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東アジア杯 日本 vs 北朝鮮

日本 北朝鮮
1 得点 2

採点

選手名 採点 寸評
GK 西川周作 5.0 ハイボールに飛び出してキャッチできない点は気になった。守備範囲の広い長身GKならば放り込みの多くをGKで処理できたのではないかと思う。
DF 槙野智章 4.5 槙野の裏から2失点と守備に苦しんだ
DF 森重真人(Cap) 5.5 何度も空中戦を繰り返したがかなり勝利し手堅い守備を見せた
DF 藤春廣輝 4.5 良い点もあったが小さなミスの積み重ねが気になった。
DF 遠藤航 6.5 上がりは見せ場が少なかったが1アシスト、守備ではサイドからの突破を何度も止めた
MF 武藤雄樹 6.5 色々気になる点もあったが1ゴールと仕事はした
MF 山口蛍 5.0 ボールを取りに行く時の良さはあったが、放り込みには対処できなかった
MF 谷口彰悟 4.0 守備は見るべき点もあったが、あまりに簡単にロストし中盤の支配権を北朝鮮にもたらした
FW 永井謙佑 5.5 スピードでの突破とシュートの良さはあったが、結果にはつながらなかった
FW 川又堅碁 4.5 かなりの数のポストプレーに失敗しポゼッションを下げた
FW 宇佐美貴史 5.5 良いシュートは何度か見せたが決め切れなかった。スタミナ不足と運動量不足は相変わらず
監督 ハリルホジッチ 3.5 相手がハイボールとフィジカルで攻めてくる可能性はかなり高かったにもかかわらず、実際相手の放り込みが機能してしまい戦術的な対策が取れていなかった。また交代策も終盤に追いつかれてから勝ちに行く攻撃の選手を投入したが得点にはつながらず更に失点を招いた。運動量の減っていたMFや明らかに高さを狙われていたところに何か手を打つべきだったと思う。

北朝鮮 vs 日本 試合情報 - LEGENDSSTADIUM with EAFF東アジアカップ2015 公式動画
https://www.legendsstadium.com/eaffeastasiancup-mens/match/821664/member/

試合後、ハリルホジッチ監督のコメント

試合後、ハリルホジッチ監督は「フィジカル的に準備ができていなかった。決定的なチャンスはたくさんあったが、仕事をしきれなかった。それに対して、相手は長身の選手が2つの決定的なプレーで試合を決定づけた」と振り返った。

 今大会に臨むにあたり「野心を見せてほしい」と繰り返していた指揮官だが、「選手たちはしっかり野心を見せたと思うが、フィジカル的な問題で制限された。選手は疲れていたし、忍耐が足りなかったと思う」とコンディション不良を強調。険しい表情で、足早にピッチを後にした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150802-00336191-soccerk-socc

日本代表の印象

暑さの影響もあってかなりスタミナ不足が目立ちコンディション面での調整が上手く言ってない印象。MFがあまりに相手を自由にしてしまった為、ポゼッションが落ちクロスが上げ放題となっていた。これに関してはかなりの戦術的なミスだと思う。またMFがボールをキープできないだけではなく、落下点にフリーで入ったのにトラップせずヘッドで弾き返し、セカンドボールで敵に渡ってカウンターされるシーンも目立った。基本的に空中戦に弱いのに空中戦で勝負する戦術的選択をしすぎていた印象。
攻撃では、長井と宇佐美を配置したことで、本来は縦へのスピードや突破能力は相当上がっていたはずだが、長井へ上手くボールが渡ることは少なく、川俣に出たボールが孤立して取られるというパターンを繰り返していた。

試合の総評

以前から問題視されている日本の高さ不足をつかれ、事前にわかっている日本の弱点をついた放り込みだけで負けてしまった。全体としては日本の選手の方がレベルが低かったとも思えず、勝てる試合を落としたという印象。

試合の得点シーンの動画

スタッツを一つ二つ

この試合、印象どおり中盤で既に北朝鮮に支配されており、全体に試合をコントロールされていた。ただ、ポゼッションが低いだけならば致命的な問題とはいえなかったかもしれないが、相手が組み立ててきた所にカウンターを決めることも出来ていなかった点と、相手がゆっくりと押し上げるのではなく、適当に中盤で回してフリーになったら放り込むという作戦を繰り返していただけで高さとフィジカルだけで押し切られてしまった。ここは何らかの対策が必要だろう。これはオーストラリアでも韓国でも中国でも、日本よりフィジカルが強く高さがあるチームならば必ず日本対策として考えてくる戦術の一つだし、過去だけではなくこれからもしばらくはこれが日本には有効だと教えてしまっている。

北朝鮮 日本
55% ボール支配率 45%
67% パス成功率 64%

https://www.legendsstadium.com/eaffeastasiancup-mens/match/821664/stats/

中村俊輔の語る武藤、宇佐美、柴崎

武藤

武藤選手は代表の試合を観ているだけで能力が高いのとセンスを感じます。カタチがない。左利きだったら左利きの持ち方ってあるんですけど、彼は両方でも持てます。両方でもターンできる。

宇佐美

若い時から力ありますし、いつ今の代表に入ってもおかしくない。スピードだけじゃなくシュートセンスもある。一人で3分の1のゾーンから出来てしますというのはなかなか日本人でいないんで、もう一回海外に挑戦して貰いたい

http://news.livedoor.com/article/detail/9401970/
柴崎

「あの子はボランチじゃないよね。トップ下か3ボランチの右とかで生きる。代表でもそうだったし」
「そのレベルじゃない」

10年後の自分は?

「監督。上からチームを見てるっていうのもいいかもしれないですけど、現場でグラウンドに立ってたいというのはあります。(横浜Fマリノス?)もちろん、できれば」

http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20140920-1369684.html

Shunsuke2 20080622

「ホーム・グロウン・ルール」

「ホーム・グロウン・ルール」ってなんだ?

最近プレミアリーグで導入されたルールに「ホーム・グロウン・ルール」というのがある。何の事かよく分からないので調べてみると、どうも若手育成のシステムらしい。

 プレミアの新ルールでは、1軍登録メンバーに占めるシニア(22歳以上)選手の数が最大25名に限られる。そのうち最低8名は、21歳の誕生日を迎えるシーズンが終了するまでに少なくとも3年間を国内(ウェールズ含む)のクラブで過ごしていることが前提となる。また、各クラブは夏の移籍市場閉幕までに上記の条件を満たす登録リストをリーグに提出する義務を負う。リストには21歳以下の選手であれば随時追加登録できるが、シニア枠の内容は4カ月後に冬の市場が開幕するまで選手の入れ替えすら許されない。

http://number.bunshun.jp/articles/-/42971

22歳以上というのが気になる。最近話題の武藤の場合はこれには適応されないのではないか。

興味深く読んだ話

ベンゲル監督がホームグロウンルールに異論 「二流選手を守ることになる」 | SoccerMagazine ZONE WEB/サッカーマガジンゾーンウェブ
http://www.soccermagazine-zone.com/archives/7985