日本 | 1 – 0 | ボリビア |
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中島 翔哉 後半30分 | 得点 | |
警告 |
採点
Pos | No. | 選手名 | 採点 | 寸評 |
GK | 23 | シュミット ダニエル | 5.5 | 落ち着いた試合で危険なシーンが少なかったが安定した無失点に抑えて安定したプレーを魅せた |
DF | 2 | 三浦 弦太 | 5.5 | 攻撃でのボール回しはしっかりしており、無失点に抑えた |
DF | 19 | 安西 幸輝 | 6.0 | 守備ではしっかり防ぎプレーの強度をみせた。上がりも多く攻守のバランスが取れたプレーをみせた |
DF | 20 | 畠中 槙之輔 | 5.5 | 日本がボールキープしている時間が長く見せ場が少なかったが危ないシーンはしっかり抑えた |
DF | 22 | 西 大伍 | 5.5 | 高いクロス精度、タイミングの良いあがりなどいい部分が随所にあったが。年齢を考えると、8年前に見たかった選手。今は選ぶべきだとは全く思えない |
MF | 10 | 香川 真司 | 4.0 | 足元の上手さと視野の広さの違いは見せた。ただ消極的で点にはつながらなかった。自身の足元のテクニックを活かしきれておらず持っているん能力やポテンシャル、プレーの質を無駄遣いしていた |
MF | 11 | 宇佐美 貴史 | 4.5 | 後半16分OUT 攻撃ではいまいち見せ場を作ることが出来なかった。強みを活かすには周りの文句を恐れず仕掛けてシュートを打つべきだと思った。守備ではよく走ったが代わりに攻撃力が落ちてしまった印象 |
MF | 14 | 乾 貴士 | 5.5 | 後半17分OUT やや消えている時間が長かった。一瞬で抜け出るなど何度か決定的な形を作ったが決めきることは出来なかった。ただし前半はシュートへの積極性がある唯一の選手だったのでそういう意味ではチームでは重要な役割を果たしていた |
MF | 15 | 橋本 拳人 | 5.5 | 危ないシーンで上手く抑えるプレーが光った。カウンターが危ない場面で戦術的なファールなども見せた |
MF | 25 | 小林 祐希 | 5.5 | FKの持ち味や足元の上手さ、攻撃参加出前に走り込むプレーなど持ち味はみせた |
FW | 18 | 鎌田 大地 | 5.5 | 後半38分OUT 可能性を感じさせる場面はあったが、戦術が鎌田を生かしていなかった印象。後半は中島堂安を投入すると素早いパスワークで足元の上手さが機能しだした。ただし見せた強みはCFではなく香川が空いた場所のOMFとしてパスの出してとしていいプレーを見せた |
交代 | ||||
MF | 21 | 堂安 律 | 6.0 | 後半16分IN 入った直後に高い位置で素晴らしいボール奪取をみせて守備の違いを感じさせた。短い時間でボールを奪う能力と、一人で突破する能力で違いを作った |
MF | 8 | 中島 翔哉 | 6.5 | 後半17分IN サイドを抉る素晴らしいドリブル。堂安と南野の連携で、南野がアシストで中島が1ゴール。その後も攻め続け枠に当てるミドルなどもみせた |
MF | 7 | 柴崎 岳 | 5.5 | 後半24分IN ボールキープはやや不安定になったが、得点の可能性を上げるリスクのとり方をしていた |
MF | 9 | 南野 拓実 | 6.0 | 後半24分IN 入ってすぐ1アシスト結果を出した。その後もミドルにつめて惜しいシーンなどをみせた |
DF | 4 | 佐々木 翔 | 5.5 | 後半28分IN 少しリスキーになった試合展開を抑える働きをした。また持ち味のミドルシュートなどもみせ攻守一体となった安全策も頭の良さを感じさせた |
FW | 13 | 鈴木 武蔵 | 5.0 | 後半38分IN 点は入らなかったが惜しいヘッドや裏に抜けるスピードを見せるなどCFらしさも見せたが、ポストプレーはほぼ失敗しており課題も残した |
