サウジアラビア | 0 – 1 | 日本 |
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得点 | 冨安 健洋 前半20分 | |
ファハド アルムワラド 後半10分 | 警告 | 武藤 嘉紀 前半39分 |
採点
Pos | No. | 選手名 | 採点 | 寸評 |
GK | 12 | 権田 修一 | 6.0 | ゴール前の上手いボールの処理からCKに繋がり、権田の上手さを見せた。セービングでも枠に飛ぶシュートも全てセーブし無失点で抑えた |
DF | 5 | 長友 佑都 | 5.5 | 後半の苦しい時間で手堅い守備を見せ、後半になるほどメンタル面でもベテラン持ち味を見せた |
DF | 16 | 冨安 健洋 | 7.0 | 先制点を柴崎のCKから得意のヘディングでゴール。持ち味である攻撃面の良さが発揮された。守備面でも足元へ入ってくるボールを効果的に防いだ |
DF | 19 | 酒井 宏樹 | 6.0 | 相手がボールを持ちクロスを上げる時間も多かったため酒井の高さやフィジカルが生きる展開になった |
DF | 22 | 吉田 麻也 | 6.0 | 守勢に立たされる場面がかなりあったが、中に来るタイミングで尽く防いだ |
MF | 6 | 遠藤 航 | 6.0 | 守備での奪い合いで硬さを見せた。遠藤がDMF入ることで守備的な落ち着きをもたらすことができていた。特に守備的に展開したこの試合に置いて非常に重要な役割をした |
MF | 7 | 柴崎 岳 | 5.5 | 消えている時間も長かったがセットプレーでキック精度をみせた。CKで先制点をアシスト |
MF | 8 | 原口 元気 | 5.5 | 激しい奪い合いがあり、原口のフィジカルや走力が攻守にいい影響をもたらした |
MF | 9 | 南野 拓実 | 5.0 | 後半32分OUT 耐える時間が長かったためやや消えている時間もあったが、何度かゴール前での決定的な場面はあった。肩でトラップしたシーンは何故かハンドを取られるなど笛にも恵まれなかった。スタミナや気持ちが切れるのがやや早かったのは気になる所 |
MF | 21 | 堂安 律 | 5.5 | 後半44分OUT いつもよりややミスが目立ったが、中盤からのドリブルで何度かチャンスを作ったが、ゴールにはつながらなかった |
FW | 13 | 武藤 嘉紀 | 5.5 | 後半47分OUT 攻撃面では目立たなかったが、守備面での貢献が大きくよく走った。持久力の強さを見せた |
交代 | ||||
DF | 18 | 塩谷 司 | – | 後半44分IN 出場時間が短すぎて採点不能。前回の試合で得点もしており、調子も良さそうなだけにもっと早い時間に交代で見たかった |
MF | 14 | 伊東 純也 | 5.5 | 後半32分IN 苦しい時間に入る事でスピードで相手を崩したが、決めきることはできなかった |
FW | 11 | 北川 航也 | – | 交代後半47分IN 出場時間が短すぎて採点不能 |
監督 | – | 森保一 | 5.5 | 勝つという目標は達成したが、綺麗なカウンターは決まらず狙い通りのサッカーとはいいがたかった。セットプレーでの失点が多かった日本にとってセットプレーから得点できたのは分析やチーム戦略の成果に感じられた。選手交代に関しては毎試合5~10分遅いという印象。恐らく慎重に判断しているのだと思われるがかえってリスクを高くしている。何試合も判断が遅いため、交代のタイミングだけは採点的にはマイナスせざるを得ない |
試合後、森安監督のコメント
「想像以上に厳しい試合になった。選手たちが頑張ってくれた」
「日本も攻撃を仕掛けたかったがサウジアラビアが攻撃力があるチームだと分かっていた」
「次の試合にも最善の準備をして試合に望みたい」
日本代表スタメン
前の試合で大幅に選手をターンオーバーをして休ませたことで疲労の面では有利な状況で試合を開始できた。CFの大迫はコンディションが悪く代わりに前の試合で得点していた武藤がCF。大迫とは少し持ち味が違うが武藤もよく守備走ったことでバランスは崩れなかった。DFラインは吉田冨安長友酒井とほぼフルメンバーで非常に守備が固く、MFも遠藤原口が守備的に動いて中盤に安定をもたらした。カウンターで武藤南野堂安の3人程度で崩す形が多くリスク管理をした。
交代に関しては5分はタイミングが遅く、選手が疲れ切ってから交代しており、後半には南野は運動量が落ちて武藤は足がつってからの交代と後手後手に回っている。また時間稼ぎのタイミングで入った堂安と塩谷との交代は変則的な交代で、ポジションが入れ替わるため集中力が落ちている時間の交代としてはやや不安を感じた。またDMFとして入っていた青山がチームから離脱しておりDMFの選手層にはやや不安が残るが、控えの塩谷の調子がいいのが救い。
試合の総評
試合会場はかなり気温が高く日が高い時間でスタミナの辛い試合だった。前半はサウジアラビアがかなりポゼッションを取る形で試合が展開し、審判のファールもややサウジアラビアよりという印象でサウジ側はセットプレーを何度も繰り返したが、中で上手く日本の守備陣が弾き返し、逆に日本側の柴崎のCKを冨安がヘッドで合わせて先制点。コレで試合の流れを作った。後半は試合が膠着し、耐える時間が長かったが、ほとんど試合の流れは変わらず1-0のまま試合は終了して日本の勝利となった。
試合を通して守備の選手が非常に目立ち、吉田と遠藤が、無失点に防ぎ切る重要なプレーを見せた。得点も守備でも上手くプレーしたCBの冨安が決めたのでMoMは冨安。
スタッツ
29% | ボール支配率 | 71% |
5 | シュート | 15 |
2 | 枠内シュート | 1 |
183(59%) | パス(成功率) | 653(84%) |
3 | オフサイド | 1 |
16 | フリーキック | 27 |
4 | コーナーキック | 6 |
0 | ペナルティキック | 0 |
特に気になった点
ウズベキスタン人のイルマトフ氏は、2010年の南アフリカ・ワールドカップ(W杯)や2014年のブラジルW杯、2018年のロシアW杯で複数試合の主審を務めるなど、アジア屈指の名レフェリーとして知られているが、原口は「(ボールを)取りに行ったら、全部ファウルになる。でも見てもらったら分かると思いますが、まあ普通じゃないかなと」と、強度の高い守備を見せるとFKを取られるリスクがある中でのプレーに苦しんだ様子をのぞかせた。それでも、「彼ら(サウジアラビア)の間合いも、最初はなかなか掴めなかったですが、20分くらいからチーム全体としても僕としてもうまくアジャストできたかなと思います」と語り、チームとして“我慢の守備”ができたことには一定の満足感を示した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190122-00010001-goal-socc