岡崎は、あちこちで犬っぽいとか「ゴールに逆走」したとか、そういうネタ要素で取り上げられがちだけど、数字を見ると実は凄い選手だと思う。岡崎のゴール数、シュート数、シュート成功率、どれをとっても素晴らしい成績。これは何も最近の好調の岡崎の成績ではなく、岡崎がブンデスで逆走して2chなどで馬鹿にされていた頃も数字はそれほど変わっていない。愛嬌のある雰囲気と泥臭いゴールのためか、何故か軽く見られがちな岡崎だけど、この数字を見れば現在の代表においては、誰がどう見ても間違いなく最強のストライカーだと分かる。しかも、ぶっちぎりのストライカーだと言って良い。W杯前で大迫や大久保、柿谷、豊田、佐藤、数々のFWと比較されて常にJで成績を収めているFWがプッシュされてきたが、結局結果を残してるのは岡崎。まずはゴール数を示した下の表を見てもらいたい。
ゴール数
ゴール | 成功率 | ||
1 | 岡崎 慎司 | 21 | 16.9% |
2 | 香川 真司 | 15 | 13.5% |
3 | 本田 圭佑 | 14 | 9.5% |
4 | 前田 遼一 | 8 | 17.4% |
5 | ハーフナー マイク | 4 | 13.8% |
5 | 柿谷 曜一朗 | 4 | 30.8% |
7 | 遠藤 保仁 | 3 | 7.3% |
7 | 栗原 勇蔵 | 3 | 37.5% |
7 | 大迫 勇也 | 3 | 27.3% |
10 | 吉田 麻也 | 2 | 7.7% |
シュート数
シュート | 成功率 | ||
1 | 本田 圭佑 | 148 | 9.5% |
2 | 岡崎 慎司 | 124 | 16.9% |
3 | 香川 真司 | 111 | 13.5% |
4 | 長谷部 誠 | 47 | 2.1% |
5 | 前田 遼一 | 46 | 17.4% |
6 | 遠藤 保仁 | 41 | 7.3% |
7 | 長友 佑都 | 39 | 0.0% |
8 | ハーフナー マイク | 29 | 13.8% |
9 | 吉田 麻也 | 26 | 7.7% |
10 | 李 忠成 | 21 | 9.5% |
2014 5/28 http://www.football-lab.jp/japan/ranking/
これを見る限り、岡崎以外はFWで長期間安定して点が期待できる選手は現代表にいないといっていい。あえて言うならトップ下の本田や香川が岡崎の次のストライカー。前田の成績も素晴らしいが、今は既にちょっと年齢も高く代表には呼ばれない。更に岡崎の数字はこれだけではなく歴代の数字と比較しても素晴らしい成績といえる。次に歴代の日本代表のゴールランキングを示す。
位 | 名前 | 得点数 | 出場数 | 期間 |
1 | 釜本邦茂 | 75 | 76 | 1964年-1977年 |
2 | 三浦知良 | 55 | 89 | 1990年-2000年 |
3 | 岡崎慎司 | 38 | 74 | 2008年- |
4 | 原博実 | 37 | 75 | 1978年-1988年 |
5 | 高木琢也 | 27 | 44 | 1992年-1997年 |
6 | 木村和司 | 26 | 54 | 1979年-1986年 |
7 | 中村俊輔 | 24 | 98 | 2000年-2010年 |
8 | 高原直泰 | 23 | 57 | 2000年-2008年 |
9 | 中山雅史 | 21 | 53 | 1990年-2003年 |
10 | 本田圭佑 | 20 | 54 | 2008年- |
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BB%A3%E8%A1%A8
なんと3位が岡崎である。歴代代表の得点ランキングで見てもこの通り。既に日本代表史上にも燦然と輝く記録であるだけでなく、近年の日本代表が以前と違い強豪と数多く対戦し弱い相手にゴール数を稼げない試合をしている事を考慮すれば、実績的にぶっちぎりのトップといっても過言ではないと思う。このサイトでは個人的に岡崎みたいな活躍してるのに何故か評価されない選手は全面的にプッシュしていきたい。それも数字と実績なんかの文句の出ないところで、雰囲気評価勢に岡崎の素晴らしさを布教しようかと思ってる。