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本田評から浮かび上がるミランOBの人柄

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  • コスタクルタ 「本田は(質が落ちた)セリエAでプレーできる水準の選手ではない」
    http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/wfootball/2014/05/15/ob/index.php
  • パオロ・マルディーニ「あくまでも比べる対象の問題」「すべてが“サッカー史上屈指”のプレイヤーたちなのだからね。彼らの次元に達することは本田に限らず、誰にとっても至難の業だ。したがって、“到達できるか否か”を問うこと自体が酷なんだと思う。」
    http://www.footballchannel.jp/2014/05/01/post38706/
  • ボバン「私はどちらかというとFWに近いタイプと見ている」
    http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/01/22/kiji/K20140122007432240.html
  • ガットゥーゾ「半年後、つまり来季の開幕から数試合で本田がどういったプレーをみせるか。俺はそこに注目したいと思ってるよ」 http://www.footballchannel.jp/2014/04/30/post38557/2/

最近の活躍でミランOBのコメントで掌返しという意味で2chで面白おかしく取り扱われている部分があるが、インタビューを全文見てみると非常に面白い。確かに部分的には掌返しをしていたり間違っていた点もあったが、さりげない一言に素晴らしい慧眼潜んでいる。ガットゥーゾは活躍する時期までほぼ当てている点で、コンディションの波などを管理する能力に非常に長けているが見て取れる。またボバンも掌返し扱いされているが、よく見ると得点を量産している今シーズンの本田にぴったりとあう、ポジションの適正についての話をしている。同じポジションについての話ではマルディーニは「“今日的な”、つまり“モダンな”トレクアルティスタとしての特性、または純然たるFWとしての才能を彼が備えているとは思わない。“ウイング”については言うまでもない。」と行っており、古いトップ下のイメージで本田を見ているようだ。ただしコンディションに対してはマルディーニも「W杯後は休んで十分にコンディションを整える。そして来季、最もその才能をムリなく発揮できる場所を与えてくれる監督の下でプレーし、一つひとつの試合に全力を尽くすことで本田は評価を確実に上げてみせるだろう」とほぼ正確な予測をしている。イタリア人はコンディションを読むのに長けているのかもしれない。全体にみるとマルディーニは完璧主義者なのだろう基本的に非常に高い水準を望んでおりそこには本田が到達できないとも思っているよである。また同様に非常に高い水準を望んでいるコスタクルタも同時に本田への助言としてこうも言っている「どれだけ激しいブーイングを浴びようとも、どれほど辛辣な批判に晒されようとも意に介すな、と。選手は失敗を重ねた分だけうまくなる。」自ら辛辣な批判をしつつも同時にセリエで失敗しプレミアで成功したアンリを例に挙げ沢山の失敗をして、失敗から学べば上手く行くという話をしている。

個人的に気になった話

イタリアのスポーツ紙ガゼッタによると「妻と息子、犬とともにモンテナポレオーネ通りから徒歩数分のファッションの中心地に住む。今シーズンは新たな理学療法士を日本から連れてきて、得点王になるために生まれ変わってきた」としており、ミランやイタリア任せにしたのでは難しいと見たのか日本から自ら連れて来た理学療法士らしい事が分かる。本田のコンディション復調と大きく関係があるのではないだろうか。