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日本VSコートジボワール

日本は何だか今までやってきたのと違うプレーを連発して負けてしまうという不思議な試合だった。

コートジボワール 1 vs 1 日本
0 (前半) 1
2 (後半) 0
コートジボワール 日本
得点 ウィルフリード ボニー(後半19分)
ジェルビーニョ(後半21分)
本田 圭佑(前半16分)
警告 スレイマヌ バンバ(後半9分)
ディディエ ゾコラ(後半13分)
吉田 麻也(前半23分)
森重 真人(後半19分)
18 シュート 8
11 直接FK 10
1 間接FK 2
8 CK 5
1 オフサイド 2
62 ボール支配率 38

http://brazil2014.yahoo.co.jp/game/text/?gid=2014061403

日本代表の選手のプレーとかで気になった所

採点

川島  5  好セーブを見せるも相変わらずパスに問題があり危機を招く
長友  4.5 アシストするが後半は左サイドを崩されクロスで2失点
内田  5.5 フィジカルで劣勢だったが危機を何度も救う。攻撃も惜しい形を作る
吉田  4.5 攻撃参加もし危機も防いだが、肝心の失点シーンでマークがずれる
森重  5  献身的な守備をした
山口  5.5 ピンチを何度も防ぐが不用意な縦パスが目立った
遠藤  4  長谷部と交代し守備が劣化、攻撃もキープも出来なかった
長谷部 5.5 安定した守備でギリギリの所で失点を防いだ
香川  5  チャンスも作ったが厳しいマークに苦しんだ
本田  6  厳しいマークの中得点。最低限の仕事はした
岡崎  5.5 攻守に献身的に動いたがボールをもらえなかった
大迫  4.5 前線でボールを追ったが攻撃では消えていた
大久保 4.5 交代で入ったが消えていた

ザッケローニ 4.5 結果にこだわるザッケローニとしては内容も結果も伴わなかった。また交代で入った選手もいい形では働かなかった。特に長谷部交代後に左サイドの守備力が落ち左サイドから2失点を招いた。

試合の総評

日本が先制したが、試合は終始コートジボワールが試合し、日本は持ち味を出すことなく終わった。

日本代表の印象

全体としてはザンビア戦の最後の大久保の飛び道具的なゴールの影響をチームに強く感じた。ただし、本来のパスサッカーが見られず、偶に使う飛び道具だったはずの縦に速いプレーに終始してしまいカウンターを招き主導権を奪われた。後半は完全に制圧されポゼッションも維持できずカウンターも成功しなかった。何故かW杯本番で以前と少し違うスタイルのサッカーをするという不完全燃焼のような試合だったと思う。
守備に関しては、以前からの問題を分析されて狙われた印象。例えばW杯直前のザンビア戦も左サイドからのクロスで失点している。その時は長友のよせが機能しておらずクロスを簡単に挙げられてしまった点に問題があったが、そういうちょっとした問題以外にも、日本代表は長友が攻撃的にいく戦術を採用しているので長友の裏が常に危険なゾーンになりやすいという戦術的な問題と、左サイドのボランチに遠藤が配置されると右サイドより守備力が落ちる点。更に長友が中の守備に入ると高さが足りないという点から左からのクロスに弱くなりがちな傾向が元からあった。更に攻撃の起点は香川と本田に大きく依存しているので二人が持った時に寄せることでカウンターを成立しやすくなって居たように思う。

適当に見つけたyoutubeの動画

https://www.youtube.com/watch?v=sefiyQukNWo

ブラジルvsクロアチアのPKについて

W杯開幕戦のブラジルVSクロアチア戦ではPKとファールで2点も点が動き審判が試合の結果を作ったが、なんとその審判が日本人という複雑な気分になる話。

試合の概要

ブラジル クロアチア
3 1
ブラジル クロアチア
得点 ネイマール(前半29分)
ネイマール(後半26分)
オスカル(後半46分)
O・G(前半11分)
警告 ネイマール(前半27分)
ルイス グスタボ(後半43分)
ベドラン チョルルカ(後半21分)
デヤン ロブレン(後半24分)

