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アジア杯2019予選 トルクメニスタン vs 日本 2-3

2 – 3
アルスラン アマノフ 前半26分 得点 大迫 勇也 後半11分
大迫 勇也 後半15分
堂安 律 後半26分
ベジルゲルディ イルヤソフ 後半45分 警告 酒井 宏樹 前半33分
権田 修一 後半33分

採点

Pos No. 選手名 採点 寸評
GK 12 権田 修一 6.5 予想以上に多かった危ない場面でも素晴らしいセービングをみせた。この試合日本側では大迫についで目立つ事になってしまった
DF 5 長友 佑都 6.5 安定したプレーを見せた。特に危険な場面での寄せが素晴らしくうまく相手の攻撃を遅らせた。後半には大迫の2ゴール目をアシスト
DF 16 冨安 健洋 4.5 本職ではないDMFでやや不安の残るプレー。守備面でのリスク管理は素晴らしく見るべき点が合ったが連携が上手くいっていなかった。またやはり攻撃面時の崩しの部分でやや見劣りした
DF 19 酒井 宏樹 4.5 裏への突破には堅い守備を見せたが攻撃面では物足りないプレーだった
DF 20 槙野 智章 4.0 相手に先制点を決められており昌子、吉田コンビに比べると不安が残る守備だった
DF 22 吉田 麻也 5.0 数の少ない相手にドリブルで抜かれて致命的な場面がありいつもに比べると安定しなかった
MF 7 柴崎 岳 4.5 パスを散らしてはいたが、うまく相手を崩せずに日本の攻撃はサイドのドリブルでの突破に依存する形に。また富安との連携も上手く言っていたとは言えなかった
MF 8 原口 元気 5.5 消えている時間も多かったがドリブル突破で崩しを見せた。後半には大迫のゴールをアシスト
MF 9 南野 拓実 5.0 交代後半27分OUT スペースを突く動き。裏に抜ける動きで違いを見せたが、決定的な崩しにはつながらなかった
MF 21 堂安 律 6.0 持ち味の突破力をみせた。前半ほとんど堂安を経由しなければまともな攻撃が展開出来なかった。ロストした時の危険性もあったが後半には1ゴールと結果にも繋げた
FW 15 大迫 勇也 7.5 試合前は別メニューで調整しており、コンディション面でも不安がある状況でのプレー。相手が引いた守備的なプレーだったためチャンスは限られたが、後半11分には同点に追いつくゴールを決めた。また得点で浮足立つ相手にさらに2ゴール目を決めて逆転。決定的なプレーをした
交代
FW 11 北川 航也 4.0 交代:後半27分 南野と交代ではいったが消えている時間が長く崩しの形以前にボールタッチ自体がすくなかったような印象を受けた。2失点目の起点になるボールロストもしており課題が残った
監督 森保一 5.0 ハーフタイムの戦術的な変更で一応試合には勝てたが、恐らくグループリーグで1番弱いトルクメニスタン相手に苦戦とかなり課題が残る試合となった。失点した状態から勝てた事とハーフタイムで修正出来た部分は調整能力の高さを見せた

試合後、森安監督のコメント

「何とか勝ったという感じですけど初戦は難しい試合になると思っていました。これがこの大会の難しさかなと思っています」
「選手たちは先制されてもプレーすることをやめずに、チームとして戦い続けて、今日ここにこられている皆さん、日本で応援してくれているサポーターの皆さんに勝利をとどけられてよかったです」
「すべての部分で改善し、成長しながら勝っていくことをこの大会で掲げています。次のオマーン戦でも最善の準備と、試合でベストを尽くすこと、成長と勝利を目指してやっていきたいです」

日本代表のプレーについて

直前での中島、守田の離脱がかなりの影響を及ぼしており、親善試合での攻撃的なプレーは影を潜めた。特に DMF は守田以外にも遠藤直前に発熱。冨安をDMFとして使っての変則的なフォーメーションとなった。そのためか、プレーもいつもの連携というわけには行かず微妙な立ち上がりを見せた。この大会は中島が出ていれば中島の大会となった可能性も高かっただけに、大会前にも書いたように大変微妙なスタメンのチョイスとなってしまっている気がする。
この試合を見た限り、怪我人の離脱の時点で当初のプランは崩れており、サブのメンバーの組み合わせが元々難しい船場だったため予想されていたターンオーバーの難しい展開に見えた。これは、この試合だけの偶発的に置きた問題とは思えない。TVではアナウンサーが”まさかの失点”と繰り返していたが、日本側の状態が悪くなればそういうこともあるだろうなという失点だった気がする。この後の試合も急にコンディションが回復するとも思えないので、ターンオーバーを上手く駆使して行かなければならず、苦戦を予感させる試合だった。

試合の総評

 ボールボゼッションは日本が優勢だったが、相手は引いて守備的にきたため日本側が攻めあぐねた。逆にトルクメニスタンは日本に攻めさせた後のカウンターで先制点。得点につながらなかった場面でも何度も相手の7番にドリブル突破されており、日本のCBやDMFの所で少数の相手の攻撃が上手く機能してしまった。

 日本はメンバー交代せずにそのまま後半突入。前半に見られた楔になるパスや中を連携で崩す動きから裏やサイドへ広く展開するプレーに戦術の変更があり、相手が疲れてきた所で大迫が個人技で2点とって試合の流れを変えた。2失点後はトルクメニスタンの選手の足が止まり、スタミナ切れで日本に有利な流れに一気に変わったが、守備の乱れで日本もさらに1失点。やや後味の悪い危うさを残す結果になった。

スタッツ

65% ボール支配率 35%
21 シュート 8
5 枠内シュート 4
688(87%) パス(成功率) 286(70%)
0 オフサイド 1
6 フリーキック 9
5 コーナーキック 2
0 ペナルティキック 1