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コートジボワール戦で日本は何故失点したのか

特に見てなかったのだけど、ギリシャ戦を前にニュースをみたら Yahoo のコメント欄に香川叩きが多くて驚いた。特に失点に関しての話が多い。コメント欄だけではなく、例えばサッカーファンには毎度おなじみの杉山さんとかも猛烈な香川批判。ただ、この人の場合はあえて突っ込み待ちみたいな気がする。まあ、香川はエースなんだからしっかりして欲しいという意味では言いたい意味は分かるけど。

どう分析されているか

前置きはこのくらいで肝心の失点がどのように分析されているか

香川真司 3.5

選手の中では最大の戦犯。本田が満足な状態になければ、次にチームをリードするのは香川であるはず。2人は日本の両エースであるはずだが、香川にはその自覚がないようだ。何よりプレイにひたむきさがない。で、肝心なところで大きなミスを犯す。同点ゴールを奪われたのは香川のミスの直後。彼の軽率なプレイが、相手を勢いづかせる結果になった。奪われたら即、追いかける。この基本ができていない選手がピッチに立っていると、見る側の応援精神は失せるのだ。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/sugiyamashigeki/20140618-00036512/

まずは、一番の突込み所としては、”同点ゴールを奪われたのは香川のミスの直後”というコメント。では実際の1点目の失点シーンを見てみよう。

まず出てくるのは何故か本田なんだけど、基本的な流れは

  • 香川→本田→ロスト

おや?と思うのが、まずこれは香川のミスなのか?という所。そう、どちらかといえば本田のミスに見える。ちなみに明確な香川のミスのシーンもあるのだけど、それは失点のシーンではなく、その少し前の時間におきている。それも似たような形でロストしたあとクロスが上がりゴール前まで行くが失点にはなってない。試合動画をスキップしながらみてて、このシーンと失点シーンを間違えでもしたのではないか。

1失点目の問題は何だったのか

では本当の失点シーンは何が問題だったのか。この1失点目は本田が奪われた後も本田がチェイスし香川も寄せてカウンターを遅らせている。そこで右にだされているので裏に居る選手には遠藤か長友がよるしかないが、長友はもう1人上がっている選手についているので、遠藤かFWであまっていた大迫がカバーに回るしかない。遠藤は後半出場でまだ走れる時間だったし、中央は山口が抑えていた事を考えると回されたらダッシュで寄せなければいけないシーンだったが、遠藤の守備はいつもスピードが出ない感じで何度も裏の長友の所までいってしまう事を考えれば今更という話かもしれないが。

大迫の交代のタイミング

そして次に問題なのがFWの大迫。前からのプレスが必須の日本ではFWのプレスが大事だが、取りに行くタイミングが合わずにスタミナがなくなってしまっていた。この3分後に大迫は交代するが、ザックは既に大久保の準備をしていたので、このタイミングがもう少し速ければフレッシュな大久保が守備に回れた可能性もあり、こういう細かい所は明確にザックの采配ミスといっていいんじゃないかと思う。ただ、大きい流れはザッケローニは読めていたからこそ大久保を準備していたわけで、本当に一瞬のタイミングの差ではある。

2失点目の問題は何だったのか

2失点目は、ロングボールのボールを拾い、そこから中に楔でいれてから外にはたくという、かなり綺麗なボールを回しをコートジボワールが見せる。一度くさびで中に入れてから外にはたいた為マークが遅れた。ここは確かに香川の守備だ。さらに中にコートジボワールが4人も走りこんでおり守備の数でも有利ではなかった。問題はやはりロングボールを日本が競り勝ったにもかかわらず、遠藤長友はセカンドボールが拾えず、その後寄せた遠藤が軽く交わされ、釣られていた香川もクロスに寄せきれずにあげられる。そして中に低目のボールで入ってきた所で長友がニアの選手をフリーにしており失点。致命的なミスが3つも続いた形での失点といえると思う。