前半にクロアチアが先制し、ブラジルがネイマールのゴールで追いついた所までは試合は順当に進んだのだが、その次がPKによる得点になってしまった。このプレーの動画

https://www.youtube.com/watch?v=YJXjh0mi5Is

日本人が審判だったという点を加味して甘く見ても、かなり微妙なファールなのは間違いない。しかもイエローカード。

このファールについて

約20年の現役生活でレッドカードはおろか、イエローカードを一枚も受けたことがなく、90年にはFIFAから個人としては初めて「FIFAフェアプレー賞」が贈られた。そのミスタークリーンで知られるリネカー氏は「開幕戦のマンオブマッチは、ネイマールか、主審か選ぶのは難題だ」と、痛烈なつぶやきを世界に発信した

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140613-00010006-soccermzw-socc
とか。

実は、この日の日本人審判はサッカー好きの間では割と有名な審判で、以前もブラジル戦で問題のレッドカードを出した事がある。その時の動画。

https://www.youtube.com/watch?v=2SsL-NH1tYM

ただ、この時は確かにファールではあったと思う。問題はジャッジが強すぎるという点だと思う。つまりレッドじゃなくてイエローだったならば、今回も同様だがPKではなかったならば話は全然違う。審判が試合結果に強く影響してしまうとジャッジが問題視されるのは当然。審判で勝敗が付くのは望ましくないので、個人的には審判はファールやイエローを使い上手くコントロールしてPKやレッドカードになるようなプレーを抑制する必要があったのではないかなと思う。

ちなみにこの西村審判は昔から色々と噂の審判で、「うるさい! お前は黙ってプレーしておけ。死ね!」と言ったとか英語力に問題があるとか、イランVSウズベキスタン戦での疑惑の判定とか、ファールした中国人を間違えて、別の選手を退場させるとか、人を間違えて退場にしてしまう事件をJリーグでも起こしているなど以前も数々の問題を起こしてきた審判で、今後の展開もちょっと心配になる所がある。

この問題は日本のスポーツメディアだけではなく、色々な所で出ており、例えばウォール・ストリート・ジャーナルのようなスポーツとは少し距離があるメディアでも「ブラジルのMVP」は西村主審-W杯開幕戦の判定に批判などとして報道している。

犬っぽいと噂の岡崎慎司は「日本代表の歴史に残るストライカー」

岡崎は、あちこちで犬っぽいとか「ゴールに逆走」したとか、そういうネタ要素で取り上げられがちだけど、数字を見ると実は凄い選手だと思う。岡崎のゴール数、シュート数、シュート成功率、どれをとっても素晴らしい成績。これは何も最近の好調の岡崎の成績ではなく、岡崎がブンデスで逆走して2chなどで馬鹿にされていた頃も数字はそれほど変わっていない。愛嬌のある雰囲気と泥臭いゴールのためか、何故か軽く見られがちな岡崎だけど、この数字を見れば現在の代表においては、誰がどう見ても間違いなく最強のストライカーだと分かる。しかも、ぶっちぎりのストライカーだと言って良い。W杯前で大迫や大久保、柿谷、豊田、佐藤、数々のFWと比較されて常にJで成績を収めているFWがプッシュされてきたが、結局結果を残してるのは岡崎。まずはゴール数を示した下の表を見てもらいたい。

ゴール数

ゴール 成功率
1 岡崎 慎司 21 16.9%
2 香川 真司 15 13.5%
3 本田 圭佑 14 9.5%
4 前田 遼一 8 17.4%
5 ハーフナー マイク 4 13.8%
5 柿谷 曜一朗 4 30.8%
7 遠藤 保仁 3 7.3%
7 栗原 勇蔵 3 37.5%
7 大迫 勇也 3 27.3%
10 吉田 麻也 2 7.7%

シュート数

シュート 成功率
1 本田 圭佑 148 9.5%
2 岡崎 慎司 124 16.9%
3 香川 真司 111 13.5%
4 長谷部 誠 47 2.1%
5 前田 遼一 46 17.4%
6 遠藤 保仁 41 7.3%
7 長友 佑都 39 0.0%
8 ハーフナー マイク 29 13.8%
9 吉田 麻也 26 7.7%
10 李 忠成 21 9.5%

