日本 |
0-2 |
ウルグアイ |
0 |
(前半) |
1 |
0 |
(後半) |
1 |
|
得点 |
エディンソン・カバーニ(前半34分) アベル・エルナンデス(後半28分) |
|
警告 |
マルティン・カセレス(後半22分) |
採点
川島永嗣 4.0 DFの崩れで2失点。DFが統率しきれていない
吉田麻也 5.5 いつもどおり一定の守備力を見せた
長友佑都 5.0 運動量豊富でクロスも上げたが効果が薄かった
森重真人 5.0 守備は効いていたが攻撃への繋ぎは凡庸
酒井宏樹 4.5 失点に繋がるクリアミス。攻撃も右サイドが機能不全
坂井達弥 1.5 2失点に絡む致命的なミス。代表DFとしては不十分
細貝萌 4.5 守備では潰していたが、攻撃では違いが作れない
田中順也 5.0 足元は通用したがクロスやパスの精度が低すぎ
本田圭佑 4.5 サイドの選手としては突破力や運動量が物足りない
岡崎慎司 6.0 良い崩しを見せたがその先の仕事は出来なかった
皆川佑介 5.5 高さとポストプレーで機能。日本代表では希少価値
武藤嘉紀 5.0 目立たないシーンが続いたが慣れてからは決定機も
柿谷曜一朗 4.0 交代出場するが動量が少なく試合から消えていた
酒井高徳 -
森岡亮太 -
アギーレ 5 新しいシステムの緒戦としては意図は分かりやすかったが、意図を実現するメンバーの意思疎通や選抜はこれからと言う印象
試合後、アギーレ監督のコメント
ウルグアイは非常に強い相手なのでミスを犯してはいけない。今日は守備のミスが2つあり、それで試合が決まってしまった。今日がデビュー戦だった選手を含めよかったと思う。選手たちが90分間戦ったのがよかったし、武藤のシュートも惜しかった。修正点はたくさんある。例えば、守備のときの集中力だ」
http://live.sportsnavi.yahoo.co.jp/live/sports/soccer_japan/2705
総評
ホームとはいえ、強豪国を良いメンバーで招いた為劣勢は予想された試合だったが、予想以上に実力差があったと言う印象。守備に関してはもう少し粘れればウルグアイのもう少し力を入れた攻撃を経験する事が出来たと思うだけにそこは非常に残念。負荷テストのはずが部分的な問題で製品全体の強度が調べる事が出来なかったのではないだろうか。特にこういう守備的な構成で臨んだ試合の場合の0-2は割りと大敗だと言っていいと思う。0-0や0-1のような緊張した展開に持ち込めなければ守備的なチームは失点した後こちらから点が取れない分、逆転の望みが薄いチームといえると思うからだ。
日本代表の印象
アギーレジャパンの方向性は見えたものの、そのシステムを研ぎ澄ましていく作業が必要だという事も同時に分かった。守備面では坂井のミスが大き過ぎた為、この試合での問題点の洗い出しは難しい気がする。攻撃面では右サイドで本田を使う効果が薄い気がした。
スタッツを一つ二つ
上の採点でも、右サイドの攻撃の問題点と、両サイドからのクロスの精度で減点しているが、その理由はスタッツを見てもらえば割と分かりやすい。まず日本代表のクロスの数だが、圧倒的に左に偏っている。
http://www.goal.com/jp/match/%E6%97%A5%E6%9C%AC-vs-%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%82%B0%E3%82%A2%E3%82%A4/1837187/stats?ICID=MP_MS_4
これは単純に右サイドからの攻撃より左サイドからの攻撃の方が多かったと言う点がある。長友の突破力が攻撃ではこういう数字になって現れているが、逆にいうと左サイドもこれだけの本数を上げているにも拘らず点につながらない点で、クロスの精度は問題がある事が分かる。
次に、オフサイドの数。日本は基本的に裏への飛び出しが少なかったのではないかと思う。そしてシュート精度の差。スタッツ的に見て突出してウルグアイと差があるのはやはりこの辺りだけでそこで試合が決まっているとも言えそう。DFがある程度機能して、しかも日本が相手と同じ回数だけシュートチャンスを作っても、現状では日本は決定力の差で負けてしまう事を意味していると思う。分かりやすく言うとスタッツ的にはこの精度で戦ったらシュートを3倍打たなければいけないわけで、後半に点を取り返す動きを見せれなかったことも気になる点。
7 |
合計シュート数 |
8 |
1 |
枠内シュート |
3 |
4 |
ブロックされたシュート |
2 |
http://www.goal.com/jp/match/%E6%97%A5%E6%9C%AC-vs-%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%82%B0%E3%82%A2%E3%82%A4/1837187/stats?ICID=MP_MS_4