失点シーンを上から見れる動画

2失点目で一番直接的な問題は時間的猶予があったのに中で相手をフリーにしていた長友かCBだと思う。次がボランチで守備ができない遠藤と、振り切られている香川。香川の守備を問題視するなら1失点目ではなく、むしろこの2失点目ではないだろうか。ただ、アベレージで見た時に香川の守備は突出して良い数字を残しているので本質的な能力不足だとは思わない。一瞬の油断だろう。遠藤の方は選手として守備がそれほど上手くないので遠藤を入れる以上、この問題は常に付きまとうと考えなければいけない。

全体のハイライト


http://www.nicovideo.jp/watch/sm23798175

ザッケローニ監督によるコートジボワール戦の分析

試合後のザッケローニのインタビュー

勝手なまとめ

――後半の分析
・ピッチでの距離を埋められなかった。
・コートジボワールはスペースがあった
・日本は通常なら素早くプレーできるが、今夜はスペースを与えすぎた
――失点の理由
・阻止すべきクロスを上げさせた
――遠藤投入の意図
・交代は試合前から決めていた
・長谷部に最大限にプレーさせ、遠藤の集中的なプレーに期待した

――どのように逆転を考えたか
・もっとボールをキープすべきだった

――コンディションはピークにして臨んだ。どこに問題があったか
・日本が通常のプレーができなかった

――相手の両サイドバックが高い位置を取ると、日本が押し込まれる展開がザンビア戦でも見られた。ザンビア戦の教訓をどう生かしたのか?

 まずは相手が良かったということだ。ボールを上手く回して、サイドでうまく空間を利用していた。そのためにわれわれの弱みを突かれてしまった

――守備の課題をどう修正するか?
・守備的にもアグレッシブではなかった
・チームの状態の確認
・士気を上げたい

http://brazil2014.yahoo.co.jp/column/detail/201406150004-spnavi?p=1

特にこの質問は興味深いと思った。

――相手の両サイドバックが高い位置を取ると、日本が押し込まれる展開がザンビア戦でも見られた。ザンビア戦の教訓をどう生かしたのか?

 まずは相手が良かったということだ。ボールを上手く回して、サイドでうまく空間を利用していた。そのためにわれわれの弱みを突かれてしまった

ザッケローニが「サイドを利用され→日本の弱点をつかれてた」といっているのは注目すべき発言だと思う。サイドを利用されて日本の弱みをつかれたという話。ネット上ではザンビア戦もコスタリカ戦も長友絶賛の嵐であまり言われる事はなかったが、個人的には左サイドには問題があると思う。ここ数戦に限らずかなりの期間、左サイドの裏は日本としては失点を招く注意する必要があるエリアだった。危険な理由は日本がSBが攻撃参加する攻撃的なサッカーをやるからで、相手にカウンターをされるとSBの裏ががら空きになるケースが多いという戦術的な問題点がある。特に左サイドは、ボランチの中では守備が弱い遠藤が入るのも大きな要因の一つで、そこに内田より過激に攻撃参加する長友という組み合わせ。これで非常に裏が狙われやすい場所になっている。

以下気になったスタッツとかの話
続きを読む ザッケローニ監督によるコートジボワール戦の分析

日本VSコートジボワール

日本は何だか今までやってきたのと違うプレーを連発して負けてしまうという不思議な試合だった。

コートジボワール 1 vs 1 日本
0 (前半) 1
2 (後半) 0
コートジボワール 日本
得点 ウィルフリード ボニー(後半19分)
ジェルビーニョ(後半21分)
本田 圭佑(前半16分)
警告 スレイマヌ バンバ(後半9分)
ディディエ ゾコラ(後半13分)
吉田 麻也(前半23分)
森重 真人(後半19分)
18 シュート 8
11 直接FK 10
1 間接FK 2
8 CK 5
1 オフサイド 2
62 ボール支配率 38

