「原口」タグアーカイブ

アジア杯2019予選 オマーン vs 日本 0-1

オマーン

0 – 1
得点 前半28分 原口 元気
前半26分 アフメド アルマハイジリ
後半4分 ラエド サレフ
後半47分 サード アルムハイニ
警告 前半36分 堂安 律
後半22分 南野 拓実

採点

Pos No. 選手名 採点 寸評
GK 12 権田 修一 6.0 東口のコンディションが悪化しているため2戦連続のスタメン出場。あぶない場面も無失点で抑えて安定した守備を見せた
DF 5 長友 佑都 6.0 タイミングを見た攻撃参加で相手を綺麗に崩し、上がった時のリスクを上手く減らしたプレーをした。全体に日本の突破力がやや少ないメンバー構成のため長友の攻撃参加の意味が増した試合だった
DF 16 冨安 健洋 5.0 守備は相手の強いフィジカルに苦しんだ。攻撃では決定的なパスを何本か通した
DF 19 酒井 宏樹 5.5 サイドからの攻撃は確実に止めるいい守備を見せたが、攻撃では崩し切ることができなかった
DF 22 吉田 麻也 5.5 オマーンが攻める時間もあったが全体としては最後の所で失点を防いだ
MF 6 遠藤 航 6.0 中盤を遠藤が抑えたことで明らかに中盤に安定をもたらした
MF 7 柴崎 岳 5.5 攻撃時のパスの展開良さも合ったが、不用意なロストも出た。逆にあまり得意としてはいない守備でよく走り相手のボールを奪ういいプレーも見せた
MF 8 原口 元気 6.0 序盤はオマーン側もチャンスを作ったがPKで先制点を決めて試合の流れを作った。もしPKがなかったら採点ももう少し辛くならざるを得ない出来ではあった
MF 9 南野 拓実 5.5 故障した大迫の代わりに CF としてプレー。大迫とはプレースタイルは違うが決定的なチャンスを何度か作った。後半までスプリントをしスタミナも見せたが最後の所は決めきることが出来なかった。
MF 21 堂安 律 6.0 ドリブルからの崩しで何度もシュートをしチームの攻撃にアクセントを作った。PKにつながるドリブルをみせ決定的な仕事をした。相手にかなり守備で削られており、怪我が心配な所
FW 11 北川 航也 4.0 後半12分OUT 守備では精力的に走ったが攻撃ではやや消えていた時間が長く持ち味を見せることができず課題の残る試合となった
交代
FW 13 武藤 嘉紀 5.0 交代:後半12分 北川に交代してプレー。右サイドからの崩しを何度かみせ、ゴール前でのポストプレーで決定的な形を作った
MF 14 伊東 純也 5.5 交代:後半39分 少ない出場時間ではあったが、裏に抜け出てGKとの1vs1のシュートチャンスもあったが決めきることは出来なかった。
監督 森保一 5.5 遠藤が熱から復帰する中、大迫が離脱。厳しいコンディションの中で限られた選手を使っての試合となったが、しっかりと勝てた。疲労が心配される大会を考えると選手交代がやや少なく疲労の蓄積が懸念される

試合後、森安監督のコメント

試合を終えて
「選手たちが勝ってグループステージを通過しようとハードワークしてくれた」

「総力戦でアジアカップを戦っていく。できれば全員の選手を使っていきたい」
次の一戦いに向けて
「次の勝利を目指して最善の準備をしていきたい」

日本代表スタメン

熱でダウンしていた遠藤が復帰してDMFに戻り、冨安が本職のCBで出場。これで守備は固くなったが、代わりに大迫が怪我で離脱。CFに南野を配置したスタメンとなった。右サイドに北側を出し、トップ下が堂安とやや変則的な形。試合の流れもそのスタメンを反映したようにややいつもの崩しとは違う形での攻撃が多くなった。今後も大迫が試合に出れない場合、武藤や北川をうまく運用しなければ苦しい展開が予想される。GKも東口が離脱しており、権田を使って2連戦となったがGKに関しては権田の持ち味もあり得意不得意はあるが大きく戦力や戦術が変化したとは言えないと思う。