2014 5/28 http://www.football-lab.jp/japan/ranking/

これを見る限り、岡崎以外はFWで長期間安定して点が期待できる選手は現代表にいないといっていい。あえて言うならトップ下の本田や香川が岡崎の次のストライカー。前田の成績も素晴らしいが、今は既にちょっと年齢も高く代表には呼ばれない。更に岡崎の数字はこれだけではなく歴代の数字と比較しても素晴らしい成績といえる。次に歴代の日本代表のゴールランキングを示す。

名前 得点数 出場数 期間
1 釜本邦茂 75 76 1964年-1977年
2 三浦知良 55 89 1990年-2000年
3 岡崎慎司 38 74 2008年-
4 原博実 37 75 1978年-1988年
5 高木琢也 27 44 1992年-1997年
6 木村和司 26 54 1979年-1986年
7 中村俊輔 24 98 2000年-2010年
8 高原直泰 23 57 2000年-2008年
9 中山雅史 21 53 1990年-2003年
10 本田圭佑 20 54 2008年-

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BB%A3%E8%A1%A8

なんと3位が岡崎である。歴代代表の得点ランキングで見てもこの通り。既に日本代表史上にも燦然と輝く記録であるだけでなく、近年の日本代表が以前と違い強豪と数多く対戦し弱い相手にゴール数を稼げない試合をしている事を考慮すれば、実績的にぶっちぎりのトップといっても過言ではないと思う。このサイトでは個人的に岡崎みたいな活躍してるのに何故か評価されない選手は全面的にプッシュしていきたい。それも数字と実績なんかの文句の出ないところで、雰囲気評価勢に岡崎の素晴らしさを布教しようかと思ってる。

ブラジルW杯前の日本代表選手のコンディション

心配すぎる日本代表のコンディションの不安要素を見つけた限り一覧

長友 「ふくらはぎの張り」練習別メニュー
内田 「右太腿肉離れ、腱断裂、手術回避による悪影響」 練習別メニュー
長谷部 「右膝2度手術、体の広範囲に張り」練習別メニュー
岡崎 「微熱」で別メニュー「親善試合最終戦での頭部からの出血」
酒井高 「右膝負傷」松葉杖で練習別メニュー
吉田 「右膝負傷」最近まで長期離脱(以前は股関節の問題も)
本田 「右膝半月板」「視力回復」「頸部手術」

ニュースソースとか

  • http://web.gekisaka.jp/news/detail/?140346-140346-fl
  • http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/06/06/kiji/K20140606008308280.html
  • http://www.sanspo.com/soccer/news/20140606/jpn14060605050013-n1.html
  • http://web.gekisaka.jp/news/detail/?140289-140289-fl
  • http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/06/05/kiji/K20140605008303560.html
  • http://www.sanspo.com/soccer/news/20140604/jpn14060405010003-n1.html
  • http://www.nikkansports.com/brazil2014/news/p-sc-tp0-20140602-1310961.html

日本vsザンビア 国際親善試合

日本 4 vs 3 ザンビア
1 (前半) 2
3 (後半) 1
日本 コスタリカ
得点 本田 圭佑(前半40分)
香川 真司(後半28分)
本田 圭佑(後半30分)
大久保 嘉人(後半46分)
クリストファー カトンゴ(前半9分)
ネイサン シンカラ(前半28分)
ルバンボ ムソンダ(後半44分)
警告 大久保 嘉人(後半27分)
吉田 麻也(後半37分)
酒井 宏樹(後半41分)
クリストファー カトンゴ(後半34分)
8 シュート 8
12 直接FK 14
3 間接FK 2
3 CK 3
3 オフサイド 2
52 ボール支配率 48

http://brazil2014.yahoo.co.jp/game/text/?gid=2014060601

Japan vs. Zambia - 7 June 2014 - Soccerway
http://int.soccerway.com/matches/2014/06/07/world/friendlies/japan/zambia/1665094/

