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Borussia Dortmund 3:0 FC Schalke 04

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ドルvsシャルケのダービーマッチは今回もファン同士の一触即発の状態で試合を迎えたが、試合内容ではチーム全体に不調で苦しんでいたドルトムントが試合を通して圧倒し、最終的には3-0で完勝した。香川も前半は素晴らしい出来だったが、点に絡むことは出来ず途中交代。DFのクリアで転がったラッキーなボールをオバメが決めて、緊張の糸が切れたシャルケの堅守だったDF陣が一気に崩れた。長くスランプだったムヒも、ついにゴールを決めた。ゴール直後には泣きそうになっていたの印象的だった。

試合後のシャルケ内田のコメント

「あのメンバーでどうやったら勝てねぇんだよ。すげぇな。逆にすげぇよ、勝てねぇの」

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https://twitter.com/BVB/status/571714632638988289

ブンデスリーガの歴史「ルールダービー」 footballologies
http://football.ologies.net/2014/09/26/%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%83%80%e3%83%bc%e3%83%93%e3%83%bc/

「ユーベvsドル」 2-1でユーベ勝利、ドルは怪我人が2人追加でいよいよ満身創痍でダービーへ

ドルトムントは最近3連勝していたメンバーから変更されていた布陣だったため色々と話題となってるが、事前の報道を見ればメンバーが入れ替わった事に関しては理由が一目瞭然なのではないかと。

ドルトムントの怪我人

まずUEFA.comで報告されている怪我人を見てみよう

  • グロスクロイツ(太もも)
  • ケール(肩)
  • ドゥルム(インフルエンザ)
  • カンプル(筋肉系 + 胃腸 + 飛行機で倒れる

http://jp.uefa.com/uefachampionsleague/season=2015/matches/round=2000549/match=2014408/prematch/preview/index.html

ユーベ戦での怪我人

  • ピシュチェク
  • ソクラティス

ビルトが報じた風邪の選手

  • DFマッツ・フンメルス
  • DFエリック・ドゥルム
  • FWチーロ・インモービレ
  • MFヤクブ・ブワシュチコフスキ
  • DFジェレミー・ドゥジアク

http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20150220/283103.html

試合前に風邪で出場しなかった選手

  • スボティッチ
  • カンプル

7選手が風邪をひいているという。酷い状況だといわざるを得ない。

ドルトムントの日程試合

この状況で、2月20日、2月24日、2月28日とCLで移動しながらの中4日3連戦があり、しかもユーベとのCLがあり、最後はシャルケとのダービーという割と重要な試合が連続するハードなスケジュール。

「ユベントス vs ドルトムント」先発予想メンバー

欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト uefa.com で 2015 CL ラウンド16 「ユベントス vs ドルトムント」戦の先発予想メンバーが出されていたので紹介。

予想先発メンバー

ユベントス:ブッフォン;リヒトシュタイナー、ボヌッチ、キエッリーニ、エブラ;ポグバ、ピルロ、マルキージオ;ビダル;テベス、モラタ
欠場:マッローネ(太もも)
欠場見込み:バルザーリ(足首)、マトリ(太もも)

ドルトムント:バイデンフェラー;ピシュチェク、ソクラティス、フンメルス、シュメルツァー;ベンダー、ギュンドアン;ブワシュチコフスキ、香川、ロイス;オーバメヤング
欠場:グロスクロイツ(太もも)
欠場見込み:ケール(肩)、ドゥルム(インフルエンザ)、カンプル(筋肉系)

http://jp.uefa.com/uefachampionsleague/season=2015/matches/round=2000549/match=2014408/prematch/preview/index.html

今日2月24日は「マンチェスター・シティー vs バルセロナ」、「ユベントス vs ドルトムント」

UEFA.com による素晴らしい試合前の解説

UEFA.com のページで試合のバックグランドを解説する素晴らしいニュース記事が出ているので、試合前に見るとより楽しめるのではないかと

バックグラウンド:シティー vs バルセロナ - UEFAチャンピオンズリーグ - ニュース - UEFA.comポグバが最も生きるポジションは? - UEFAチャンピオンズリーグ - ニュース - UEFA.com

