日本 | – | イラク |
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本田圭佑(前半23分) | 得点 | |
清武弘嗣(後半28分) 今野泰幸(後半47分) |
警告 | アラー・アブドゥル(後半6分) サラム・シャキル(後半16分) |
採点
選手 | 採点 | 寸評 | |
GK | 川島永嗣 | 6.0 | イラクのシュートは多くはなかったが、2回のセーブで0点でに抑えた。 |
DF | 長友佑都 | 5.5 | 体の小ささからくる弱点も感じたが、素晴らしいスタミナで試合終了直前まで攻撃参加ししっかり戻る守備でスプリントをみせるなどカバーした。 |
DF | 森重真人 | 5.0 | 守備は安定していたがDFラインのカで見るとボールへの関与が少なく存在感が薄くなっていた。得に左サイドからのパスによる組み立てはあまり成功しているとは言い難い状態だった |
DF | 吉田麻也 | 6.0 | 安定した守備で、攻撃でも惜しいヘディングによるシュート、高いパス精度で組み立てに貢献した |
DF | 酒井高徳 | 6.0 | 前の試合に続き今回もタッチ数が多く日本代表の組み立てのかなりの部分を担った。ここ数試合のDFのパスの起点となっている。 |
MF | 遠藤保仁 | 7.0 | 決定的なパスを前半で連発しPKに繋がる形を作り上げた。この試合ではタッチ数も多く試合の流れを作った |
MF | 香川真司 | 6.5 | 遠藤と共に決定的な形をつくり、ボールをもらう側の動きも見せた。 |
MF | 長谷部誠 | 5.5 | 守備では機能したがパスミスも目立った。前回に比べるとボールへの関与が少なく、前にボールを運べない状況が多かった |
FW | 本田圭佑 | 7.0 | PKをもらい自らPKを決めた。ポストやバーに何度も当てるなど決定機を得たがゴールは出来なかった。また、右サイドからの崩しはあまり機能していなかった |
FW | 岡崎慎司 | 6.0 | 献身的な動きで前線を安定させた。香川からのボールに惜しい形もあったが外す。マークがキツイ |
FW | 乾 貴士 | 6.5 | フィジカルで押される部分はあったがパス成功率は100%を記録 |
途中出場 | |||
MF | 今野泰幸 | 6.5 | 遠藤の交代として守備的なよさで安定をもたらし遠藤とは違う守備的な良さをみせた。 |
MF | 清武弘嗣 | 6.0 | 前戦に入った事で前回に比べ清武のクロスが生きたが、攻撃が右サイドに偏重したためパスがあまりもらえずチームとしては機能しにくかった |
監督 | アギーレ | 5.5 | 手堅く勝利はした点や、遠藤と今野の交代は以前の交代の仕方に比べてチームが安定するなど後半の時間帯の戦術で改善が見られた。ただ、全体としての完成度は高いとはいえなかった。 |
試合後、アギーレ監督のコメント
相手がしっかり守ってきて、攻撃に危険な選手を置いていたので、あまり大きな展開のない試合になった。より早い時間に2点目を取っていれば良かったが、それは簡単ではない。
(後半途中から選手を代え、システムを変えた狙いは?)システムは変えていない。中盤の選手たちは頑張っていたが、疲れていたのでリフレッシュしようとした。(練習していたクロスからPKのシーンを迎えたが)今日はクロスを何度かトライして、良い形になって良かった。
(ヨルダン戦は)今日もそうだが、勝ちを狙う。勝ち点を9に伸ばしたい。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150116-00301146-gekisaka-socc
日本代表の印象
この試合では決定機があった割にはゴールにつながらなかった。チャンスは十分作れているので組み立てに問題があるとは思えないが、最後の所の微妙な差でゴールを逃すシーンが多く。まだチームとしての調整が完璧ではないが、調整で克服できる可能性は十分に感じさせる内容だった。
試合の総評
安定して勝利したが、良くいっても審判が少し笛を吹きやすいタイプだった点で、全体の試合運びには課題を残した印象。特に不用意なロストした時にどうしても時間を作るため、素早くプレスする必要がある。そこでDFが無理をしてしまうとファールになりFKを誘発しやすい。この試合ではFKがイラクの攻撃の一番の脅威になっていた。かといってプレスしないのがいいとは言えない。従って不用意な攻撃のロストでカウンターをされないようにするか、それともリスクをとってでも攻撃に行くのかを相手や審判に応じてもう少し戦略的に選択できれば
スタッツを一つ二つ
前回に続き酒井からの組み立てが多い。今回は長谷部を前回ほど極端には経由せずに直接香川と本田につなげる形を多用した。その為左サイドが少し物足りないものとなったがそこに遠藤が時折見せる鋭いパスで左サイドの切れ味も残す形になった。
https://twitter.com/afcasiancup_jp/status/556041650338660352/photo/1
シュート数の割りに攻撃が成功していない点も注目に値するスタッツだろう。