http://brazil2014.yahoo.co.jp/game/text/?gid=2014061403

日本代表の選手のプレーとかで気になった所

採点

川島  5  好セーブを見せるも相変わらずパスに問題があり危機を招く
長友  4.5 アシストするが後半は左サイドを崩されクロスで2失点
内田  5.5 フィジカルで劣勢だったが危機を何度も救う。攻撃も惜しい形を作る
吉田  4.5 攻撃参加もし危機も防いだが、肝心の失点シーンでマークがずれる
森重  5  献身的な守備をした
山口  5.5 ピンチを何度も防ぐが不用意な縦パスが目立った
遠藤  4  長谷部と交代し守備が劣化、攻撃もキープも出来なかった
長谷部 5.5 安定した守備でギリギリの所で失点を防いだ
香川  5  チャンスも作ったが厳しいマークに苦しんだ
本田  6  厳しいマークの中得点。最低限の仕事はした
岡崎  5.5 攻守に献身的に動いたがボールをもらえなかった
大迫  4.5 前線でボールを追ったが攻撃では消えていた
大久保 4.5 交代で入ったが消えていた

ザッケローニ 4.5 結果にこだわるザッケローニとしては内容も結果も伴わなかった。また交代で入った選手もいい形では働かなかった。特に長谷部交代後に左サイドの守備力が落ち左サイドから2失点を招いた。

試合の総評

日本が先制したが、試合は終始コートジボワールが試合し、日本は持ち味を出すことなく終わった。

日本代表の印象

全体としてはザンビア戦の最後の大久保の飛び道具的なゴールの影響をチームに強く感じた。ただし、本来のパスサッカーが見られず、偶に使う飛び道具だったはずの縦に速いプレーに終始してしまいカウンターを招き主導権を奪われた。後半は完全に制圧されポゼッションも維持できずカウンターも成功しなかった。何故かW杯本番で以前と少し違うスタイルのサッカーをするという不完全燃焼のような試合だったと思う。
守備に関しては、以前からの問題を分析されて狙われた印象。例えばW杯直前のザンビア戦も左サイドからのクロスで失点している。その時は長友のよせが機能しておらずクロスを簡単に挙げられてしまった点に問題があったが、そういうちょっとした問題以外にも、日本代表は長友が攻撃的にいく戦術を採用しているので長友の裏が常に危険なゾーンになりやすいという戦術的な問題と、左サイドのボランチに遠藤が配置されると右サイドより守備力が落ちる点。更に長友が中の守備に入ると高さが足りないという点から左からのクロスに弱くなりがちな傾向が元からあった。更に攻撃の起点は香川と本田に大きく依存しているので二人が持った時に寄せることでカウンターを成立しやすくなって居たように思う。

適当に見つけたyoutubeの動画

犬っぽいと噂の岡崎慎司は「日本代表の歴史に残るストライカー」

岡崎は、あちこちで犬っぽいとか「ゴールに逆走」したとか、そういうネタ要素で取り上げられがちだけど、数字を見ると実は凄い選手だと思う。岡崎のゴール数、シュート数、シュート成功率、どれをとっても素晴らしい成績。これは何も最近の好調の岡崎の成績ではなく、岡崎がブンデスで逆走して2chなどで馬鹿にされていた頃も数字はそれほど変わっていない。愛嬌のある雰囲気と泥臭いゴールのためか、何故か軽く見られがちな岡崎だけど、この数字を見れば現在の代表においては、誰がどう見ても間違いなく最強のストライカーだと分かる。しかも、ぶっちぎりのストライカーだと言って良い。W杯前で大迫や大久保、柿谷、豊田、佐藤、数々のFWと比較されて常にJで成績を収めているFWがプッシュされてきたが、結局結果を残してるのは岡崎。まずはゴール数を示した下の表を見てもらいたい。

ゴール数

ゴール 成功率
1 岡崎 慎司 21 16.9%
2 香川 真司 15 13.5%
3 本田 圭佑 14 9.5%
4 前田 遼一 8 17.4%
5 ハーフナー マイク 4 13.8%
5 柿谷 曜一朗 4 30.8%
7 遠藤 保仁 3 7.3%
7 栗原 勇蔵 3 37.5%
7 大迫 勇也 3 27.3%
10 吉田 麻也 2 7.7%

シュート数

シュート 成功率
1 本田 圭佑 148 9.5%
2 岡崎 慎司 124 16.9%
3 香川 真司 111 13.5%
4 長谷部 誠 47 2.1%
5 前田 遼一 46 17.4%
6 遠藤 保仁 41 7.3%
7 長友 佑都 39 0.0%
8 ハーフナー マイク 29 13.8%
9 吉田 麻也 26 7.7%
10 李 忠成 21 9.5%