バックグラウンド:シティー vs バルセロナ – UEFA.com
http://jp.uefa.com/uefachampionsleague/season=2015/matches/round=2000549/match=2014404/prematch/background/index.html
ポグバが最も生きるポジションは? – UEFA.com
http://jp.uefa.com/uefachampionsleague/season=2015/matches/round=2000549/match=2014408/prematch/focus/index.html

関連項目

2014-15シーズンUEFAチャンピオンズリーグ決勝組み合わせ footballologies
http://football.ologies.net/2015/02/17/2014-15%e3%82%b7%e3%83%bc%e3%82%ba%e3%83%b3uefa%e3%83%81%e3%83%a3%e3%83%b3%e3%83%94%e3%82%aa%e3%83%b3%e3%82%ba%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%82%b0%e6%b1%ba%e5%8b%9d%e7%b5%84%e3%81%bf%e5%90%88%e3%82%8f%e3%81%9b/

シンジダービー

 ブンデスリーガ第21節が13日に行われ、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントと、同代表FW岡崎慎司が所属するマインツが対戦した。

 前節6試合ぶりの白星を挙げて最下位から16位に浮上したドルトムントがホームのシグナル・イドゥナ・パルクに、13位のマインツを迎えての一戦。香川と岡崎はともに先発出場しており、スタートから“シンジ対決”が実現した。

【スコア】
ドルトムント 4-2 マインツ

【得点者】
0-1 1分 エルキン・ソト(マインツ)
1-1 49分 ネヴェン・スボティッチ(ドルトムント)
2-1 55分 マルコ・ロイス(ドルトムント)
2-2 56分 ユヌス・マッリ(マインツ)
3-2 71分 ピエール・エメリク・オーバメヤン(ドルトムント)
4-2 78分 ヌリ・シャヒン(ドルトムント)

http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20150214/280978.html

個人的に見た印象では、正直なところ香川のいい点もあれば相変わらずシュートが枠からギリギリそれたり、GK正面に飛んだりとシュートの最後の精度が以前に比べて低いのが気になる。またスピードも回復しつつあるが、それでもまだ以前よりは加速が遅い気がする。そういう意味ではフィジカル的にも最盛期よりいいとは思えない。それ以外にも気になったのがポジションの取り方とボールの集まり方で、そもそもタッチ数自体がすくないのだが香川へのパスがかなり少ない。特にギュンドアンとカンプルからのパスに香川のプレーが非常に強く異存しいてる。他の選手からのパスがすくないのは香川がもらい難い位置にいるのかそれとも連携がうまくいっていないのかはわからないが、戦術や連携面でもかなり問題点を含んでいる可能性もある。相変わらずゴールも決めておらず、復活というにはまだ早いといわざるを得ない。

ドルトムント全体の印象は好転しつつある

怪我から復帰し移籍騒動も乗り越えたロイスの活躍だけではなく、同じく怪我から復帰したギュンドアン、シャヒンなどが安定しだしており、オバメがストライカーとして起動に載りつつあり、更にゴールから遠ざかっていたムヒにまでゴールが生まれるなど明らかに改善の傾向見られる。更にカンプルが予想以上にチームとして機能しており状態も悪くない。ただし、この試合でもやはりクバやフンメルスが体調不良で出場できておらず、グロスクロイツも怪我をしているなど選手のコンディション面で相変わらず状態がいいとは言いがたい。もしタイミングよく主力メンバーのコンディションさえ揃えば急激に勝ちだす可能性も十分にあると思う。