試合の総評

全体の印象としてはザンビアが予想以上に強いチームで、一方の日本はコンディションの問題だけではなく連携や戦術面に偏りが見えてチームとしての課題が多々あった。

ザンビアの印象

ザンビアは中盤の守備のプレスが強く、本田や香川などキープレイヤーを中盤で抑えてきた。攻撃の戦術としてはフィジカルだけではなく、ロングボールだけでもなく、狭い所でのショートパスもかなり上手い。そこにサイドチェンジでフィールドを大きく使っていた。日本のコンパクトなプレスをサイドチェンジで揺さぶりボールを運ぶ。ある所まで持ち上がると今度は、一転中への速いクロスや強烈なミドルなどの飛び道具。日本の場合は運んだ後も人数をかけて細かく崩すが、ザンビアはパワフルなミドルがあり、これにより少人数がバイタル付近に近づくだけでペナルティエリアの中まで突破しなくても得点できる可能性がある。パスワークだけではなく最後はフィジカルも十分に生かした面白いスタイルだったように思う。何故か昔のベンゲルを思い出すような戦術だった。

あえて特筆すべき点はこのザンビア代表は主力が「CAFコンフェデレーションズカップ」の試合の関係で離脱*しており主要メンバーが少なかったという点だ。アフリカでW杯に出場できなかった国の主力抜きのメンバー相手としてこの結果を見るとコートジボワール戦には不安を残す形となった。

* : http://qoly.jp/2014/06/07/zambia-wants-to-see-how-far-we-are-from-worldcup

日本代表の印象

いつもに比べ中へ切れ込む攻撃パターンが多く、サイドからの攻撃がこの試合では少なかったように思う。また長友や内田、酒井がサイドの裏に抜けるプレーも少なく、サイドの裏の岡崎へ出すプレーも少なかった。これによりサイドからマイナスの低いボールで降り返すプレーはあまり見られなかった。代わりにサイドから中に切れ込むプレーは多く中央のバイタル付近からのシュートや、ゴール前のFWの裏へ出すボールを多用しており、柿谷や岡崎が裏へ抜け出す動きに合わせるプレーを主体としていたように思う。得点は1点目が相手のハンドによるPK、2点目がクロスボールがそのままゴールになるラッキーなゴール、3点目はその直後の隙を突くゴールと、ほとんどが正攻法の崩ではないのも気になる。

スタッツを一つ

スタッツで気になった所は、まずインターセプトの回数。

日本 ザンビア
15 インターセプト 30

http://www.goal.com/jp/match/%E6%97%A5%E6%9C%AC-vs-%E3%82%B6%E3%83%B3%E3%83%93%E3%82%A2/1665094/stats?ICID=MP_MS_4

日本が15に対して、ザンビアが30と倍も違う。これはフィジカルチームと対戦した時のいつもの日本の言い訳がしにくい数字だ。フィジカルを強みとするチームに単純に高さやスピードで負けるのとは違う。インターセプトはむしろパスワークの問題による所が大きいからだ。日本は前半にボールを回せてないイメージはあったものの後半は攻めれていた部分もあったので予想以上の開きという印象。しかし、よくプレーを見ると実は後半も日本の攻撃は青山の縦パス1本だったり、DFの森重が攻めあがるという特殊な形で得点しており、攻撃陣のパスワークで崩したわけではない。W杯のように日本対策をしたチームとの対戦を想定すると日本のパスワークに対策を立ててくるケースは常に想定されるパターンで、非常に意味のある試合だったように思う。

日本代表の選手のプレーとかで気になった所

採点
西川 4.5 失点数とミドル対応に課題。パスは違いを見せた
吉田 5  
長友 4.5 突破が少なく、自身の裏は防いだがクロスを上げられた
今野 5  
内田 4.5 決定機に加速で裏に抜けられ失点。体調に不安
遠藤 5  敵の中盤対策に決定的な仕事はできず守備には不安
山口 5.5 中盤をスタミナでカバーしたがミドルが失点に
香川 6  得点したが、連携は単調で多くが防がれた
本田 6  マークに苦しんだが、相手が浮き足立つ瞬間を仕留めた
岡崎 5  献身的に動いて貢献したがゴールにはつながらなかった
柿谷 4.5 裏への抜け出しは決まらず、それ以外は消えていた

