「サッカー用語」カテゴリーアーカイブ

リアクションサッカーとは

 自分たちから動くのではなく、相手の動きにあわせ対応していくサッカーの考え方。
 リアクションサッカーはこの選手にはこの選手がつくというふうに、事前に決められた行動パターンにもとづき選手たちが動いていく。
 自分たちからボールを奪うというよりある程度相手に攻めさせ、相手のミスからボールを拾っていき、相手が攻めてできたスペースを利用し攻撃をしかける。
 相手のペースで試合が進むことが多いが、選手個人の役割が明確なため、リアクションサッカーの戦術はチームに浸透させやすい。

http://shoukyu.daijiten.biz/archives/2005/09/post_115.html

日本では、こういう感じで、「ポゼッションサッカー」と対になる形で「リアクションサッカー」などと並べられている。が、しかし、海外だと「reaction soccer」で検索しても「reaction football」で検索しても全く出てこないので、本当の本来英語での使われ方はよく分らない。ひょっとしたらゾーンプレスのような和製用語かもしれない。ちなみに、「Possession Football」は検索すると一応出てくる。ただし「Tiki-taka」の方が用語としては圧倒的に一般的に使われているようだ。

フェルナンドトーレスが何故「師匠」と呼ばれているのか

フェルナンドトーレスが何故「師匠」と呼ばれているのか


https://www.youtube.com/watch?v=9TBEj6e5bnM

補足:サッカー界における「師匠」とは

一方サッカー界ではゴールを決められないFWに送られる汚名であり勲章である。もともとは2ちゃんねるで鈴木隆行を「ノーゴール師匠」と揶揄したことが発端。ただしただ外し続けるだけでの凡夫にその称号が与えられることはない。

  • 簡単なシュートが決められない
  • 素晴らしいシュートを放つが枠を捕らえない
  • 時々不可解な突破やシュートを試み観客の冷ややかな笑いを誘う
  • 監督・チームメイト・サポーター・相手(中立)サポーターがそれぞれ違う期待をしている
  • 点を決めないのになぜか試合に出続けられる
  • 極稀にスーパーゴールを決めたり重要な試合で点を取る

師匠と呼ばれる選手には以上のような特徴を持つ者が多い。中でも3と6の要素は重要である。彼らにはダメな子ほど可愛い、所謂『ドジっ子萌え』的要素が多量に含まれており、それ故にファンも多い。

http://dic.nicovideo.jp/a/%E5%B8%AB%E5%8C%A0
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ピリダーチャとは

ピリダーチャ=パス

「ピリダーチャ」はロシア語で、「パス」を意味する。ロシア語実況のサッカーの試合などで良く聞かれる為、2chやサッカー実況などの場面でよく書き込まれる事ががある。類似の言葉に「バターチャ」などもある。

海外サッカー観戦に使えるロシア語 footballologies
http://football.ologies.net/2014/10/30/russian/

ゴラッソとは

ゴラッソ(golazo)=素晴らしいゴール

golazo(ゴラッソ)は、サッカーにおいて見事で華麗なゴールが決まった際に言うスペイン語のスラング。「素晴らしいゴール」という意味。

http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B4%A5%E9%A5%C3%A5%BD

「ゴラッソ(golazo)」とは、スペイン語で「ゴール」を表す「gol」に
増大辞(=大きい、多いなどの意味を表す)「-azo」がついたもの

golazo! はスペイン語・ポルトガル語で、素晴らしいビューティフルゴールが決まった時に叫ぶ言葉です。
転じて、サッカー以外の場でも「すげえ!」という意味で使われます。俗語なので辞書には載っていないそうです。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q147861719

実際に調べようとすると、辞書に載ってないと言うだけあって、単に「ゴール」と訳されてしまうところばかりでなんだか意味が分からない感じになってしまう。大きいという意味が付いている事から直訳的に言うとビックプレーとかビックセーブみたいなような感覚なのかもしれない。スペイン語なので英語実況などで頻繁に耳にするわけではないが、何故か日本国内の掲示板などでは当たり前のように使われている。雑誌の影響かもしれない。

セットピースとは

セットピース=セットプレー

set piece(サッカーの)〔フリーキックやコーナーキックで、ボールがフィールド内に入り、試合が再開されること。〕

http://eow.alc.co.jp/search?q=%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%B9

日本語の説明を探しても出てこなかったので、英和辞典で調べてみた所出てきた。日本語でいう所の大体「セットプレー」の意味に近いようだ。

普通はあんまり聞かない言い方で、日本語では圧倒的にセットプレーの方が使われているが、色々見ているとラグビーなどではセットピースという場合があるようでラグビーの方が沢山検索では見つかった。また韓国でもセットピースというのか日韓戦の話でセットピースという言い回しが多く見られた。

「ホーム・グロウン・ルール」

「ホーム・グロウン・ルール」ってなんだ?