続きを読む シンジダービー

香川アジア杯後のドルトムント勝利

香川が離脱したアジア杯中の試合も含め、ここ何試合も勝てずに下位に落ちていたドルトムント。ついに 3-0 でフライブルクに勝利し、香川も1アシストをした。

若干気になる点があるとすれば、相手がフライブルクだったという点だ。復帰直後に香川が活躍した相手チームもフライブルク。フライブルクはある程度ラインを上げてくれるしドン引きした相手との戦いにはならない。これは最近の対戦相手がほとんどドン引きしてくる事を考えると次も機能するかどうかが非常に大事なポイントになるだろう。

降格が見えてきたドルトムントは一体なにが問題なのか

ドイツのブンデスリーガから急激に台頭したドルトムント。CLでまだ活躍しているが、リーグでは去年までの上位争いをしていたが嘘のように、今シーズンに入って一転して負けている。今シーズンは既に降格の危機にある。これは何故なのか。実は、リーグ初めの頃に香川がドルトムントに復帰した時点で、明らかにチームには沢山の問題があった。中でも一番の問題は怪我人の多さで。主力メンバーのほぼ全てが怪我をしており11人のうち数人しか主力メンバーがでれない状態で香川も合流する事になった。下の表はその時の怪我人のリスト。

14年夏頃のドルの怪我人リスト
DF マッツ・フンメルス 足の筋肉
DF マルセル・シュメルツァー ハムストリング
MF ヤクブ・ブワシュチコフスキ 前十字靱帯断裂
MF ヌリ・シャヒン 足の腱の炎症
MF オリバー・キルヒ 筋肉系のトラブル
MF イルカイ・ギュンドガン 背中痛

ちょっと見ただけでもほとんどのポジションに人がいない。ここから更に以前いた主力の FW ロベルト・レヴァンドフスキが、その前には MF マリオ・ゲッツェ がバイエルンに引き抜かれておりメンバーが大幅に入れ替わっていた。このため連携に問題がある新しい組み合わせで試合に臨む事が多く、この状況の中で去年まで得点を決めていた選手たちも不調に苦しみ。プレーもあからさまに空回りしだしていく、下に少し前のドルトムントのゴールランキングを乗せてみよう。分数は1ゴールするのに要した時間。

オバメ 296min 4G
ロイス 196min 3G
インモ 241min 2G
ラモス 325min 2G
牛丼 442min 1G
香川 735min 1G
ソクラ 827min 1G

まず、ゴール数自体が少なく最多得点のオバメですら4点しか決めていない。ゴールする効率がいいのはロイスとインモービレだが、更にこの後の試合で主力だったロイス、インモビレという数少ない好調だった攻撃陣も怪我。それ以外にも MF のムヒタリアンも怪我と次々に離脱。さらに DF は主力メンバーが抜けてた影響か CB の要であるフンメルスの怪我だけではなく CB ソクラティスまで怪我。DF まで、ほぼ控えメンバーで構成する事になる。

更に追加される怪我人
FW チロ・インモビレ 腰の打撲
MF ヘンリク・ムヒタリアン 腰の打撲
MF マルコ・ロイス 左足首の負傷
DF ソクラティス・パパスタソプロス 腓骨骨折

MF も大量の怪我人や怪我明けの選手ばかりのため FW を MF に下げて使うなど苦肉の策が強いられることも。そんなメンバーの中で CL に出場しているドルトムントは CL の試合とリーグの試合が同時にある過密日程で試合があるのでメンバーのターンオーバーだけでも精一杯という状況に。これ以外にも、控えの選手まで何故か怪我人が出ており、全てのポジションでほぼ主力メンバーが揃わない中で順位を降格圏まで落としてきた。現時点での問題はというと、怪我明けのメンバーが上手く融合できておらず、相変わらず主力メンバーが半分ほど抜けているという点で、攻撃が機能していない。例えば今シーズンの最近のドルトムント試合でのシュート数を見てみよう。

最近の試合のシュート数

相手チームのシュート数 ドルのシュート数 試合結果
ブレーメン12 ドル14 試合2-1
ウォルフスブルク10 ドル17 試合2-2
ヘルタ5 ドル18 試合1-0
アンデルレヒト8 ドル19 試合1-1
ホッヘンハイム6 ドル19 試合0-1
フランクフルト10 ドル17 試合2-0

