サウジアラビア | 1 – 0 | 日本 |
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フハド アルムワラド 後半18分 | 得点 | |
フハド アルムワラド後半19分 | 警告 | 吉田 麻也前半20分 |
Pos | No. | 選手名 | 採点 | 寸評 |
GK | 1 | 川島 永嗣 | 5.5 | 失点は1だが、それが試合を決めたという意味では大きな分かれ目になった |
DF | 3 | 昌子 源 | 5.5 | CKでのチャンスなどもあり昌子が悪かったとも言い切れないが、1点で決まる試合においてはDFの試合に占める影響力は大きかった |
DF | 5 | 長友 佑都 | 6.0 | 前回引き続きい良い意味で堅実なプレーが目立った |
DF | 19 | 酒井 宏樹 | 5.5 | 何度かサイドを崩されてしまい若干スタミナの問題が気になった |
DF | 22 | 吉田 麻也 | 4.5 | 吉田の対応から失点したシーンになっておりその1点が試合を分けた。失点シーン以外でも何度か危険な守備があった |
MF | 2 | 井手口 陽介 | 6.0 | 何度かいいプレーがあったが決定的な違いを作ることはできなかった |
MF | 7 | 柴崎 岳 | 4.5 | 何度もパスカットでのボールロストが目に付いた。相手にパスが読まれており同じ所を狙うならばもう少し速いボールでなければいけなかった気がする 交代:後半35分 |
MF | 16 | 山口 蛍 | 5.5 | 長谷部の代役は務まらなかったがほとんどの場面で中盤で相手を止めることはできていた |
FW | 4 | 本田 圭佑 | 5.0 | プレーの遅さが目立った。スタジアムは高温だったらしく本田はもう少しコンディションがいい状況でなければスタミナ的な問題があるように見えた 交代:後半0分 |
FW | 8 | 原口 元気 | 6.0 | 守備面でボールの奪取では目立っていたが、攻撃では以前の勢いは感じられなくなっている |
FW | 9 | 岡崎 慎司 | 5.5 | 何度かチャンスはあったが決め切れなかった 交代:後半22分 |
FW | 11 | 久保 裕也 | 5.5 | 短い時間だったがシュートチャンスがあった。しかし決めることができなかった 交代:後半35分 |
FW | 15 | 杉本 健勇 | 5.0 | 大迫の代役は務まらなかった 交代:後半22分 |
FW | 18 | 浅野 拓磨 | 6.5 | 相手の裏をつくいいプレーを何度も見せたが得点にはつながらなかった 交代:後半0分 |
監督 | – | ハリルホジッチ | 5.5 | W杯予選全体を見れば悪くないスタメン選抜だったが、この試合に限ってみれば選手の選抜で交代策は機能していなかった。ただ長期的な視野で見た場合怪我人を出さずに上手く試合をまとめたともいえると思う |
試合後、ハリルホジッチ監督のコメント
「敗戦になってしまいました。敗戦に値した内容かは分かりませんが、結果、負けてしまいました。チャンスはいくつか作りましたが、そこで決め切れなかった。もちろん、勝ちたいという気持ちはありました。そして勝つためのチャンスはいくつか訪れましたが、今日の試合では、そこで決めることができませんでした。勝利を収めたサウジアラビアを称えたいと思います」
「本田がトップコンディションでないことはわかっていた。ゲーム勘が欠けていたこともわかっていたので、45分限定で使った」
「リズムの面でトップレベルにない。今後も努力して取り戻してもらいたい」
既にW杯予選突破が決まっており、長谷部や怪我明けの香川などはチームから離れており、無理をしないチーム選抜だったと思う。結果は伴わなかったが、安全な選抜であり最近選ばれなかった選手へのチャンスにもなっている。そういう意味では悪い選抜とは言い切れないが、絶対に勝つためのチーム構成でもなかったと思う。
日本代表の印象
本田に関しては正直右サイドがあっていないと改めて感じた。スピードがなく裏に抜けることができない。かといってクロスを上げないのでクロスに期待できず逆サイドで長友や井手口がクロスを上げていたのと対照的な形になっていた。本田をどうしても使うというのならキック精度を生かしてもっとクロスを上げさせて中の選手にあわせるか、ポジションをFWにして0トップのような形で本田のフィジカルをいかしてポストプレーで大迫の代役をさせるような形、または柴崎の位置まで下げてパスの出してとして使う(本田の守備能力が低くとも柴崎の守備能力も高いとはいえないので)などの方が右サイドよりは良かったのではないかと感じた。
また長谷部の代わりも相変わらず山口しかおらず山口の持ち味はあるが戦略的な視点において長谷部の経験値に山口が勝てる部分はほとんどないといった印象。相変わらずボランチの人材問題は課題を残している。あえて言えば井手口の活躍で攻撃面では運動量の多さで守備を、得点力でかつて代表で遠藤が担っていた攻撃面をかなりカバーしているのではないかと思った。
試合の総評
スタジアムは暑く、日本代表の動きがよかったとはいえない。移動と時差の影響もあったのではないだろうか。そういう過酷な環境でサウジの方がなれた環境といういみで有利でもあったように思う。ただ、それでもサウジは勝てる相手でもあったし、勝たなければいけなかったように思う。試合は1-0でサウジの勝利となったが決定的なシーンは両チームにあり最後はDFとFWのプレーの僅かな質の違いで決まった。チーム力としては分かりやすい差はなかった。
スタッツを一つ二つ
9 | シュート | 13 |
13 | 直接FK | 14 |
2 | 間接FK | 4 |
1 | CK | 6 |
0 | PK | 0 |
10 | GK | 13 |
2 | オフサイド | 2 |