「トレッカンテ」とは
イタリア語で、FW(アタッカンテ)と、トップ下(トレクアルティスタ)をミックスさせたもの。特に走れる選手の事を指す。らしい。
これもまたマスコミが作った造語らしいのでなんだか怪しい一面も
トレッカンテ(Treccante)について。
これもまた、以前に書いたファンタジスタの話と同じで、イタリアのマスコミが作った造語です。イタリア語で、FW(アタッカンテ)と、トップ下(トレクアルティスタ)をミックスさせたものになります。ですが、ファンタジスタとの違いはいったい何なのだろう……と、僕と同じように思った人も多いはず。
「ファンタジスタ」という言葉はもともと、イタリアのマスコミがロベルト・バッジョのプレーぶりを見て、彼にふさわしい言葉はファンタジスタだと造語を作ったわけですが、今回も同様に「トレッカンテ」という造語を作りました。
これはイタリアのカルチョ番組で、ミランの来季の移籍メルカートについて語っているときにできた言葉。『ミランに3人のトレッカンテが必要か?』というテーマで、カカ、パト、ロナウジーニョの使い方を議論していたんです。
でも、この3人ってプレースタイルが少しずつ違うと思いません?
ロナウジーニョはどちらかというと、バッジョタイプのファンタジスタ。パトは、シェフチェンコタイプで、どちらかというとFWの選手。あえていうなれば、カカがトレッカンテにいちばん近い選手ではと思います。
カカは、点も取れるし、トップ下の仕事もこなせる。何より、「走る」ことのできる選手だと思うのです。
そう。このトレッカンテという言葉のキーワードになっているのが、この「走れる」選手かどうかということ。
http://www.soccerstriker.net/html/worldsoccer/m_inoue/wsb_04thu_m_ino_080419.html