シュート数で圧倒しているにも拘らず点数では負けていく。枠内へ飛ぶシュート数も大体このシュート数に比例しており、基本的にシュートを打ってもドルの方が得失点差で負けていくという事に。枠内に飛んだシュートの GK のセーブ率が古いデータだが、ここに詳しく出ている。見ていくと大体70%程度という風に見ていい。するとこれを枠内に飛んだシュート数に対して比較してみていくとGKのセーブが問題なのか、そもそもシュートが打たれすぎているのかが区別できる。例えば一番最近のブレーメンvsドルトムントの試合で見てみよう。

ブレーメンの枠内シュート数 ドルの枠内シュート数 試合結果
3 5 試合2-1

70%でセーブされるという事を頭に入れてみると。ドルは枠内に5本うって5本ブロックされており、これはちょっと驚異的なセーブされ率といっていいだろう。こういうのを見ると、ドルトムントはシュート数が多いのでシュートまではいけている事は分かる。ただ、シュートを打つ割に決定率が異常に低いのだ。それが何故かは私には分からないが、今後のクロップの手腕を見るには良い注目点なのではないかと思う。

ちょっと思った守備のスタッツ事

GK のスタッツにセーブ率があると非常に分かりやすくなるのではないか。また同様にDFラインのシュートブロック率というのも実際は簡単に結果で見えるわけで、何本うったうち何本ブロックしているかと、そもそもシュートされている本数が多いという場合分けで問題点を切り分けてみる事が出来ると思う。そもそもシュートされる本数が多い場合はDFだけではなくMFなどもボールを自陣へ運ばれやすいという事から単純にDFラインの問題ではないといえるし、ブロック率が極端に低い場合はDFがマークについていない事を意味すると思うので、GKばかりは攻めることができない。GKも失点が多くても枠内へ飛んだボール自体が多ければ単純なGKのミスともいえなくなると思う。現状のサッカーのスタッツは攻撃陣の得点やパスなどに注目点が多く集まっているので、このいう部分は分かり難いところだと思う。

ユルゲンクロップ

香川の所属するドルトムントのクロップ監督に対するインタビュー動画。サッカーの監督の中でも、クロップ監督は近年急激に注目を集めている監督だといえると思う。ただ、内容は割りと軽いネタなのでクロップの人となりを見る動画とでも思うといいかもしれない。

Jürgen Klopp im 1LIVE Fragenhagel


https://www.youtube.com/watch?v=E1cnUHMx-MY

Q1「所持金は?」
A1「ゼロ」

youtube の日本語の字幕をオンにすると日本語の字幕が付く、サッカーについての話は下の記事のようなのでも見るといいかもしれない。

常識破りなドルトムントの指揮官、クロップを名将にした特別な能力 – サッカーキング
http://www.soccer-king.jp/sk_column/article/107180.html

香川自身が考える攻撃の問題点

一つ前の投稿で香川のプレーの変化をスタッツから見てみるというものと投稿したが、香川自身も最近の試合後にメディアに対して回答しているインタビューがあったので紹介。

試合後の香川談「明らかにシュート数が少なすぎる」

――その流れに乗っていくためにもっと具体的に必要なことは何か

「動きの質という意味では、やはりシュートもそこまで行っていないですし、そういうところに絡んでないっていう意味なんで。そういうところに入っていくためには、もっと自分から積極的に動き出すことを意識してやったらいいと思います」

――周りとのバランスの中で、周りが速いから先に行ってしまって、どうしても出し手になってしまうところもあるだろうし、その辺のジレンマみたいなものはやっぱりある?