2014 5/28 http://www.football-lab.jp/japan/ranking/

これを見る限り、岡崎以外はFWで長期間安定して点が期待できる選手は現代表にいないといっていい。あえて言うならトップ下の本田や香川が岡崎の次のストライカー。前田の成績も素晴らしいが、今は既にちょっと年齢も高く代表には呼ばれない。更に岡崎の数字はこれだけではなく歴代の数字と比較しても素晴らしい成績といえる。次に歴代の日本代表のゴールランキングを示す。

名前 得点数 出場数 期間
1 釜本邦茂 75 76 1964年-1977年
2 三浦知良 55 89 1990年-2000年
3 岡崎慎司 38 74 2008年-
4 原博実 37 75 1978年-1988年
5 高木琢也 27 44 1992年-1997年
6 木村和司 26 54 1979年-1986年
7 中村俊輔 24 98 2000年-2010年
8 高原直泰 23 57 2000年-2008年
9 中山雅史 21 53 1990年-2003年
10 本田圭佑 20 54 2008年-

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BB%A3%E8%A1%A8

なんと3位が岡崎である。歴代代表の得点ランキングで見てもこの通り。既に日本代表史上にも燦然と輝く記録であるだけでなく、近年の日本代表が以前と違い強豪と数多く対戦し弱い相手にゴール数を稼げない試合をしている事を考慮すれば、実績的にぶっちぎりのトップといっても過言ではないと思う。このサイトでは個人的に岡崎みたいな活躍してるのに何故か評価されない選手は全面的にプッシュしていきたい。それも数字と実績なんかの文句の出ないところで、雰囲気評価勢に岡崎の素晴らしさを布教しようかと思ってる。

ブラジルW杯前の日本代表選手のコンディション

心配すぎる日本代表のコンディションの不安要素を見つけた限り一覧

長友 「ふくらはぎの張り」練習別メニュー
内田 「右太腿肉離れ、腱断裂、手術回避による悪影響」 練習別メニュー
長谷部 「右膝2度手術、体の広範囲に張り」練習別メニュー
岡崎 「微熱」で別メニュー「親善試合最終戦での頭部からの出血」
酒井高 「右膝負傷」松葉杖で練習別メニュー
吉田 「右膝負傷」最近まで長期離脱(以前は股関節の問題も)
本田 「右膝半月板」「視力回復」「頸部手術」

ニュースソースとか

  • http://web.gekisaka.jp/news/detail/?140346-140346-fl
  • http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/06/06/kiji/K20140606008308280.html
  • http://www.sanspo.com/soccer/news/20140606/jpn14060605050013-n1.html
  • http://web.gekisaka.jp/news/detail/?140289-140289-fl
  • http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/06/05/kiji/K20140605008303560.html
  • http://www.sanspo.com/soccer/news/20140604/jpn14060405010003-n1.html
  • http://www.nikkansports.com/brazil2014/news/p-sc-tp0-20140602-1310961.html

日本vsザンビア 国際親善試合

日本 4 vs 3 ザンビア
1 (前半) 2
3 (後半) 1
日本 コスタリカ
得点 本田 圭佑(前半40分)
香川 真司(後半28分)
本田 圭佑(後半30分)
大久保 嘉人(後半46分)
クリストファー カトンゴ(前半9分)
ネイサン シンカラ(前半28分)
ルバンボ ムソンダ(後半44分)
警告 大久保 嘉人(後半27分)
吉田 麻也(後半37分)
酒井 宏樹(後半41分)
クリストファー カトンゴ(後半34分)
8 シュート 8
12 直接FK 14
3 間接FK 2
3 CK 3
3 オフサイド 2
52 ボール支配率 48

http://brazil2014.yahoo.co.jp/game/text/?gid=2014060601

Japan vs. Zambia - 7 June 2014 - Soccerway
http://int.soccerway.com/matches/2014/06/07/world/friendlies/japan/zambia/1665094/