大久保 6.5 連携対策を吹き飛ばす個人技と勝ちへの拘りを見せた
大迫  5  無難にプレーしたがFWとしては、もっとゴールに期待
森重  6.5 安定した守備と素晴らしいアシストで攻守に貢献
酒井宏 5  スピードとフィジカルは十分。コンディションは良好
齋藤  4.5 ボールタッチが少なすぎた。味方との意思疎通に期待
青山  6  コスタリカ戦でも見せた深い位置からの縦パスが決まった

ザック 5.5 勝利へのこだわりと結果を出すスタイルは流石。ただし相変わらず選手には無理をさせる傾向があり、明らかに調子の悪い内田や、試合中に右手を痛めた大久保、頭から出血した岡崎についても、怪我の後も試合に出場し続けてたので本番への影響が気になる。怪我の長谷部と酒井のコンディションも気になる。また本田も常に出場し続けているので、本田が怪我をした時のトップ下の交代などの形が想像できない。本田潰しで日本が対応できるのか不安が残る。

続きを読む 日本vsザンビア 国際親善試合

ザックジャパンの成績

2ch のスレッドで見かけた「ザックジャパン成績」というレスが非常に面白かったので紹介してみる。

アジアカップ ← 優勝
アジア3次予選 ← 負けたのは突破決まってから
アジア最終予選 ← 4勝1分1敗で通貨ほぼ確定

アルゼンチン(親善) ← 勝利
フランス(親善) ← 勝利
ブラジル(親善) ← 敗北

勝率 ← 日本歴代監督1位
得点率の高さ ← 日本歴代監督1位
失点率の低さ ← 日本歴代監督1位

てな具合だぞザックてwこれで解任する方が難しい・・・
ちなみに詳細はこう

勝率ランキング
1位 33戦21勝-8分-4負 勝率:86.36% ザック
2位 20戦12勝-5分-3負 勝率:80.00% オシム
3位 50戦26勝13分11負 勝率:70.27% 岡田
4位 52戦24勝17分11負 勝率:68.57% トルシエ
5位 72戦38勝15分19負 勝率:66.67% ジーコ

得点ランキング
1位 -62得点 1試合平均得点:1.87 ザック
2位 -36得点 1試合平均得点:1.80 オシム
3位 -85得点 1試合平均得点:1.70 岡田
4位 -86得点 1試合平均得点:1.65 トルシエ
5位 114得点 1試合平均得点:1.58 ジーコ

失点ランキング
1位 21失点 1試合平均失点:0.63 ザック
2位 14失点 1試合平均失点:0.70 オシム
3位 41失点 1試合平均失点:0.82 岡田
4位 48失点 1試合平均失点:0.92 トルシエ
5位 70失点 1試合平均失点:0.97 ジーコ

http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/eleven/1364378936/

吉田麻也の誤解と盲点「危険な選手の隣に居て欲しいのは吉田麻也」

 吉田の守備が酷いという風潮は偏見だと個人的には思っている。そして吉田が持つ本質的な弱点は別にあるような気がする。というような事を以下データを見てて思ったので書いてみる。まず、前回の日本vsコスタリカ戦でも多くのサイトで吉田の守備の不安要素を語り、森重の安定性について主張する話が多かったが、単純なボール奪取回数とボールロストした回数を見ると吉田に対する一部の主張は偏見なのではないかという気がしている。まずは、それについてのデータが下の表だが、ボール奪取回数とボールロストした回数を出している。

選手名 ボール奪取回数 ボールロスト回数
22吉田 麻也 14 1
16山口 蛍 13 2
6森重 真人 7 1
21酒井 宏樹 6 0
4本田 圭佑 6 1
1川島 永嗣 6 2
15今野 泰幸 5 1
10香川 真司 5 2
14青山 敏弘 4 1
7遠藤 保仁 4 1
18大迫 勇也 3 2
2内田 篤人 2 1
13大久保 嘉人 1 1
5長友 佑都 0 0

http://www.football-lab.jp/japan/report/?year=2014&month=06&date=02

調べて見ると、さらに一試合前のキプロス戦も同様に吉田がボール奪取回数No1だと分かる。この二つの試合でも吉田を批判的に語る論調はあったが、この数字を見る限り吉田の守備の問題は、単純な対面能力ではない。むしろ代表チームでは最もボールを奪う、山口と共にボールを奪う能力に特化した選手だといえるだろう。