「そうですね。このスピード感に慣れるって言ったらあれですけど、2ヶ月経ってますから。もっとそこに入って行かなきゃいけないですし、もちろんそれ以外のところでタメを作るっていう意味では、パス出しをしていきたいところもあります。

 最後のシュートまで入っていけたり、ゴールに繋げるところという意味では慣れないっていうか、そういう場面が僕自身ないので、やっぱり僕自身の動きの質であったり、呼び込み方の問題なのかな、とずっと思っています」

――カウンターのときの周囲とのコンビネーションについては?

「コンビネーションという意味ではまだまだ凄く課題を感じています。逆に、ただ僕自身の課題としてはそこの3分の1、もう一個グイっとね、シュートまで行くこと。

 毎回意識している中でなかなかシュートまで持ち込めなかったりするんで、そこでシュートまで見えなきゃいけない。そこは自分のレベルアップのためにも、グイっと、行ける能力というのをやっぱり、つけないといけないというのは感じています。

 特に両サイドの選手が最後の一歩を行けるのは凄く感じていますし、凄い力だなあとは感じている。いきなりそういうところのスピードが上がる訳ではないから、難しさはありますけど、明らかにシュート数が少なすぎる。

 ただシュートコースはあると思っているんで、もちろん引きつけてくれたらもっと楽な部分はありますけど、自分のスキルも上げていく必要があると思います」

http://www.footballchannel.jp/2014/11/10/post55159/2/

2014年と2011年の香川は何が変化したのか

ドルトムントに戻ってからも香川はゴールやアシストと言う面では、いまいち調子を取り戻していない面がある。そこで、以前のゴールを量産した時期と今の香川は何が違うかを www.whoscored.com でスタッツから調べてみた。特に差があると思った数値を下の表にしてみる。

年度 ゴール数 1試合当たりのシュート数 1試合当たりのドリブル回数 ディスポゼッション ボールコントロールミス
2014/2015 1 1.6 1.3 1.4 1.4
2011/2012 13 2 2 2.1 1.7

シュートが減りドリブルが少なくリスクをとらない

まず分かりやすく言うと、凄く守備的なプレーになっているといえると思う。まず、以前よりドリブルを仕掛けない、シュートを打たない。代わりにボールロストをさけコントロールミスが少ない。ただしここで大事な事はただシュートが減っているという単純な問題ではないという点だ。つまりシュート数が 1.6/2 に減ったとしても、それは 0.8 倍になったというだけに過ぎないからだ。13 ゴールに 0.8 倍しても 1 ゴールにはならない。それだけ最近の香川は決まらないシュートを打っているという事にもなる。何故決まらないのか、という問題にスタッツで答えるのは難しいが、大きく違う数値にドリブルがある。シュート回数の減少と決定率の低下は、決定的なシーンで香川がドリブルで仕掛けて成功しているかどうかや、決定的なシーンで香川にボールが来るかという問題と無関係ではないように思う。勿論コンディションや走力の低下、怪我などという問題もあるとは思う。

結果的にチャレンジしない代わりにポゼッションを高める効果は高いというような選手になっている。正直これはドルトムント専用機としての香川の価値としては落ちているといわざるを得ない。理由はドルトムントはポゼッションが高い時に負けやすい傾向にあり、ポゼッションを高く保つ前提を戦術に取り入れていないため、その中で香川がポゼッションを高めてチャレンジしない=カウンターの切れ味が落ちるという良くない効果が見える。バイヤンだったらこれも違う意味があったかもしれない。怪我人が多かった最近のドルでは意図的に守備の肩代わりをしている可能性もあるが、メンバーが揃って以後もこのプレーだった場合は、問題が出てくるだろう。

パスの変化「クロスが増えた」

1試合当たりで比較すると、実はパスはそれ程変化していない。キーパス、パス成功率、パス回数はほとんど変化しておらず違いは見られない。あえて言うならロングボールが若干増えてクロス回数が4倍になったが、元の数が少ないのでそれ程決定的な違いではない。

守備の変化「より堅実な守備に」

ドリブルで抜かれる回数は劇的に減っており、2014年の香川は、トップ下に配置されているが、ほとんどボランチのようなプレーをしているといえるだろう。