試合の総評

 前半にPKで先制し0-1とすることが出来たが、かなり審判の笛に依存した試合で、もしPKが取れていなかったならばさらに苦しい試合となっていた。流れの中での攻撃では相手のDFを完全に崩し切ることが出来ず、中島がいないことでの突破力の低下、大迫がいないことでの決定力の低下を感じざるを得ない試合となった。本来ここには香川や鎌田、鈴木などのオプションがあれば違った形での攻撃もできたかもしれないが招集されておらず、今後の展開も難しいものが予想される。

スタッツ

40% ボール支配率 60%
8 シュート 12
0 枠内シュート 6
312(68%) パス(成功率) 512(80%)
1 オフサイド 1
17 フリーキック 17
4 コーナーキック 8
0 ペナルティキック 1

親善試合 日本vsキルギス

4 – 0
山中 亮輔 前半2分
原口 元気 前半19分
大迫 勇也 後半27分
中島 翔哉 後半28分
得点
警告 前半27分 警告:ダニエル ニイー アルマ
後半5分 警告:ムロリムジョン アフメドフ

採点

Pos No. 選手名 採点 寸評
GK 12 権田 修一 5.5 ほとんど守備機会がなかったがGKに一番求められる安定したプレーで無失点に抑えた
DF 2 三浦 弦太 5.5 相手の攻撃が少ないため守備ではほとんど見せ場がなかった。攻撃面では後半に素晴らしいヘディングで持ち味を見せた
DF 3 室屋 成 5.5 RSBとして出場し頻繁に攻撃参加を繰り返し見せ場を作った
DF 5 山中 亮輔 6.0 前半開始早々に1得点目を決めて試合の流れを作った。LSBはやや人材不足だったこともあり、長友のサブとしての存在感を示した。FKは何度も蹴りたがったがキック力重視で枠に飛ばなかった。クロスも初めは良かったやや単調なためか後半はクロスのタイミングを読まれて距離を詰められてしまっていたボールを上げるタイミングには課題が残った。守備面ではハイボールの守備がやや不安に見えた
DF 20 槙野 智章 4.5 後半16分OUT ほとんど守備する場面もなく見せ場がなかったが、守備に回った場面ではやや不安なプレーをみせてしまった。接触で頭を打った影響も気になる
MF 8 原口 元気 6.0 交代:後半27分OUT 守備面で献身的に走りチームプレーに徹した。攻撃面では果敢なドリブル突破でファールをもらい、そのまま自分でFKを蹴って決めた。ボールはあまり良くなかったが相手GKのミスもありそのまま得点
MF 14 伊東 純也 5.5 後半14分OUT 決定的な場面でシュートチャンスを何度も迎えたが、チャンスが多かった割にボールが枠に飛ばなかった
MF 17 守田 英正 5.5 相手にボールを渡さないプレーをみせ、攻守のバランスを取った
MF 18 三竿 健斗 4.5 後半15分OUT 相手の攻撃が少ないためボールを奪うという見せ場が少なかったが、パスのつなぎの役目をした
FW 11 杉本 健勇 5.0 後半14分OUT 大迫の代わりとしてCFでハイボールに対応したポストプレー、決定的なヘディングでのシュートなどを見せたが、得点にはつながらなかった。1得点目のアシストはすることが出来た。接触で右腕を痛め気にしていたのでコンディションも気になる所
FW 13 北川 航也 5.0 交代:後半27分OUT FWでのプレーで得点を求められたが、偶にいい場面を作る以外はややプレーとしては消えてしまっていた。むしろ「一瞬のパスの良さ」が見えたが、同じポジションとして考えると南野や香川よりは見劣りしてしまった
交代
MF 7 柴崎 岳 5.0 交代:後半15分IN 攻撃面でボールがよく動かし攻めが多彩になった
MF 21 堂安 律 5.5 交代:後半14分IN この試合では持ち味のドリブルよりも鋭いパスと連携で違いを作った。交代直後にはゴールへの意識や、やや思い切りは足りなかったが大迫中島南野の交代で徐々に持ち味を見せた。中島へのラストパスをだし1アシスト
FW 15 大迫 勇也 6.5 交代:後半14分IN 時間は少なかったが、点を決めきる決定力、ポストプレーやボールキープ力、あらゆる面で違いを見せた
DF 22 吉田 麻也 5.0 交代:後半16分IN ほとんど守備の場面がなく守備面では見せ場が少なかったが、DFからのボール供給の良さはみせた
MF 9 南野 拓実 6.0 交代:後半27分IN 点にこそならなかったが、トップ下でのプレーでは明らかに突破力と連携の違いを見せた
MF 10 中島 翔哉 7.0 交代:後半27分IN 交代直後に堂安のパスをシュートして得点。ドリブルで圧倒的な突破能力、キープ力を見せ積極的なプレーを見せた
監督 森保一 4.5 弱い相手にアジア杯前の最後の調整試合で、今年最後の代表戦となった。サブのメンバーに招集したメンバーをテストしたが、やはり若干物足りないプレーでサブの招集メンバー自体の問題が残った。選手のプレー自体はそれぞれの最善を尽くした感はあったが、選抜と戦術にはまだ十分とは言えなかった。勝利したことで最低限の課題はクリアした