最近プレミアリーグで導入されたルールに「ホーム・グロウン・ルール」というのがある。何の事かよく分からないので調べてみると、どうも若手育成のシステムらしい。

 プレミアの新ルールでは、1軍登録メンバーに占めるシニア(22歳以上)選手の数が最大25名に限られる。そのうち最低8名は、21歳の誕生日を迎えるシーズンが終了するまでに少なくとも3年間を国内(ウェールズ含む)のクラブで過ごしていることが前提となる。また、各クラブは夏の移籍市場閉幕までに上記の条件を満たす登録リストをリーグに提出する義務を負う。リストには21歳以下の選手であれば随時追加登録できるが、シニア枠の内容は4カ月後に冬の市場が開幕するまで選手の入れ替えすら許されない。

http://number.bunshun.jp/articles/-/42971

22歳以上というのが気になる。最近話題の武藤の場合はこれには適応されないのではないか。

興味深く読んだ話

ベンゲル監督がホームグロウンルールに異論 「二流選手を守ることになる」 | SoccerMagazine ZONE WEB/サッカーマガジンゾーンウェブ
http://www.soccermagazine-zone.com/archives/7985

「goals above average(GAA)」という指標

ゴールできるチャンスに何回ゴールできたかという決定力みたいなものを測る指標に「goals above average(GAA)」というものがあるらしい。決定力が不足していると長く言われている日本代表でもこういう数値化ができたら面白いのではないかと。

2010年以降の試合でシュート数の多い20選手

表の見方は左から選手名、シュート数(shot)、シュート1本あたりどれくらいゴールできるか(average goals expected per shot)、goals above average(GAA)

s03

シュートを成功させるには、シュートを蹴る角度やゴールからの距離、目の前に相手選手がいるかどうかなど、さまざまな要素が絡んでくるものです。そこで、「実際に得点した数」と「選手が得点できたであろうシーン」との差を表す「goals above average(GAA)」を算出し、シュート数・予想されるシュート成功率・GAAを一緒に並べたのが以下の表になります。この表では、2010年以降の試合でシュート数の多い20選手を並べており、GAAの数値が大きいほど「シュートチャンスを無駄にしていない」ということを表しており、メッシのGAAがダントツに高く、シュートチャンスを無駄にしていないことがうかがえます。

http://gigazine.net/news/20140702-lionel-messi-analysis/

ディフレクションとは

ディフレクションとは

守備側の選手にボールが当たってゴールが決まること。

http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C7%A5%A3%A5%D5%A5%EC%A5%AF%A5%B7%A5%E7%A5%F3

選手に当たってボールのコースが変わる事を英語で言った場合のいいかたらしい。日本語の実況でも「ディフェンダーに当たってゴール」などと普通に日本語で使っているのであえてディフレクションでなければ表現できない言葉というわけでもなさそうだけど、通っぽい風な感じの人が偶に使う。英語の意味から言えばボールが当たってゴールが決まらなくても、角度が変わればディフレクションといっていい気もする。英語が元なので当然ながらスペイン語やイタリア語、ドイツ語などの実況では出てこない。

シンジダービー

 ブンデスリーガ第21節が13日に行われ、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントと、同代表FW岡崎慎司が所属するマインツが対戦した。

 前節6試合ぶりの白星を挙げて最下位から16位に浮上したドルトムントがホームのシグナル・イドゥナ・パルクに、13位のマインツを迎えての一戦。香川と岡崎はともに先発出場しており、スタートから“シンジ対決”が実現した。

【スコア】
ドルトムント 4-2 マインツ

【得点者】
0-1 1分 エルキン・ソト(マインツ)
1-1 49分 ネヴェン・スボティッチ(ドルトムント)
2-1 55分 マルコ・ロイス(ドルトムント)
2-2 56分 ユヌス・マッリ(マインツ)
3-2 71分 ピエール・エメリク・オーバメヤン(ドルトムント)
4-2 78分 ヌリ・シャヒン(ドルトムント)

http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20150214/280978.html

個人的に見た印象では、正直なところ香川のいい点もあれば相変わらずシュートが枠からギリギリそれたり、GK正面に飛んだりとシュートの最後の精度が以前に比べて低いのが気になる。またスピードも回復しつつあるが、それでもまだ以前よりは加速が遅い気がする。そういう意味ではフィジカル的にも最盛期よりいいとは思えない。それ以外にも気になったのがポジションの取り方とボールの集まり方で、そもそもタッチ数自体がすくないのだが香川へのパスがかなり少ない。特にギュンドアンとカンプルからのパスに香川のプレーが非常に強く異存しいてる。他の選手からのパスがすくないのは香川がもらい難い位置にいるのかそれとも連携がうまくいっていないのかはわからないが、戦術や連携面でもかなり問題点を含んでいる可能性もある。相変わらずゴールも決めておらず、復活というにはまだ早いといわざるを得ない。

ドルトムント全体の印象は好転しつつある

怪我から復帰し移籍騒動も乗り越えたロイスの活躍だけではなく、同じく怪我から復帰したギュンドアン、シャヒンなどが安定しだしており、オバメがストライカーとして起動に載りつつあり、更にゴールから遠ざかっていたムヒにまでゴールが生まれるなど明らかに改善の傾向見られる。更にカンプルが予想以上にチームとして機能しており状態も悪くない。ただし、この試合でもやはりクバやフンメルスが体調不良で出場できておらず、グロスクロイツも怪我をしているなど選手のコンディション面で相変わらず状態がいいとは言いがたい。もしタイミングよく主力メンバーのコンディションさえ揃えば急激に勝ちだす可能性も十分にあると思う。

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