監督 | – | 森保一 | 4.0 | 相変わらずサブのメンバーの戦術が機能しておらず、このままではターンオーバーした時の大幅な戦力ダウンは否めない。しかも選手の問題というより戦術的な組み合わせがハマっていない感じが非常に強くコーチ監督などの戦術的な問題を強く感じさせた。良かったのは膠着した時に早いタイミングでちゃんと交代出来たという点で採点は+1くらいしている。 |
試合後、森安監督のコメント
「代表を作っていく上で経験は浅いが、いい選手達がまだまだ沢山居るということを示してほしかったので、勝利という結果で示してくれたのはよかった。前回のコロンビアに負けていたので勝ててよかった」
日本の立ち位置を測る試合とのことだったが測れたか
「手応えは1-0でかてたのは良かったが、これがもう少し得点できればよかった」
日本代表の印象
一人ひとりは確実に上手い。香川もプレーは明らかに上手い。鎌田も足元はぶっちゃけ相当うまいなと思った。乾も上手いしシュートも打った。宇佐美も正直一人で抜けそうなくらいには上手かった。だけどチーム戦術が点を取る形になっていない。バラバラに前の3人が流れ込んでゴール前がごちゃごちゃしてシュートコースなくなったところで耐えかねて乾がシュートしたのが一番攻撃的な形になっていた。それ以外には決定的に崩す形がほぼ0という感じでこのサブはテクニックや技術レベルは高いがチーム戦術が弱くて誰がシュートを打つのか誰に合わすのか、誰にボールを集めるのかよくわからないチームになってしまっていた。
鎌田を使うのならば、もっと単純に鎌田にボールを集めれば点を取ったのではないかなという印象。全体として受けたイメージは主力に比べて大分弱い。これに尽きると思う。
やはり残るサブメンバー選考の問題
前半を見る限り、宇佐美も香川も鎌田も似たような役割になっていた。誰か一人をセカンドトップかOMFとして使えばいい状態で誰もCFでもなくサイドの選手でもなかった印象。組み合わせとして機能していたのは得点をした時間の鎌田がOMFで南野がCFっぽい動きをした時間。鎌田と香川は役割をしっかり分担しないと似たような動きになってしまっていた。逆に武蔵をCFで出すのならば、香川がOMFでも良いのではないかと思った。また前半の構成だとDMFにボールを入れてもらわないとボールを運ぶ選手が居ないように見えた。その結果香川が下がってきてDMFみたいな動きをすることになるがそうすると前で火力を出す選手の枚数が足りず誰がフィニッシュするのか見えてこない。前の選手で誰が打つのか誰にボールを合わせるのかがはっきりしなかった。
またボールを前に上げるまでに時間をかけすぎているため相手が引いてしまい、ゴール前がこじ開けることが出来なかった。また単純なクロスやミドルが少ないので中だけを防げばいい状態になってしまっていた。どうやって攻撃の可能性を上げてリスクを低くするのかがわかりにくい。SBを上げてまでリスクを取ってシュートにつながらないとカウンターのリスクばかりが上がっていく。幸い橋本がカウンターを潰すのが上手く危機にはならなかったが、それも橋本の個人技という印象。
試合の総評
日本が高いポゼッションでボールを持ち続けるも全く攻め手がなくボールを回し続けて45分。じれた乾がシュートを打つ以外まともな攻撃の形を作ることが出来なかった。
後半は速いタイミングで中島堂安南野が出場し一気に流れが変化してすぐに1得点。日本の主力とサブの明暗がはっきりと別れた。
スタッツ
日本 | ボリビア | |
68% | ボール支配率 | 32% |
17 | シュート | 4 |
3 | 枠内シュート | 0 |
680(88%) | パス(成功率) | 264(67%) |
5 | オフサイド | 5 |
14 | フリーキック | 22 |
8 | コーナーキック | 3 |
0 | ペナルティキック | 0 |