試合後、森安監督のコメント

「勝利できたのはどんな相手でも簡単ではないのでよかった」
「今日の試合は相手どうこうではなく、我々がどういう基準を持って試合を進められるか、選手たちが高い意識を持って主体的にプレーしてくれた」
「アジアでチャンピオンを目標にやっていく」
「一部の選手だけではなく、日本代表としてできるということをたくさんの選手が見せてくれた」
「これまでの試合をベースに、アジアカップではさらにレベルアップして臨みたい」

キルギス代表

 直前の練習試合で鹿島に2-0で負けており、あまり強いチームではなかったという点が、この試合の評価を見るときには大事な部分だと思う。ある意味鹿島単独でしかもユースの選手を出しても勝ててしまっているのだから日本代表が出れば勝てて当たり前の相手だったということが評価の大前提となる。

 20日に対戦するキルギスは前日17日にカシマスタジアムで鹿島と練習試合を行い、鹿島が2-0で勝利した。キルギスはFIFAランキング90位。来日メンバー23人のうち3選手が「所属クラブなし」ということもあり、実力的に不足しているのではないかという見方もある。しかし、三竿は「(鹿島とは)練習試合だし、代表戦の満員の雰囲気とはまた違うと思う」ときっぱり。「僕としては自分のパフォーマンスを最大限に出してチームに貢献できるかが大事。自分のプレーだけだと思う」と集中力を高めた。

https://web.gekisaka.jp/news/detail/?259534-259534-fl

鹿島のメンバー

▽鹿島前半 GK川俣慎一郎、DF小田逸稀、犬飼智也、町田浩樹、安西幸輝(C)、MF永木亮太、久保田和音、遠藤康、田中稔也、山口一真、FW金森健志

▽鹿島後半 GK沖悠哉、DF小田逸稀、町田浩樹(C)、MF久保田和音、田中稔也、山口一真、ユース所属5人

http://news.livedoor.com/article/detail/15612531/

日本代表

 長友の変わりの山中がLSBで得点し、室屋もLSBで安定したプレーを見せたSBの問題に希望が見えた。代わりにCFの大迫の代わりに出た杉本はポストプレーでもいい場面は作ったがやや大迫とは差を感じた。おそらく前の鹿島とキルギスの練習試合を考えるとこのサブのメンバーはユースを使って2-0でキルギスに勝った鹿島よりやや弱い可能性もあり、日本代表という基準で見た場合評価は高くないと言わざるを得ない。

試合の総評

 シュートを蹴れば入るというような相手だったため、サブのメンバーとしてもあまりテストが出来なかったため、アジア杯で使うサブのメンバーを試す試合としては微妙な試合となった。ただ、相手のレベルが弱い相手の時にどういうメンバーでターンオーバーをするのかという一つの目安にはなった気がする。