試合の総評

全体の印象としてはザンビアが予想以上に強いチームで、一方の日本はコンディションの問題だけではなく連携や戦術面に偏りが見えてチームとしての課題が多々あった。

ザンビアの印象

ザンビアは中盤の守備のプレスが強く、本田や香川などキープレイヤーを中盤で抑えてきた。攻撃の戦術としてはフィジカルだけではなく、ロングボールだけでもなく、狭い所でのショートパスもかなり上手い。そこにサイドチェンジでフィールドを大きく使っていた。日本のコンパクトなプレスをサイドチェンジで揺さぶりボールを運ぶ。ある所まで持ち上がると今度は、一転中への速いクロスや強烈なミドルなどの飛び道具。日本の場合は運んだ後も人数をかけて細かく崩すが、ザンビアはパワフルなミドルがあり、これにより少人数がバイタル付近に近づくだけでペナルティエリアの中まで突破しなくても得点できる可能性がある。パスワークだけではなく最後はフィジカルも十分に生かした面白いスタイルだったように思う。何故か昔のベンゲルを思い出すような戦術だった。

あえて特筆すべき点はこのザンビア代表は主力が「CAFコンフェデレーションズカップ」の試合の関係で離脱*しており主要メンバーが少なかったという点だ。アフリカでW杯に出場できなかった国の主力抜きのメンバー相手としてこの結果を見るとコートジボワール戦には不安を残す形となった。

* : http://qoly.jp/2014/06/07/zambia-wants-to-see-how-far-we-are-from-worldcup

日本代表の印象

いつもに比べ中へ切れ込む攻撃パターンが多く、サイドからの攻撃がこの試合では少なかったように思う。また長友や内田、酒井がサイドの裏に抜けるプレーも少なく、サイドの裏の岡崎へ出すプレーも少なかった。これによりサイドからマイナスの低いボールで降り返すプレーはあまり見られなかった。代わりにサイドから中に切れ込むプレーは多く中央のバイタル付近からのシュートや、ゴール前のFWの裏へ出すボールを多用しており、柿谷や岡崎が裏へ抜け出す動きに合わせるプレーを主体としていたように思う。得点は1点目が相手のハンドによるPK、2点目がクロスボールがそのままゴールになるラッキーなゴール、3点目はその直後の隙を突くゴールと、ほとんどが正攻法の崩ではないのも気になる。

スタッツを一つ

スタッツで気になった所は、まずインターセプトの回数。

日本 ザンビア
15 インターセプト 30

http://www.goal.com/jp/match/%E6%97%A5%E6%9C%AC-vs-%E3%82%B6%E3%83%B3%E3%83%93%E3%82%A2/1665094/stats?ICID=MP_MS_4

日本が15に対して、ザンビアが30と倍も違う。これはフィジカルチームと対戦した時のいつもの日本の言い訳がしにくい数字だ。フィジカルを強みとするチームに単純に高さやスピードで負けるのとは違う。インターセプトはむしろパスワークの問題による所が大きいからだ。日本は前半にボールを回せてないイメージはあったものの後半は攻めれていた部分もあったので予想以上の開きという印象。しかし、よくプレーを見ると実は後半も日本の攻撃は青山の縦パス1本だったり、DFの森重が攻めあがるという特殊な形で得点しており、攻撃陣のパスワークで崩したわけではない。W杯のように日本対策をしたチームとの対戦を想定すると日本のパスワークに対策を立ててくるケースは常に想定されるパターンで、非常に意味のある試合だったように思う。

日本代表の選手のプレーとかで気になった所

採点
西川 4.5 失点数とミドル対応に課題。パスは違いを見せた
吉田 5  
長友 4.5 突破が少なく、自身の裏は防いだがクロスを上げられた
今野 5  
内田 4.5 決定機に加速で裏に抜けられ失点。体調に不安
遠藤 5  敵の中盤対策に決定的な仕事はできず守備には不安
山口 5.5 中盤をスタミナでカバーしたがミドルが失点に
香川 6  得点したが、連携は単調で多くが防がれた
本田 6  マークに苦しんだが、相手が浮き足立つ瞬間を仕留めた
岡崎 5  献身的に動いて貢献したがゴールにはつながらなかった
柿谷 4.5 裏への抜け出しは決まらず、それ以外は消えていた