そこで、タイトルに書いたように「危険な選手の隣に居て欲しいのは吉田麻也」なのだが、これの意味する所は、危険な選手の隣に吉田がいない時があるという事。ちゃんと相手に寄せてさえ居れば吉田は現在の代表で最もボールを奪うのが上手い選手だといわざるを得ないが、その吉田も相手の近くに居ない事には守備が出来ない。あえて吉田の問題とこれからの課題を考える場合は、試合中に見える重要なタイミングでマークを外して相手をフリーにしているシーンなどこそが吉田の本質的な問題だと思う。

同様に分かる選手の守備能力の問題

ちなみに、同様の問題は香川や本田に対しても向けられており、何故か日本では「トップ下=守備ができない」というような論調が中村俊輔以来常に付きまとっているが、実はこういう数値を見ていくと完全な誤解だと分かる。コンディションが悪いとされ守備も批判されていた本田だが、このコスタリカ戦に関しては守備では機能していたといわざるを得ない。また、特に香川はこの試合に限らず安定して常にボール奪取回数が多く。香川の守備能力が代表全体を見てもむしろ高い方だと分かる。香川の場合はインターセプトが上手くパスカットのスタッツが他の情報で見ても素晴らしい数字を常に出している。プレミアリーグにおいても香川のインターセプト回数は素晴らしくマンUの攻撃陣でも1位2位を争う。この数字を見る限り香川の守備に対する批判は、日本の一部のサッカーファンの間に漂うあまりに印象的すぎた中村俊輔の亡霊といわざるを得ない。

香川真司のボールロスト率の話

香川真司のボールロスト率の話が2chに出てて謎の主張がされてたので軽く、客観的な数字を出して見る事に。

香川真司のボールロスト率が異常 モイーズの起用法はやはり妥当
2013年12月31日8件
マンチェスター・ユナイテッド

633: 名無しに人種はない@実況はサッカーch 2013/12/30(月) 11:42:31.82 ID:V+oNWPrG0
香川のライバルはアザールでもヤヌザイではなく、ましてやルーニーやエジルはもってのほか
真のライバルはヤングです、そのヤングに対しても現在若干不利な状況
よってモイーズの起用は香川に関しては極めて妥当です

Sinji Kagawa
出場試合7 0G0A シュート0.6(4) ドリブル0.9(6) キーパス0.6(4) 平均パス数35.3(247)
パス成功率87.9% クロス成功数0(0/8) ロングパス成功数2(14/17) ボールロスト2.7(19)

Eden Hazard
出場試合17 7G4A シュート1.9(34) ドリブル3.6(65) キーパス2.6(46) 平均パス数43.6(818)
パス成功率83.4% クロス成功数0.5(9/37) ロングパス成功数1.5(27/38) ボールロスト2.2(40)

Adnan Januzaj
出場試合13 3G1A シュート2.0(26) ドリブル1.8(24) キーパス0.8(10) 平均パス数21.4(278)
パス成功率81.3% クロス成功数0.2(2/25) ロングパス成功数0.9(12/17) ボールロスト2.3(30)

Mesut Ozil
出場試合15 4G7A シュート1.3(20) ドリブル1.7(25) キーパス3.0(45) 平均パス数62.7(941)
パス成功率87.1% クロス成功数1.7(25/66) ロングパス成功数1.7(26/34) ボールロスト1.4(32)

Wayne Rooney
出場試合16 9G9A シュート3.2(51) ドリブル1.6(25) キーパス2.4(38) 平均パス数46.6(746)
パス成功率79.9% クロス成功数1.3(21/104) ロングパス成功数5.3(84/108) ボールロスト2.4(39)

