シンジダービー

 ブンデスリーガ第21節が13日に行われ、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントと、同代表FW岡崎慎司が所属するマインツが対戦した。

 前節6試合ぶりの白星を挙げて最下位から16位に浮上したドルトムントがホームのシグナル・イドゥナ・パルクに、13位のマインツを迎えての一戦。香川と岡崎はともに先発出場しており、スタートから“シンジ対決”が実現した。

【スコア】
ドルトムント 4-2 マインツ

【得点者】
0-1 1分 エルキン・ソト(マインツ)
1-1 49分 ネヴェン・スボティッチ(ドルトムント)
2-1 55分 マルコ・ロイス(ドルトムント)
2-2 56分 ユヌス・マッリ(マインツ)
3-2 71分 ピエール・エメリク・オーバメヤン(ドルトムント)
4-2 78分 ヌリ・シャヒン(ドルトムント)

http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20150214/280978.html

個人的に見た印象では、正直なところ香川のいい点もあれば相変わらずシュートが枠からギリギリそれたり、GK正面に飛んだりとシュートの最後の精度が以前に比べて低いのが気になる。またスピードも回復しつつあるが、それでもまだ以前よりは加速が遅い気がする。そういう意味ではフィジカル的にも最盛期よりいいとは思えない。それ以外にも気になったのがポジションの取り方とボールの集まり方で、そもそもタッチ数自体がすくないのだが香川へのパスがかなり少ない。特にギュンドアンとカンプルからのパスに香川のプレーが非常に強く異存しいてる。他の選手からのパスがすくないのは香川がもらい難い位置にいるのかそれとも連携がうまくいっていないのかはわからないが、戦術や連携面でもかなり問題点を含んでいる可能性もある。相変わらずゴールも決めておらず、復活というにはまだ早いといわざるを得ない。

ドルトムント全体の印象は好転しつつある

怪我から復帰し移籍騒動も乗り越えたロイスの活躍だけではなく、同じく怪我から復帰したギュンドアン、シャヒンなどが安定しだしており、オバメがストライカーとして起動に載りつつあり、更にゴールから遠ざかっていたムヒにまでゴールが生まれるなど明らかに改善の傾向見られる。更にカンプルが予想以上にチームとして機能しており状態も悪くない。ただし、この試合でもやはりクバやフンメルスが体調不良で出場できておらず、グロスクロイツも怪我をしているなど選手のコンディション面で相変わらず状態がいいとは言いがたい。もしタイミングよく主力メンバーのコンディションさえ揃えば急激に勝ちだす可能性も十分にあると思う。

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