大久保 6.5 連携対策を吹き飛ばす個人技と勝ちへの拘りを見せた
大迫  5  無難にプレーしたがFWとしては、もっとゴールに期待
森重  6.5 安定した守備と素晴らしいアシストで攻守に貢献
酒井宏 5  スピードとフィジカルは十分。コンディションは良好
齋藤  4.5 ボールタッチが少なすぎた。味方との意思疎通に期待
青山  6  コスタリカ戦でも見せた深い位置からの縦パスが決まった

ザック 5.5 勝利へのこだわりと結果を出すスタイルは流石。ただし相変わらず選手には無理をさせる傾向があり、明らかに調子の悪い内田や、試合中に右手を痛めた大久保、頭から出血した岡崎についても、怪我の後も試合に出場し続けてたので本番への影響が気になる。怪我の長谷部と酒井のコンディションも気になる。また本田も常に出場し続けているので、本田が怪我をした時のトップ下の交代などの形が想像できない。本田潰しで日本が対応できるのか不安が残る。

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ザックジャパンの成績

2ch のスレッドで見かけた「ザックジャパン成績」というレスが非常に面白かったので紹介してみる。

アジアカップ ← 優勝
アジア3次予選 ← 負けたのは突破決まってから
アジア最終予選 ← 4勝1分1敗で通貨ほぼ確定

アルゼンチン(親善) ← 勝利
フランス(親善) ← 勝利
ブラジル(親善) ← 敗北

勝率 ← 日本歴代監督1位
得点率の高さ ← 日本歴代監督1位
失点率の低さ ← 日本歴代監督1位

てな具合だぞザックてwこれで解任する方が難しい・・・
ちなみに詳細はこう

勝率ランキング
1位 33戦21勝-8分-4負 勝率:86.36% ザック
2位 20戦12勝-5分-3負 勝率:80.00% オシム
3位 50戦26勝13分11負 勝率:70.27% 岡田
4位 52戦24勝17分11負 勝率:68.57% トルシエ
5位 72戦38勝15分19負 勝率:66.67% ジーコ

得点ランキング
1位 -62得点 1試合平均得点:1.87 ザック
2位 -36得点 1試合平均得点:1.80 オシム
3位 -85得点 1試合平均得点:1.70 岡田
4位 -86得点 1試合平均得点:1.65 トルシエ
5位 114得点 1試合平均得点:1.58 ジーコ

失点ランキング
1位 21失点 1試合平均失点:0.63 ザック
2位 14失点 1試合平均失点:0.70 オシム
3位 41失点 1試合平均失点:0.82 岡田
4位 48失点 1試合平均失点:0.92 トルシエ
5位 70失点 1試合平均失点:0.97 ジーコ

http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/eleven/1364378936/

吉田麻也の誤解と盲点「危険な選手の隣に居て欲しいのは吉田麻也」

 吉田の守備が酷いという風潮は偏見だと個人的には思っている。そして吉田が持つ本質的な弱点は別にあるような気がする。というような事を以下データを見てて思ったので書いてみる。まず、前回の日本vsコスタリカ戦でも多くのサイトで吉田の守備の不安要素を語り、森重の安定性について主張する話が多かったが、単純なボール奪取回数とボールロストした回数を見ると吉田に対する一部の主張は偏見なのではないかという気がしている。まずは、それについてのデータが下の表だが、ボール奪取回数とボールロストした回数を出している。

選手名 ボール奪取回数 ボールロスト回数
22吉田 麻也 14 1
16山口 蛍 13 2
6森重 真人 7 1
21酒井 宏樹 6 0
4本田 圭佑 6 1
1川島 永嗣 6 2
15今野 泰幸 5 1
10香川 真司 5 2
14青山 敏弘 4 1
7遠藤 保仁 4 1
18大迫 勇也 3 2
2内田 篤人 2 1
13大久保 嘉人 1 1
5長友 佑都 0 0

http://www.football-lab.jp/japan/report/?year=2014&month=06&date=02

調べて見ると、さらに一試合前のキプロス戦も同様に吉田がボール奪取回数No1だと分かる。この二つの試合でも吉田を批判的に語る論調はあったが、この数字を見る限り吉田の守備の問題は、単純な対面能力ではない。むしろ代表チームでは最もボールを奪う、山口と共にボールを奪う能力に特化した選手だといえるだろう。