スタッツ

日本   キルギス
17 シュート 2
14 直接FK 11
0 間接FK 3
7 CK 1
0 PK 0
3 GK 12
0 オフサイド 4

W杯予選 日本vsサウジアラビア

saudi_arabia

日本 2 – 1 サウジアラビア
清武 弘嗣 前半45分
原口 元気 後半35分
得点 オマルイブラヒム オスマン 後半45分
酒井 宏樹 後半43分 警告 アブドゥルマレク アルハイブリ 前半9分
オマルイブラヒム オスマン 前半10分
オサマ ハウサウィ 後半3分
オサマ ハウサウィ 後半47分
ナシル アルシャムラニ 後半48分

採点

Pos No. 選手名 採点 寸評
GK 12 西川 周作 4.5 終盤で乱れて1失点は余計だった。終盤の失点はDFとのボールの受け渡しで何度か危ない場面がありやや連携で気になった。
DF 5 長友 佑都 5.5 原口との連携はあまり上手くいかなかったが、本田香川との連携は相変わらずよかった。攻撃面では目だったが最後の時間に失点したのはよくなかった。
DF 6 森重 真人 5.0 安定した守備だったが最後の1失点は余計だった。
DF 19 酒井 宏樹 5.0 縦への突破が目立った。守備でも右サイドも完全に崩されるシーンはほとんどなかった。
DF 22 吉田 麻也 5.5 攻守に日本の高さを補った。セットプレーでも惜しいシーンがあった。
MF 13 清武 弘嗣 7.0 司令塔として存在感を見せ、高いパス精度で攻撃での違いを作った。PKから1ゴール
MF 16 山口 蛍 5.0 守備面では貢献したが、試合終了間際にはプレスが機能しなくなっていた
MF 17 長谷部 誠 6.0 大事な場面での守備で貢献し、老獪な立ち回りを見せた。PKの場面や、終了間際の危ない場面など要所でベテランの持ち味が出ていた。
FW 8 原口 元気 6.5 やや攻め急いでシュートを外すシーンなどもあったが1ゴールで試合を決めた。
FW 14 久保 裕也 4.5 良い位置にいてシュートは打てたがややシュートの精度に精彩を欠いた。またパスの連携でのミスも目立った。あえて久保の立場でいえば、そもそもこの試合でいきなりの出場が厳しい。若手なのだから負けれないこのW杯予選ではなく、むしろ前回のオマーン戦で出すべき選手だったと思う。
FW 15 大迫 勇也 6.5 ハイボールでの競り合い、ポストプレー、そして裏への飛び出しに、体を張った競り合いも強く、攻撃ではあらゆる面で際立った。
MF 10 香川 真司 5.5 清武にはセットプレーの精度では及ばなかったが、違いを見せる連携で本田長友のワンツーから香川のタッチでアシストし原口のゴール。このゴールが決定打となった
FW 9 岡崎 慎司 出場時間が短すぎて採点不能
FW 4 本田 圭佑 5.5 途中出場ながら、2点目のシーンで重要な役割を果たした。
監督 ハリルホジッチ 5 無難な勝利。ただしW杯予選でここまで追い詰められている時点で勝利が大事なので意味はあった

日本代表の印象

大迫清武原口が連動し日本の左サイドからの攻撃で圧倒した。また守備も終盤になり運動量が落ちるまではしっかり機能していたように思う。久保はやや残念な所もあったが、彼がまだ若い選手であるということを考えれば及第点だといえると思う。問題は大事な試合でそんなテストをしたという点にあると思う。大失敗にならなかったからいいものの、万が一負けていたらW杯予選落ちという可能性が出てくるような場面でテストをするべきだとは思えなかった。直前にオマーンとの親善試合があったのだからむしろテストする機会は他にあったのではないかと。

