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ELO レーティング

サッカーの世界で代表チームのランキングとして有名なFIFAランキングがあるが、この定期的に発表されるFIFA公式のランキングは怪しい算出方法によってランキングを決めており、そのいい加減さは割と定評があるランキングだ。一方あまり知られていない非公式なランキングとして、「ELO レーティング」(イロレーティング)でランキングしたランクが存在する。このELOレーティングはチェスの強さをなどを正確にあらわす為に算出する方法で、勝敗が突く競技などでは統計的な公平性が高い為広く使われている。

ELOレーティングの見方

レートの見方として覚えておくと良い点は以下の2つ

  • 平均のレートは1500(1500よりレートが大きいと強く、小さいと弱い)
  • 200点のレート差があると、レートの高い側が約76パーセントの確率で勝利する

この点を踏まえてみると、FIFAランキングよりは割りと体感的に納得できるランキングになるのではないかと思う。

ELOレーティングによる代表チームのランキング

ワールドフットボールイロレーティング - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%95%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0

注意点

注意点としては、国の代表チームによる試合数は十分に多いわけではないので、元となるデータが少ないという点において問題は含んでいる。また代表の選手もかなり入れ替わる為、単純に強さを比較するのは難しい面もある。

参考

イロレーティング – Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0
World Football Elo Ratings
http://www.eloratings.net/

関連項目

ELO レーティングによる欧州クラブチームランキングTop100 footballologies
http://football.ologies.net/2015/02/23/elo-rating-fc-ranking-top-100/
ELOレーティングによるリーグの強さ footballologies
http://football.ologies.net/2015/03/02/league-elo-rating-goalimpact/

マリーシア

TVでマスコミが叫ぶ日本代表には「マリーシア」が足りないと。でも「マリーシア」って何?っていう話。

マリーシア(ポルトガル語: malicia)とは、ポルトガル語で「ずる賢さ」を意味するブラジル発祥の言葉である。サッカーの試合時におけるさまざまな駆け引きを指す言葉でもあるが、国によってその解釈は異なっている。イタリア語では「マリッツィア(Malizia)」と呼ばれる

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%A2

ただし、これも日本で言われている「マリーシア」はどうやら勘違いがあるらしい。以下のページの説明によると日本のTVなどのマスコミはかなりこれを誤用しているとしか思えない。

日本で「マリーシア」というと、ついずるい行為や反則スレスレのプレーがイメージされがちですが、実際にはそういう行為は「マランダラージ」と呼ばれるものであって、本来の意味ではありません。

ブラジルのほとんどの地域では、マリーシアは男女関係の駆け引きの時に使われているだけで、サッカー用語で「マリーシア」を使っているのは南部の一部の地域だけなのだそうです。そこで言われる本来のマリーシアとはずる賢いとは少し違うニュアンスで語られていて、「豊富な経験から得た知恵」、つまりマリーシアが足りないということは、「経験が足りない」というようなニュアンスになるわけです。

http://news.livedoor.com/article/detail/4801410/

僕らの知っている「ゾーンプレス」は造語だった

サッカーファンなら誰もが一度は聞いたことのある言葉「ゾーンプレス」。実はこれ造語だったらしい。ここまで広くこの言葉が使われているにもかかわらず。

「ゾーンプレス」という用語自体は、「ゾーンディフェンス」と「プレスディフェンス」を掛け合わせた造語であり、日本国内でのみ通用する用語である。国外では「プレッシング」や「ボール狩り」と呼ばれる

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BE%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9

ドリブルには色々な呼び方があった

ドリブルの上手さについて考えると、日本で言えば永井や宮市のようにスピードでぶっちぎるタイプのドリブルの上手さと、乾や斉藤、宇佐美のように細かい所にドリブルではいっていって抜くタイプのドリブルは違う性質を持つので、誰が一番上手いドリブラーか考えるのは案外難しいなと思った。そんな時に下のページを発見し面白い事が書いてあった。

