れを作った。 |
MF |
4 |
本田 圭佑 |
5.5 |
サイドではほぼ突破できず上げるクロスも精度を欠いたが中央に入ってのヘッドやポストプレーが効いており、特に原口清武のクロスに対しては実質的にはCFのような価値があった。 |
MF |
7 |
柏木 陽介 |
5.5 |
攻撃面では中盤の底からの組み立てで大事な役割を果たした。守備面でも以前よりよく戻っており、清武と柏木という組み合わせに感じた守備の不安を払拭した。点につながる攻撃や、守備で動いた時のスタミナやフィジカルの問題はこれからに期待。 |
MF |
13 |
清武 弘嗣 |
6.5 |
前半にカウンターから走って1アシスト。組み立てではワンタッチのダイレクトプレーで違いをみせた。ワンタッチでボールを保持しないことで危険なカウンターを未然に防いだ。またセップレーでのキックの高い精度も武器となった。 |
MF |
17 |
長谷部 誠 |
5.5 |
攻撃面は柏木より目立たなかったが、守備では危険な場面でいいプレーを見せた。特に終盤の厳しい時間での戦術的なファールや、吉田を前に出して守備に入った長谷部の戦術面での幅の広さが光った。 |
FW |
8 |
原口 元気 |
7.0 |
いい守備で自らボールを奪い、その後カウンターから流れの中で得点。またドリブルで常に左サイドを突破しサイドでのプレーの質の高さを示した。また終盤まで積極的に走りスタミナも見せた。 |
FW |
9 |
岡崎 慎司 |
5.0 |
裏へ抜け出すいいシーンはあったが得点にはつながらなかった。 |
|
|
|
|
|
MF |
16 |
山口 蛍 |
6.5 |
交代出場でミドルでゴールを決めた。このゴールで勝利をもたらした。得意の守備でもボールを奪う能力を見せた。 |
FW |
14 |
小林 悠 |
4.0 |
途中出場で時間がなかったとはいえ完全に消えていた。またゴールに関連しない場面でも、途中出場の利点であるスタミナの違いや運動量の違いを見せることが出来ず、結果的にボールはスタメンの選手が運んでおり戦術的にも問題があった。年齢を考えるとベテランであり、戦術的な判断にも疑問が残る。代表に残るには出来る限り速く結果が必要だろう。 |
FW |
18 |
浅野 拓磨 |
5.5 |
少ない時間で吉田のポストプレーと連携した攻撃の流れをみせ、高さがない選手にもかかわらずクロスからの攻撃でも可能性を感じさせた。 |
|
|
|
|
|
監督 |
|
ハリルホジッチ |
5.0 |
内容はかなり問題を含んでいたが、この試合に関しては予選落ちの可能性まで出てきていたので、まずはこの試合に勝った事に意味がある。 |
試合後のハリルホジッチ監督のコメント
「ドラマティックな試合でしたけど、あきらめずに戦った選手を褒めたい。最後まで応援してくれたサポーター、国民に感謝したい」
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=19422
試合後に目を赤くしていたとか、コメントを見る限り、流石にギリギリの戦いになった点に対して何か感じることがあるんじゃないかと思った。今後の対応に期待。
交代策に関しては、結果的に山口が得点した事を考えれば成功したといっていいと思う。ただし小林は完全に消えており、終盤にパワープレーで高さで攻めたことを考えれば本田を残した方がよかったのではないかと思った。
柏木+清武の守備の改善
スタメンに関しては、柏木と清武というやや守備面に心配がある組み合わせではないかと思ったが、柏木の守備の意識が以前より明らかに高く、予想以上に機能していた。また清武に対するプレスが強かったが、ワンタッチでボールをさばくセンスと上手くファールを誘う事が出来ていた。その結果前にボールを出した時に取られるリスクを下げて長谷部、柏木とDFラインの連携で安定してボールがまわせるようになっていた。本田を主体としたトップ下の時にはトップ下でボールをキープしてからボールを出す形が多かった為、トップ下のプレスがきつい強豪相手には苦戦していたが今回の形はトップ下本田の代わりの戦術の一つとしての形にはなっていたように思う。ただチームとしてこの形で機能するにはもう少しプレーの質や連携がよくなる必要があるとは思った。
日本代表の印象
試合を通しての戦術がザック時代の回して連携で崩したのとも、引いて守ってカウンターとも違った形になっていた。ボランチで回して清武に当てて連携で崩すパターンと、柏木やサイドの原口が突破してのクロスを多用していた。この攻撃方法の場合、CFを裏に抜けるタイプにするのかタワータイプにするのか考える余地があるように思う。後半に吉田を前に上げて放り込むだけで簡単に崩せた事からも、浅野や岡崎のようなスピードや裏抜けが得意な選手だけではなく高さで勝負できる選択肢がFWにないのは問題がある。現状のメンバーで考えるならCF本田にして岡崎を右にするか。吉田森重の誰かを前にあげて代わりのCBを入れるしかない。
また、守備面では、この試合でも流れの中からの失点はしておらず、セットプレーで失点しており、守備は相変わらずセットプレー対策や高さ対策が課題の一つだったように思う。
試合の総評
前半に日本が1点入れる事でリードしたが、一方的な展開ではなくイラクも十分チャンスがある均衡した試合となった。実力では全体に日本の方がややウワ待ったが決定的な差とは言いにくかった。シュート数は日本が12に対してイラクが8で、決定力と守備の差で日本が上回ったという試合だったと思う。
スタッツ
12 |
シュート |
8 |
13 |
直接FK |
14 |
2 |
間接FK |
2 |
3 |
CK |
7 |
0 |
PK |
0 |
5 |
GK |
9 |
2 |
オフサイド |
2 |