試合の総評

サウジアラビアも一瞬のプレーの質は見せたが、基本的には日本が圧倒した。試合は2-1で日本の勝利となったが、シュートチャンスは多く本来は2-0か3-0で勝てる試合だったように思う。特に枠に飛んだシュート回数からすると、もう1点から2点追加点があってもおかしくない試合。逆に相手のシュートは少なく、危険な攻撃も数回しかなかった。またサウジのプレーは荒く、ファールも多かった為、日本側はPKでホームアドバンテージも生かせた部分もあったと思う。

個人的に思ったこと

毎回思うんだけど日本は負傷したプレイヤーを長くピッチに残しすぎているように感じる。例え軽症でもある程度のファールを受けた場合は速めに交代を優先した方がいいのではないだろうか。日本代表の怪我率は通常のチームと比べると異常なほど高いのだからなんらかの理由があるだろうし対策も必要だろう。なぜ重症になる可能性がある選手が居るにもかかわらず毎回続行させるのだろうか。このやりかたで何人選手を駄目にすればいいのだろうか。

それ以前にハリルの交代が毎回やや遅い気がする

終盤の失点には日本側の気の緩みがあったように思うが、ただ、足が止まる苦しい時間だったので本来はもっと交代を上手く無失点で終えれる試合だったのではないだろうか。明らかに疲労し運動量がおちていた選手がいたのだから、どこでもいいから交代で運動量を上げるべきだったと思う。また怪我をした清武ももっと早く交代するべきだったように思う。前回に続き交代策が少しずつ遅い印象。

ただし、そもそも試合日程や怪我の判断、スタメンの決定、交代の判断のどこまでが監督の裁量なのか分からないので監督だけの問題ではない。怪我の判断をしている医療スタッフや、選手のコンディション管理をしているスタッフ、宿泊や移動の日程、試合日程を管理しているスタッフなどの総合力の問題なので、それを監督一人の問題としがちなマスコミ風潮には賛同し難い。だからそういう部分でみえるのは選手や監督以外のスタッフのレベルの向上も大事なのではないかと思った。

W杯2018予選 オーストラリア vs 日本 1-1

flag_of_australia_converted-svg

オーストラリア 1 – 1 日本
マイル ジェディナク 後半 得点 原口 元気 前半5分
ライアン マクゴーワン 前半40分
マッシモ ルオンゴ 前半47分
警告 槙野 智章 後半42分

採点

Pos No. 選手名 採点 寸評
GK 12 西川 周作 5.0 失点はPKのみだが、毎試合セットプレーでやられておりファールやセットプレーへの対策が必要だろう。
DF 6 森重 真人 5.0 フィジカルで押される中で競り合い流れの中では失点しなかった。
DF 20 槙野 智章 4.5 いいプレスや目立つプレーもあった代わりに、イージーなミスも目に付いた。
DF 21 酒井 高徳 5.0 右サイドがあまり機能していなかったが酒井が攻撃参加したタイミングでは一応崩すことが出来ていた。ただ、崩した後のクロス精度がほしかった。守備は致命的なミスは起きなかった。
DF 22 吉田 麻也 5.0 今回は攻撃参加はあまりなかったが、フィジカルで押される日本側の守備では重要な役割をはたした。
MF 4 本田 圭佑 6.0 ワントップでポストプレーでボールをつなぎ組み立てで何度もチャンスを作った。スピードのなさから相手が押し上げてきた時に裏を付くことは出来なかったが、得点シーンでは決定的なパスでアシストをした。
MF 10 香川 真司 5.5 得点シーンでは原口と連動してプレスしそこからカウンターが決まった。運動量が多くプレスでは中盤で非常に重要な役割を果たしたが、OMFとしては後ろに下がってプレーすることが多く攻撃参加が減ってしまった。
MF 16 山口 蛍 5.0 プレスは機能していたがDMFとしてはフィジカルで押された場面やハイボールの処理に課題は残った。
MF 17 長谷部 誠 5.5 安定した守備と左サイドで原口香川と連動し攻撃の組み立てを見せた。
FW 8 原口 元気 6.0 自らボールを奪ってから左サイドを突破し3試合連続の得点。守備でも献身的に動いたがPKにつながるファールをしてしまったのが唯一よくない点だった。
FW 14 小林 悠 4.0 後半に惜しいヘッドがあったものの攻撃ではほぼ消えていた。縦への突破はほぼ成功しておらずパスも精度を欠いた。右サイドは左サイドと違い酒井の上がりがあったにもかかわらず存在感を示すことが出来なかった点でベンチにいたのが好調の清武や浅野だと考えると采配に疑問。守備面では比較的動いたが、守備面でも控え選手に岡崎がいることを考えると運動量では物足りない。ベテラン枠でもあったことを考えるとチームに対しての影響力も弱すぎたように思う。
DF 2 丸山 祐市 出場時間が短く採点不可。何のためにハリルがDFをあの時間に交代をしたのかもよく分からなかった。いつもの東京ガスのスポンサー枠か何かだろうか。
MF 13 清武 弘嗣 5.5 前回続き好調を維持しており、短い時間ながら違いを見せた。
FW 18 浅野 拓磨 5.5 足の止まった時間に出場しチームの運動量を補った。攻撃のチャンスも作った。
監督 ハリル 4.0 同点に追いつかれてから日本の足が止まっているにもかかわらず交代枠を残したまま雨後かなったことで引き分けを決定付けた。スタメンの問題は賛否両論あるとしても、試合中の交代枠の運用には明らかに問題があった。

