日本 | 1-1 | 韓国 |
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前半39分 山口 | 得点 | 前半27分 張賢秀 |
警告 |
採点
選手名 | 採点 | 寸評 | |
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GK | 西川周作 | 5.0 | PK以外は失点しなかった。ハイボールの処理も、FKも上手く処理した。ただ攻撃ではパスの技術的な上手さと戦術的な難点が混在していた |
DF | 太田宏介 | 5.0 | 守備で貢献したが、得意のクロスは精度が低く、攻撃時のパスの連携も微妙で見せ場なく終わった |
DF | 槙野智章 | 5.5 | 少し危ないシーンもあったが何とか守りきった、また攻撃でも光るパスを見せた |
DF | 森重真人 | 5.0 | 守備の要となっていたが、PKを招いたファールもした |
DF | 遠藤航 | 6.0 | 前回の試合から引き続き攻守に安定しており、安定性ではこの代表では一番といって良い出来 |
MF | 柴崎岳 | 5.5 | 何度もいいパスを見せたが、ボールをロストして危険なシーンも作った |
MF | 藤田直之 | 5.0 | 裏方役として中盤の運動量を支えた |
MF | 山口蛍 | 6.5 | 攻守の核として機能し、更に1ゴール |
FW | 永井謙佑 | 4.5 | 足はみせたが、パスの遅さ、判断の遅さ、パスの位置が常にマイナスに来る悪い癖が出ていた |
FW | 興梠慎三 | 4.0 | 空中戦にほとんど負け決定的な仕事はできず後半にはスタミナが切れて運動量まで落ちた |
FW | 倉田秋 | 6.5 | 攻撃面では十分に機能し1アシスト素晴らしい動きを見せた |
FW | 川又堅碁 | 4.5 | 途中出場で時間が短かったものの前試合同様、見せ場は作ることが出来なかった |
FW | 宇佐美貴史 | 5.0 | 宇佐美という選手は、最後のシュートチャンスに宇佐美へとボールが集まらないと評価するのが難しい。今回はシュートを打つ所までボールが運ばれなかった |
FW | 浅野拓磨 | 5.5 | ボールチェイスなどで上手い追い込みを見せ守備の良さが出ていた |
監督 | バヒド・ハリルホジッチ | 4.5 | フィジカルの強い相手に守備面では対策することが出来たが、縦への早い攻撃はこの試合でも上手く機能していなかった。そして大会連覇を逃した。 |
試合後、ハリルホジッチ監督のコメント
試合後、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、「今日はディフェンス面に関しては、かなり前回よりも良い状態だった。我々はしっかりポジションをとってコントロールしました」と試合を振り返った。そして、「我々よりもフィジカル的に強い相手だったので、厳しい状況でしたけど、後半少し得点のチャンスがあって、慌てた状況がなければ勝つ可能性もあったと思います」と、勝利への可能性に言及するが、「同等の結果だった」とコメントしている。
http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20150805/337343.html
日本代表の印象
前回の北朝鮮戦から見ると、かなり守備の対策が戦術的に整理されてきており、前にいる相手の大型のFWを押さえるためのDFの動きや、相手にボールをあげさせないプレッシャーをかける守備などが北朝鮮戦よりは上手く機能していた。攻撃面にまではまだ手が回っておらず、攻撃の方向性やカウンターで急ぐ場面と落ち着かせてキープする場面の緩急をどうするのか、常にラインを上げプレスをかけるのか引いて守るのか、細かい所はまだ完成度が高いとはいえなかった。PKに関してはやや不運で、持っているポテンシャルとしては現在のメンバーでも調整時間さえあれば十分勝てたのではないかと思う。また更に良くなる可能性を秘めている感じさせた。ただし現時点ではチームとしては海外組みを含むの日本代表とはかなりレベル差があるといわざるをえない。今回は遠藤と倉田という控えが機能しそうだという点は、かなり成果があったと思う。
試合の総評
韓国は北朝鮮と比べると放り込みよりつなぐサッカーを意識していたが、韓国もチームとしての技術力の問題があり、つなぐサッカーにはかなり綻びが見えた。日本の方が技術的にはかなり上だったと思うが、日本もまだチームとしては戦術的な意思統一に問題があり結果的には、良い勝負になった。また審判が少し癖がありPKやオフサイド、最後の森重のファールなどもちょっと特殊な傾向があるジャッジだったと思う。結果的にそれも日本に不利に働き、この試合に引き分けたことで、東アジア杯の優勝の可能性はなくなった。
試合のハイライト動画
https://www.youtube.com/watch?v=1MuvtiY_pl8
https://www.youtube.com/watch?v=1MuvtiY_pl8