キリンチャレンジカップ 2017 日本vsニュージーランド 2-1

日本 2 – 1 ニュージーランド
大迫 勇也後半5分
倉田 秋 後半42分
得点 クリス ウッド後半14分
警告 クリス ウッド前半44分
アンドリュー デュランテ後半5分
Pos No. 選手名 採点 寸評
GK 1 川島 永嗣 5.5 DF全体に高さ対策には不安要素を残した
DF 5 長友 佑都 5.5 以前からすれば考えられないほどクロスの精度が上がっており攻撃面ではクロスという武器が強みになっていた。特に後半には乾、井手口とのいいプレーもあり、選手同士の連携にも期待が持てた。守備に関しては失点シーンで左サイドを破られておりそのクロスから失点につながってしまっていた
DF 19 酒井 宏樹 6.5 クロスに頭で合わせて1アシスト。サイドからの攻撃で裏に抜ける浅野へのパスもよかった。相手のセップレーやハイボールに対して身長が高いという強みが出ていた
DF 20 槙野 智章 5.5 相変わらず守備がやや軽く大柄なニュージーランドのFW相手としてみた場合、CBとしては空中戦にも不安が残った
DF 22 吉田 麻也 5.5 高さでウッドに対抗できていたのが吉田だけだったが失点シーンで上手く防げなかったのも吉田と酒井の所だったため評価が難しい
MF 2 井手口 陽介 5.5 山口と共に中盤をほぼ支配した。日本代表で心配されているDMFのポジションの選手としても既に数戦にわたっていいプレーを見せておりプレーの安定性も評価できる。失点シーンで長友と上手く守備の連動が出来ずに抜かれてしまったのはやや課題が残った OUT:後半37分
MF 10 香川 真司 5.5 再三にわたってシュートチャンスはあったものの決めきることが出来なかった。怪我明けである事を考えるとコンディションの向上と共に解決されるかもしれないが、相手の実力を考えると決定力に不安を残した OUT:後半15分
MF 16 山口 蛍 6.0 中盤を井手口と共に抑えて守備的な働きをした。攻撃面では山口のミドルからPKにつながった OUT:後半48分
FW 9 武藤 嘉紀 5.0 やや動きに精彩をかき、消えている時間も長かった。OUT:後半25分
FW 11 久保 裕也 5.0 決めきることが出来ず、交代ででた浅野が敵陣を切り裂いた事を考えると若干物足りない出来。 OUT:後半33分
FW 15 大迫 勇也 6.0 PKを決めて1ゴール。また得点にはならなかったものの前線で期待されるポストプレーや高さで見せ場を何度も作ったOUT:後半15分
MF 6 遠藤 航 IN:後半48分
MF 7 倉田 秋 6.5 短い時間で結果を出し1ゴール。IN:後半37分
MF 17 小林 祐希 5.0 中盤では井手口乾長友の連携と浅野の裏抜けばかりが目立ち小林は存在感を示せなかった IN:後半15分
FW 13 杉本 健勇 4.5 サイドから何度も乾、浅野の崩しがあったが杉本にはつながらなかった。攻撃のシーンでも基本的に消えていた IN:後半15分
FW 14 乾 貴士 6.0 ほぼ左サイドを完全に切り崩しており、乾のクロスから2点目につながった。左サイドでは長友や井手口とのいい連動もみれられた。 IN:後半25分
FW 18 浅野 拓磨 5.5 短い時間ながら何度も右サイドの裏に抜け相手DFラインを切り裂いたが、結果にはつなげることは出来なかった IN:後半33分
監督 ハリルホジッチ 5.5 若手戦力の育成機会としてはやや積極性にかけるスタメンだったももの交代をちゃんと使い切りサブのメンバーの状態を確認でき、試合にも勝てたという点で価値があったように思う。
試合後、ハリルホジッチ監督のコメント

──香川真司はどうして代表に来るとパッとしないのか?

 香川は長い間、けがをしていた。もちろん(今は)彼のトップフォームではない。本人にも、本来のレベルを取り戻してほしいと要求した。

出だしの20分は良かったが、その後ペースが落ちてしまった。後半、得点してからも相手にペースを握られた。これらについての分析は?(大住良之/フリーランス)

 このような形になるのは初めてではない。毎回ではないが、得点を取ったあと、止まってしまうことがたまにある。そのような時間帯で相手のCKやスローインが増えることも偶然ではない。ペナルティーエリアに入ってきて、日本の選手が少し焦る場面もあった。つまりゲームをコントロールできず、相手にそこを突かれてしまった。失点の場面も2対1の場面から簡単にクロスを上げられてしまった。そして9番の選手(ウッド)も、イングランドのチャンピオンシップ(2部リーグ)で得点王になったのが偶然ではないというプレーを見せていた。

 ただ(日本には)新しい選手がたくさんいることも考えなければならない。私も今日はいろいろと試した。チームとしてのトップフォームから程遠いことも、もちろん私は分かっている。今後の数カ月を使って、しっかりチームの状態を良くしていきたい。自らのレベルを上げないといけない選手も何人かいる。全員がトップフォームでいるわけではない。

 次の2試合目(ハイチ戦)も、新しい選手が何人か出てくる。このような形で戦うと、ハイレベルで戦うことは難しくなる。それでも私は、失点したあとに(攻撃の)形を作ってスペースを作ったことは評価したい。新たに入った選手たちが、プレーにクイックネスやスピードを与えたと思う。私も今、いろいろと探しているところだ。完ぺきなゲームでなかったことも認識しているが、勝利したので(選手を)たたえたい。

 また、対戦相手のフィジカルが強く、いいチームだったことも考慮しなければならない。コンフェデレーションズカップでは、ロシア、ポルトガル、メキシコが彼らに勝利している。大きな点差で勝った試合もあったが、どのチームも勝利するために苦しんだ。ただわれわれも、ボールをもう少し失わないようにゲームをコントロールしないといけないと思う。スピードアップはしっかりと上げて、ペースを落としてボールをもう少ししっかり扱う時は、時間をしっかり使うことも考えないといけない。

 そこまで正確にできない、あるいは相手から読まれやすいプレーになってしまったかもしれない。相手はマンツーマンの形でマークしていたが、その激しさでボールを奪われてしまった。また、このようなスリッピーなグラウンドの場合、テクニックのクオリティーも上げていかないといかない。修正点はたくさんある。これからしっかりトレーニングしないといけないが、勝利を収めた。精神的なところで、いい影響があったと思う。何度も攻撃を仕掛け、形を作り、シュートを打った姿勢も良かった。そして、あのような素晴らしいプレーから得点が生まれたのは、このチームにとっての(正当な)報酬でもある。

https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201710060006-spnavi

スタッツを一つ二つ

日本 スタッツ ニュージーランド
18 シュート 6
14 直接FK 14
0 間接FK 1
11 CK 3
1 PK 0
3 GK 16
0 オフサイド 1

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