日本代表の印象

選手選考と配置

 前回の試合で本田のポストプレーが好調だったためか、この試合では本田のワントップで、本田の高さを生かす配置にになっており、実際に試合でも左サイドを原口がえぐり折り返しての形や、香川や長谷部の崩しから本田に当てる形などが見られ、左サイドを中心とした攻撃は機能していた。ただし、右サイドは裏に抜ける動き一辺倒でほとんど崩す形を作ることは出来ず、酒井が上がった時のみ機能する形になっていた。これはCF本田のポストプレーをする全体の形に対して、右サイドの小林が裏に抜けるのが得意な選手ということで全体の戦術と右サイドの戦術がちぐはぐだったと思う。選手の持ち味と配置という意味では、右サイドにもクロスが得意な清武や組み立てもできゴール前での得点力もある岡崎、縦に突破して折り返せる浅野などもいたが何故か小林だった。
 また裏抜けではなく本田を利用する形をチームとしては選んでいたが、オーストラリアはイラクなどと違いDFラインが高く後ろにスペースがあったことを考えると左サイド同様に、スピードで突破できる選手を配置したほうが相性的にはよかったのではないかと思う。

交代策

 1-1に追いつかれるまでは兎も角、追いつかれてからカードを切れなかったのはかなり問題だったと思う。追いつかなければいけない時間に明らかに日本側の足が止まっており、なぜ選手交代をしなかったのか。また、相手のラインが高かったことを考えれば、後半の早い段階でスピードで裏に抜けれる浅野や、足の止まった選手に変えて全体の運動量を増やしてボールを取るための岡崎や清武を投入するべきだったと思う。
 実際は明らかに時間がなくなった段階で交代選手を投入したが、投入したことにより流れ自体は日本に傾いたように思う。ただし得点をえるにはあまりに時間が短かった。

感想

 ちぐはぐなスタメンや遅すぎる交代と、全体を通して監督の采配が謎だったが、いくらなんでも最後の交代などは疑問が残りすぎるので、出場枠が決まっていて仕方がなく使ったとか何か理由があるのではないかという気がする。そもそも最近代表で見かけた、大島、小林、丸山、この辺は出すのがかわいそうな位な状況であり明らかに異質すぎた。大島はまだ若手枠という事で分かるが、小林や丸山は年齢を考えても29歳と27歳と、若手枠でもなく小林に至っては年齢的に次のW杯でも同じパフォーマンスが出来るかという時点でギリギリの選手。これだけ有力な若手が台頭する中どういう意図で選らんだのか理解に苦しむ。