そこで、タイトルに書いたように「危険な選手の隣に居て欲しいのは吉田麻也」なのだが、これの意味する所は、危険な選手の隣に吉田がいない時があるという事。ちゃんと相手に寄せてさえ居れば吉田は現在の代表で最もボールを奪うのが上手い選手だといわざるを得ないが、その吉田も相手の近くに居ない事には守備が出来ない。あえて吉田の問題とこれからの課題を考える場合は、試合中に見える重要なタイミングでマークを外して相手をフリーにしているシーンなどこそが吉田の本質的な問題だと思う。

同様に分かる選手の守備能力の問題

ちなみに、同様の問題は香川や本田に対しても向けられており、何故か日本では「トップ下=守備ができない」というような論調が中村俊輔以来常に付きまとっているが、実はこういう数値を見ていくと完全な誤解だと分かる。コンディションが悪いとされ守備も批判されていた本田だが、このコスタリカ戦に関しては守備では機能していたといわざるを得ない。また、特に香川はこの試合に限らず安定して常にボール奪取回数が多く。香川の守備能力が代表全体を見てもむしろ高い方だと分かる。香川の場合はインターセプトが上手くパスカットのスタッツが他の情報で見ても素晴らしい数字を常に出している。プレミアリーグにおいても香川のインターセプト回数は素晴らしくマンUの攻撃陣でも1位2位を争う。この数字を見る限り香川の守備に対する批判は、日本の一部のサッカーファンの間に漂うあまりに印象的すぎた中村俊輔の亡霊といわざるを得ない。

日本vsコスタリカ 国際親善試合

国際親善試合 日本 vs. コスタリカ

日本 3 vs 1 コスタリカ
0 (前半) 1
3 (後半) 0
日本 コスタリカ
得点 遠藤 保仁(後半15分)
香川 真司(後半35分)
柿谷 曜一朗(後半47分)
ブライアン ルイス(前半31分)
警告 大迫 勇也(前半7分)
今野 泰幸(前半39分)
ジャンカルロ ゴンサレス(後半18分)
16 シュート 8
8 直接FK 17
3 間接FK 8
7 CK 3
3 オフサイド 8
55 ボール支配率 45

http://brazil2014.yahoo.co.jp/game/text/?gid=2014060201

Costa Rica vs. Japan - 3 June 2014
http://int.soccerway.com/matches/2014/06/03/world/friendlies/costa-rica/japan/1660446/


https://www.youtube.com/watch?v=0OyDStgvC1Y

日本代表の選手のプレーとかで気になった所

ザッケローニ:相変わらず戦術的には安定した組み合わせを提示してくるのだけど、コンディション管理という面においてはむしろ過去の監督と比べてもリスキーな采配を好む傾向があると思う。この試合でもそれが一部見えたので本番が心配になる。本番で怪我ならまだしも、本番前に怪我で使い物にならなくなったら今までの4年が水の泡になるだけに心配

採点
川島4.5:セーブもするがパスの成功率が気になる
今野4:肝心の所でミスし失点
吉田5.5:素晴らしいボール奪取。体調は戻してきているが、昔からやらかすフリーにする癖が抜けきらない
森重6:DFラインからの素晴らしい組み立て
内田5:体調を戻してない。前半に痛め怪我が悪化
本田5:前回よりは体調も回復傾向ゴールには絡んだ
山口7:素晴らしいボール回収率
遠藤6:青山の縦パスに対して遠藤の散しが試合を変えた
香川7.5:安定のボール奪取率、素晴らしいクロスとゴール
岡崎5:攻撃は失敗していたが守備でカバー
大迫4.5:チャンスは十分にあったが得点なし
大久保5:自ら決定機を作るもシュートを外す
柿谷6:短時間で点を取った
青山6:素晴らしい縦パスでチャンスを作る