これは面白いと思ったのでメモしておくことにした。表にすると

日本語 スペイン語 意味
ドリブル レガテ(regate) 相手を抜く行為
ドリブル コンドゥクシヨン(conducción) ボールを運ぶ行為
??? デスマルケ(desmarque) 相手のマークを外す
??? レチャッソ(rechazo) シュートのはね返りボール
??? セントロ・チュ(centro-chut) センタリングとシュートのあいの子

言葉の不在は行為の不在 ~サッカーにおける言語的な優位性~
http://blog.livedoor.jp/masayahiga/archives/51474858.html

これは雪が良く降る地域には雪を表す言葉が沢山あり、雨が多い地域には雨を表す言葉が沢山あるというどこかで聞いた話を思い出させる。日本も雨が比較的多い地域なので、時雨、梅雨、豪雨、雷雨、小雨、霧雨、五月雨、長雨、通り雨、色々な呼び方がある。日本もサッカーをやるならそれに付いての色々な状態を表す言葉がなければ意思疎通すら難しくなるわけで、この概念の不在というだけで結構日本人には理解するのが難しいサッカーの考え方というのがあるのではないかと思ったりした。

ザッケローニ

以前見た特番が面白かったのでザッケローニの選手への助言をメモ

インテンシティ

1点に集中して得点。得点力不足に悩む時期に

メンタリティ

コンフェデ後のブラジル戦後、選手はブラジルを恐れるあまりメンタルで負けた、自分達のサッカーがどんなものだったか、以前の自分達のビデオを見せた

ゲームコントロール

得点した後のゲームメイク。コンフェデイタリア戦後、リードを奪っても負けたのは得点後のゲームコントロールの問題。サッカーでは常にハードワークする事は体力的に無理、パスを回して集中する時間とリードを維持する時間が必要だ

ゲーゲンプレス

ゲーゲンプレッシングともいう。ドルトムントを率いるユルゲン・クロップ監督の代名詞とも言えるプレスを使った守備の方法

ボールロスト時にリトリートせず、その場でプレスをかけてボールを奪うというもの。

 ドルトムントの攻撃は、ディフェンダーやゴールキーパーからの前方へのロングボールを合図に発動され、敵陣で相手にボールが渡れば全員が連動してプレスをかける。そうして奪い返したボールを一気にゴールまで運んでしまうのだ。

 これは相手がボールを保持していることが前提であり、状況によっては「あえて相手にボールを渡す」という選択肢もあるほど。そして、驚異的に早い攻守の切り替えと、スピーディーな縦への攻撃が必要となるため、必然的にポゼッション率が下がってしまう。

http://www.footballchannel.jp/2014/03/02/post28874/

この話に限らないが、日本人もよく言う「ゾーンプレス」という言葉を日本人は恐らく理解していないのだという事に最近気づいた。そもそも「ゾーンプレス」というのは「ゾーンディフェンス」と「プレスディフェンス」を組み合わせた日本人の造語だという事が書かれているのを見たからだ。昔の加茂周監督時代の日本代表がを採用したことで、その頃からすっかり日本では「ゾーンプレス」で定着してしまっていた気がする。

参考になる解説

ドイツ・ブンデスリーガ研究 〜本家ドルトムントのゲーゲンプレッシング〜
http://soccer.skyperfectv.co.jp/staffblog/310

海外サッカー観戦に使えるロシア語

見かけるロシア語の解説

ヴァロータ:ゴール
ウダール:シュート
ワロータ:惜しい
ミャーチ:ボール
ニチャー:引き分け
シターンガ:ゴールポスト
パダーチャ:フィード、クロス
シトゥラフノーイ ウダール:フリーキック
ピリダーチャ:パス
コントラァタッカ:カウンターアタック
ダバイダバイ:早く早く!、行こう行こう!
ウルチャイチェ:手当てしてくれ
マスタル ズドロヴァ:上手すぎ!
アパースナ:危ない
スパスィーチェ:助けてくれ!
パーモチ:助ける
ポーマシ:ヘルプ

アジン:1
ノーリ:0
アジンノーリ:1-0