Ashley Young
出場試合9 1G0A シュート0.7(6) ドリブル0.7(6) キーパス0.9(8) 平均パス数20.6(185)
パス成功率77.3% クロス成功数0.7(6/38) ロングパス成功数1.1(10/16) ボールロスト0.8(7)

http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/football/1388275511/

 例によってこの後謎の香川罵倒と擁護が始まるのだけど、香川関係の話はいつも香川云々以前に数字の読み方がおかしい気がする。何でこういう不思議な読み方が出来るのか謎だけど・・その辺をまともな形でだすと。普通のスタッツとして読むには

 1.横についてるカッコの中の数字を比べる
 2.そしてそれをタッチ数で割る

 すると何回のタッチに対して何回ロストしているのか分かるから、多少は意味のある数字になる。基本的にボールタッチが少ない選手の場合は1試合辺りのボールロストが勝手に減るからね。今提示した計算の香川の数字が良くなるか悪くなるかは知らないけど。ただ少なくとも正しく読むにはそうしないと話にならない。試しにここに出てる数字で一番近い数値をだすと

香川 8%(19/247)
アザール4%(40/818)
ヤヌザイ 11%(30/278)
エジル 3%(32/941)
ルーニー 5%(39/746)
ヤング 4%(7/185)

大体こんな感じ。まあタッチ数とパス回数が比例傾向にはあるけど厳密ではないし、さらにロスト回数の計測がどの範囲でロスト読み込むかで結構違いがありそうなので、何ともいえない数字には違いないが。それでも、あそこに出されてる数字よりは、ロスト率としてまだ意味のある数字だとは思う。スタッツの話は実はこういう何回触ったのに対して何回何かが起こったという率を出すスタッツと、そもそもゴール数のように順数に数字が多ければ多いほどいいという絶対値に意味があるスタッツがある。得点に絡まないポジションや出場時間が少ない選手の個人のパフォーマンスを見る場合はほとんど率で見るしかない。したがって試合数とタッチ数あたりはめちゃくちゃ大事な母数で、ほとんどのスタッツを読むにはコレで割らないと意味がない数字になると思う

日本vsコスタリカ 国際親善試合

国際親善試合 日本 vs. コスタリカ

日本 3 vs 1 コスタリカ
0 (前半) 1
3 (後半) 0
日本 コスタリカ
得点 遠藤 保仁(後半15分)
香川 真司(後半35分)
柿谷 曜一朗(後半47分)
ブライアン ルイス(前半31分)
警告 大迫 勇也(前半7分)
今野 泰幸(前半39分)
ジャンカルロ ゴンサレス(後半18分)
16 シュート 8
8 直接FK 17
3 間接FK 8
7 CK 3
3 オフサイド 8
55 ボール支配率 45

http://brazil2014.yahoo.co.jp/game/text/?gid=2014060201

Costa Rica vs. Japan - 3 June 2014
http://int.soccerway.com/matches/2014/06/03/world/friendlies/costa-rica/japan/1660446/

https://www.youtube.com/watch?v=0OyDStgvC1Y
https://www.youtube.com/watch?v=0OyDStgvC1Y

日本代表の選手のプレーとかで気になった所

ザッケローニ:相変わらず戦術的には安定した組み合わせを提示してくるのだけど、コンディション管理という面においてはむしろ過去の監督と比べてもリスキーな采配を好む傾向があると思う。この試合でもそれが一部見えたので本番が心配になる。本番で怪我ならまだしも、本番前に怪我で使い物にならなくなったら今までの4年が水の泡になるだけに心配

採点
川島4.5:セーブもするがパスの成功率が気になる
今野4:肝心の所でミスし失点
吉田5.5:素晴らしいボール奪取。体調は戻してきているが、昔からやらかすフリーにする癖が抜けきらない
森重6:DFラインからの素晴らしい組み立て
内田5:体調を戻してない。前半に痛め怪我が悪化
本田5:前回よりは体調も回復傾向ゴールには絡んだ
山口7:素晴らしいボール回収率
遠藤6:青山の縦パスに対して遠藤の散しが試合を変えた
香川7.5:安定のボール奪取率、素晴らしいクロスとゴール
岡崎5:攻撃は失敗していたが守備でカバー
大迫4.5:チャンスは十分にあったが得点なし
大久保5:自ら決定機を作るもシュートを外す
柿谷6:短時間で点を取った
青山6:素晴らしい縦パスでチャンスを作る

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