ジンジ対決。岡崎がゴールを決めて勝利。
気になった所
岡崎は得点を決めブンデス得点ランキングでトップに立ったが、香川に関してはドル「ドル復帰試合」同様に内容的には不安を残す出来となった。前回はドルへ帰還したことと得点したことでお祭り騒ぎとなっていたが香川個人の示すスタッツ内容はけしてよくなかった。今回も類似点を感じる。
一例を挙げると走行距離だが
走行距離 [km] | |
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香川(復帰戦) | 8.35 |
香川(マインツ戦) | 8.48 |
オーバメヤン(マインツ戦) | 10.87 |
ラモス(マインツ戦) | 7.39 |
香川も含めて前線の走行距離がドルにしては少ない。香川は途中交代なので少なめになるとしても、香川の能力的には以前と比較して少ない。しかも香川は復帰戦で足を釣っているように明らかにフィジカル的に限界まで走っての数値なのでスタミナが以前より落ちていると言わざるを得ないだろう。マンUに行く事でフィジカルが強くなったという説も言われていたが、スタッツで見ると香川は走行距離が減っているので体の押し合いには強くなってもスピード、スタミナの面では持久力が低下しており一概にフィジカルが強くなったのかどうかなんとも言い難いと思う。
これとは別に連携面の問題もある。香川は今回のマインツ戦でも出場した選手の中では途中交代で出場した選手やGKを除くとボールをもらっている回数が最下位という点だ。実はドル復帰戦もパスをくれたのは昔からの仲間の「グロクロ」や「スポディッチ」、「ピシュチェク」などで、例外としてはムヒなどもパス数が多かったが変わりに香川が抜けた後チームの中心と言われていたケールは殆ど香川にパスをしておらず、一度出て行った香川に対する連携が修復できていないのではないかと思うところも
フライブルク戦の香川のパスとケールのパス
見ると分かるようにケールはある意味堅実だが実に保守的なパスで新人や出戻りへのパスが極端に少ない。
マインツ戦の香川と岡崎のパス
この試合では復帰戦でパスが着ていたムヒやスポディッチがいなくなることでパスをもらう相手がかなり限定されており。「オーバメヤン」が横に全くパスをしない。自分でシュート打つかクロスという選択肢が多いのだと思う。その為右からの供給源はピシュチェクが上がった時のみになっている。ボールタッチが多くないというだけではなくボールをもらうコースまで相当に限定されてしまっているといって良いだろう。