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中村俊輔による本田圭佑評

2010年に中村俊介がインタビューに答えて話している内容

 「本田が何をするのか…。読めないというより、宙ぶらりんで、足元で受けるのが多い。周りが気を使わないと消えちゃうかな。トップ下の位置で横に動くだけで、裏に抜ける動きがない。カメルーンみたいに強い相手になったら、どうなるかな」

 はっきりと“本田システム”に疑問を投げかけた。「今までは2トップが前で連動するから崩せていたけど、中でパスを回せなくて、外だけになるかもしれない。臨機応変に俺が中に入ったりしないといけないかな」と、攻撃に連動性を欠くことを心配していた。

 「(昨年11月の)アウェーの南アフリカ戦だって、わざわざ(右から本田、岡崎慎司、大久保嘉人の)3トップにしたのにあまり機能しなかったでしょ? トップ下というか、FWって考えた方がいい。その方が周りも割り切ってプレーできる。ゲームをつくるとかはしない方がいい。ただ、(相手の)ボランチに対する守備はやらないと。シュートだけ打てばいいっていうのは違う」

http://www.plus-blog.sportsnavi.com/gekisaka/article/558

 今見るとなるほどと、ちょっと思う所がある。当時は本田が「足元で受ける」のが多いのに対して、逆に中村俊介が「足元で受けれない」ので後ろに戻すパターンが多く、バックパスが多いので批判されたりしていた。今思えば、日本代表がまだポゼッション志向ではないのに中村だけポゼッションサッカーのような事をしていた気がする。当時は思わなかったけど、丁度俊輔がスペインにいた時期だし、あのバックパスは今見るとポゼッションサッカー的なものになんらかしらの影響は受けていたんだろうなぁと。強豪と対戦する時はカウンターサッカーをするしかなかった当時の日本代表から見ると少し現実離れした目標のようではあったが、今その目線で見ると割と中村俊輔の本田の話も妙に現実感があるような気がして面白い。

「本田が何をするのか…。読めないというより、宙ぶらりんで、足元で受けるのが多い。周りが気を使わないと消えちゃう」

 これは今のミランで本田を見ると結構当たってる気がする。代表と違ってミランでは本田をカバーしたり周りでオフザボールの動きがないので個人で突破しないとダメなのだが、そうなると不思議と本田が凡庸な選手のように見えてしまうのだ。

補足

 注意書きしておかなければいけないのは、当時の中村俊輔の目標は兎も角、現実的にはまだ日本代表ではカウンターサッカーしか選択できない状況でもあった。つまり現実味がなかった。そして中村俊輔が思い描いていたカメルーン戦の想定もはずれた。実際のW杯では日本は本田を中心にしてカウンターサッカーで勝った。
 今から思えば勝てた理由は日本代表には当時はまだ強豪を相手にした時にはカウンターサッカーという戦術しか共通理解がなかった事やカウンターサッカーなら出来たことがあると思う。現実的な戦術だったというべきだと思う。宙ぶらりんになる本田にも十分にサポートがついた。なぜなら個人で勝てないからパスワークやチームワークで勝つというのが当時の日本代表の考え方で十分にお互いに協力し合う条件が前提にあったからだと思う。さらに当時の本田はフィジカルがあり、まだこの時は走力も十分であったし、FWを含めた中でも最も決定力だけは合った本田を前において機能した。それは0トップという名だったが、実際は得点能力だけは優れていた本田を単にCFとして機能させたということだと思う。戦術的な問題ではなく決定力でCF本田にしていた形。結果的には1-0でカメルーンに勝った。だから、W杯の結果という意味においては中村の予想も本田の評価も外れている。
 ただし当時の日本代表の人材や実行可能な戦術という現実的な側面をのぞけば、MF本田の能力に関しては割りと的確に見抜いていたのではないのかと。MFとしてはフィジカルと決定力の高さ以外の強みは当時も少なかったし、今はそこにフィジカルとスピードが弱みになってミランの試合をみるとある意味中村俊輔の評価も意味が分かるのだ。