試合の総評

 オーストラリアが近年の弱体化からやや持ち直しかけてはいたが、それでもまだプレーが雑でフィジカルに頼ったチームのままだったと思う。これなら以前のロングボール主体の放り込みで一発の方がおそらく日本とは相性がよかったとは思うが、この試合ではオーストラリアが中盤をつなげて来たためほとんどオーストラリア側から決定的な形になることはほとんどなかった。一番危険なシーンはセットプレーで、日本のファールから高さで放り込まれる所だった。オーストラリアのホームという事もあってか、審判がややオーストラリアに有利で危ない位置で何度も笛が吹かれた。ファールとならなくてもおかしくはないが吹かれてもおかしくないというシーンではほぼファール扱いだったので、審判の癖をみてPKも含めファールには注意すべきだったようには思う。まあ日本側の顔への蹴りや足首を手で掴み倒すプレーなどレッドでもいいラフプレーがイエローだった点という点からして審判が日本に不利な笛を吹くという意識は必要だったかもしれない。
 全体としては、オーストラリアはあまり強くなかったので勝って当たり前の相手ではあったと思う。PKに関しては原口の責任もあるが、前の選手に全員が釣られて後ろで一人フリーにしてしまった所に原口が戻って寄せた形なので、そもそもあそこで完全にフリーで受けていたことに問題があったように思う。そしてPKも入れられたことは仕方がないとしても、コースは緩く西川がける前からこけていたのは若干残念だった。総じて全体的に温い相手と厳しい審判で何故か負けるという最近よくある試合だったと思う。

スタッツ

australia-vs-japan-11-october-2016-soccerway

W杯予選 日本 VS イラク 2-1

flag_of_iraq-svg

日本 2 – 1 イラク
原口 元気 前半25分
山口 蛍 後半 50分
得点 サード アブドゥルアミール 後半15分
酒井 宏樹 後半21分 警告 ワリード サリム 後半27分
モハメド ハミード 後半37分
アラー アブドゥルザフラ 後半49分

採点

Pos No. 選手名 採点 寸評
GK 12 西川 周作 5.0 この試合では前回と違い相手がシュートを何本も打ち込み失点の可能性もあったが流れの中での失点は抑えた。失点したセットプレーの場面は止めれた可能性があったように思う。
DF 6 森重 真人 5.0 流れの中からの失点は防いだが、セットプレーにCBの課題が残った。
DF 19 酒井 宏樹 4.5 簡単パスミスなどがあり、失点の原因となるファールもあった。一方でイラクの高さやフィジカルに対抗するためにSBというより高さ対策として効果があった。
DF 21 酒井 高徳 4.5 試合の流れの中では安定していたが、失点したセットプレーの場面での対応はもう少しがんばってほしかった。
DF 22 吉田 麻也 5.5 イラクと比べ高さに課題があった日本の守備の高さを埋めた。また終盤ロスタイムに攻撃参加しで追いつく流れを作った。
MF 4 本田 圭佑 5.5 サイドではほぼ突破できず上げるクロスも精度を欠いたが中央に入ってのヘッドやポストプレーが効いており、特に原口清武のクロスに対しては実質的にはCFのような価値があった。
MF 7 柏木 陽介 5.5 攻撃面では中盤の底からの組み立てで大事な役割を果たした。守備面でも以前よりよく戻っており、清武と柏木という組み合わせに感じた守備の不安を払拭した。点につながる攻撃や、守備で動いた時のスタミナやフィジカルの問題はこれからに期待。
MF 13 清武 弘嗣 6.5 前半にカウンターから走って1アシスト。組み立てではワンタッチのダイレクトプレーで違いをみせた。ワンタッチでボールを保持しないことで危険なカウンターを未然に防いだ。またセップレーでのキックの高い精度も武器となった。
MF 17 長谷部 誠 5.5 攻撃面は柏木より目立たなかったが、守備では危険な場面でいいプレーを見せた。特に終盤の厳しい時間での戦術的なファールや、吉田を前に出して守備に入った長谷部の戦術面での幅の広さが光った。
FW 8 原口 元気 7.0 いい守備で自らボールを奪い、その後カウンターから流れの中で得点。またドリブルで常に左サイドを突破しサイドでのプレーの質の高さを示した。また終盤まで積極的に走りスタミナも見せた。
FW 9 岡崎 慎司 5.0 裏へ抜け出すいいシーンはあったが得点にはつながらなかった。
MF 16 山口 蛍 6.5 交代出場でミドルでゴールを決めた。このゴールで勝利をもたらした。得意の守備でもボールを奪う能力を見せた。
FW 14 小林 悠 4.0 途中出場で時間がなかったとはいえ完全に消えていた。またゴールに関連しない場面でも、途中出場の利点であるスタミナの違いや運動量の違いを見せることが出来ず、結果的にボールはスタメンの選手が運んでおり戦術的にも問題があった。年齢を考えるとベテランであり、戦術的な判断にも疑問が残る。代表に残るには出来る限り速く結果が必要だろう。
FW 18 浅野 拓磨 5.5 少ない時間で吉田のポストプレーと連携した攻撃の流れをみせ、高さがない選手にもかかわらずクロスからの攻撃でも可能性を感じさせた。
監督 ハリルホジッチ 5.0 内容はかなり問題を含んでいたが、この試合に関しては予選落ちの可能性まで出てきていたので、まずはこの試合に勝った事に意味がある。

試合後のハリルホジッチ監督のコメント

 「ドラマティックな試合でしたけど、あきらめずに戦った選手を褒めたい。最後まで応援してくれたサポーター、国民に感謝したい」

http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=19422

 試合後に目を赤くしていたとか、コメントを見る限り、流石にギリギリの戦いになった点に対して何か感じることがあるんじゃないかと思った。今後の対応に期待。

 交代策に関しては、結果的に山口が得点した事を考えれば成功したといっていいと思う。ただし小林は完全に消えており、終盤にパワープレーで高さで攻めたことを考えれば本田を残した方がよかったのではないかと思った。

柏木+清武の守備の改善

 スタメンに関しては、柏木と清武というやや守備面に心配がある組み合わせではないかと思ったが、柏木の守備の意識が以前より明らかに高く、予想以上に機能していた。また清武に対するプレスが強かったが、ワンタッチでボールをさばくセンスと上手くファールを誘う事が出来ていた。その結果前にボールを出した時に取られるリスクを下げて長谷部、柏木とDFラインの連携で安定してボールがまわせるようになっていた。本田を主体としたトップ下の時にはトップ下でボールをキープしてからボールを出す形が多かった為、トップ下のプレスがきつい強豪相手には苦戦していたが今回の形はトップ下本田の代わりの戦術の一つとしての形にはなっていたように思う。ただチームとしてこの形で機能するにはもう少しプレーの質や連携がよくなる必要があるとは思った。

日本代表の印象

 試合を通しての戦術がザック時代の回して連携で崩したのとも、引いて守ってカウンターとも違った形になっていた。ボランチで回して清武に当てて連携で崩すパターンと、柏木やサイドの原口が突破してのクロスを多用していた。この攻撃方法の場合、CFを裏に抜けるタイプにするのかタワータイプにするのか考える余地があるように思う。後半に吉田を前に上げて放り込むだけで簡単に崩せた事からも、浅野や岡崎のようなスピードや裏抜けが得意な選手だけではなく高さで勝負できる選択肢がFWにないのは問題がある。現状のメンバーで考えるならCF本田にして岡崎を右にするか。吉田森重の誰かを前にあげて代わりのCBを入れるしかない。
 また、守備面では、この試合でも流れの中からの失点はしておらず、セットプレーで失点しており、守備は相変わらずセットプレー対策や高さ対策が課題の一つだったように思う。

試合の総評

 前半に日本が1点入れる事でリードしたが、一方的な展開ではなくイラクも十分チャンスがある均衡した試合となった。実力では全体に日本の方がややウワ待ったが決定的な差とは言いにくかった。シュート数は日本が12に対してイラクが8で、決定力と守備の差で日本が上回ったという試合だったと思う。

スタッツ

12 シュート 8
13 直接FK 14
2 間接FK 2
3 CK 7
0 PK 0
5 GK 9
2 オフサイド 2