「SAMURAI BLUE」タグアーカイブ

日本 vs ウルグアイ

日本 0-2 ウルグアイ
0 (前半) 1
0 (後半) 1
得点 エディンソン・カバーニ(前半34分)
アベル・エルナンデス(後半28分)
警告 マルティン・カセレス(後半22分)

採点

川島永嗣  4.0 DFの崩れで2失点。DFが統率しきれていない
吉田麻也  5.5 いつもどおり一定の守備力を見せた
長友佑都  5.0 運動量豊富でクロスも上げたが効果が薄かった
森重真人  5.0 守備は効いていたが攻撃への繋ぎは凡庸
酒井宏樹  4.5 失点に繋がるクリアミス。攻撃も右サイドが機能不全
坂井達弥  1.5 2失点に絡む致命的なミス。代表DFとしては不十分
細貝萌   4.5 守備では潰していたが、攻撃では違いが作れない
田中順也  5.0 足元は通用したがクロスやパスの精度が低すぎ
本田圭佑  4.5 サイドの選手としては突破力や運動量が物足りない
岡崎慎司  6.0 良い崩しを見せたがその先の仕事は出来なかった
皆川佑介  5.5 高さとポストプレーで機能。日本代表では希少価値

武藤嘉紀  5.0 目立たないシーンが続いたが慣れてからは決定機も
柿谷曜一朗 4.0 交代出場するが動量が少なく試合から消えていた
酒井高徳  - 
森岡亮太  - 

アギーレ  5  新しいシステムの緒戦としては意図は分かりやすかったが、意図を実現するメンバーの意思疎通や選抜はこれからと言う印象

試合後、アギーレ監督のコメント

ウルグアイは非常に強い相手なのでミスを犯してはいけない。今日は守備のミスが2つあり、それで試合が決まってしまった。今日がデビュー戦だった選手を含めよかったと思う。選手たちが90分間戦ったのがよかったし、武藤のシュートも惜しかった。修正点はたくさんある。例えば、守備のときの集中力だ」

http://live.sportsnavi.yahoo.co.jp/live/sports/soccer_japan/2705

総評

ホームとはいえ、強豪国を良いメンバーで招いた為劣勢は予想された試合だったが、予想以上に実力差があったと言う印象。守備に関してはもう少し粘れればウルグアイのもう少し力を入れた攻撃を経験する事が出来たと思うだけにそこは非常に残念。負荷テストのはずが部分的な問題で製品全体の強度が調べる事が出来なかったのではないだろうか。特にこういう守備的な構成で臨んだ試合の場合の0-2は割りと大敗だと言っていいと思う。0-0や0-1のような緊張した展開に持ち込めなければ守備的なチームは失点した後こちらから点が取れない分、逆転の望みが薄いチームといえると思うからだ。

日本代表の印象

アギーレジャパンの方向性は見えたものの、そのシステムを研ぎ澄ましていく作業が必要だという事も同時に分かった。守備面では坂井のミスが大き過ぎた為、この試合での問題点の洗い出しは難しい気がする。攻撃面では右サイドで本田を使う効果が薄い気がした。

スタッツを一つ二つ

上の採点でも、右サイドの攻撃の問題点と、両サイドからのクロスの精度で減点しているが、その理由はスタッツを見てもらえば割と分かりやすい。まず日本代表のクロスの数だが、圧倒的に左に偏っている。

左クロス 15
右クロス 6

http://www.goal.com/jp/match/%E6%97%A5%E6%9C%AC-vs-%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%82%B0%E3%82%A2%E3%82%A4/1837187/stats?ICID=MP_MS_4

これは単純に右サイドからの攻撃より左サイドからの攻撃の方が多かったと言う点がある。長友の突破力が攻撃ではこういう数字になって現れているが、逆にいうと左サイドもこれだけの本数を上げているにも拘らず点につながらない点で、クロスの精度は問題がある事が分かる。

次に、オフサイドの数。日本は基本的に裏への飛び出しが少なかったのではないかと思う。そしてシュート精度の差。スタッツ的に見て突出してウルグアイと差があるのはやはりこの辺りだけでそこで試合が決まっているとも言えそう。DFがある程度機能して、しかも日本が相手と同じ回数だけシュートチャンスを作っても、現状では日本は決定力の差で負けてしまう事を意味していると思う。分かりやすく言うとスタッツ的にはこの精度で戦ったらシュートを3倍打たなければいけないわけで、後半に点を取り返す動きを見せれなかったことも気になる点。

オフサイドの数
日本 0
ウルグアイ 6
7 合計シュート数 8
1 枠内シュート 3
4 ブロックされたシュート 2

http://www.goal.com/jp/match/%E6%97%A5%E6%9C%AC-vs-%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%82%B0%E3%82%A2%E3%82%A4/1837187/stats?ICID=MP_MS_4

2014年のW杯チームの平均年齢は?

Average age for all 32 World Cup squads in 2014

average-age-of-2014-wc-squads1

http://infostradalive.com/2014/06/03/analyse-this-argentina-aiming-to-become-oldest-world-champions/

アルゼンチン代表:28歳336日
ホンジュラス代表:28歳208日
ウルグアイ代表:28歳200日
ポルトガル代表:28歳193日
イラン代表:28歳179日
ギリシャ代表:28歳179日
ブラジル代表:28歳131日
スペイン代表:28歳91日

チリ代表:27歳363日
ロシア代表:27歳357日
イタリア代表:27歳329日
コロンビア代表:27歳318日
コートジボワール代表:27歳303日
アメリカ代表:27歳296日
エクアドル代表:27歳285日
コスタリカ代表:27歳221歳

メキシコ代表:27歳94日
日本代表:27歳84日
クロアチア代表:27歳66日
フランス代表:27歳32日
ボスニア・ヘルツェゴビナ代表:27歳20日
カメルーン代表:26歳226日
アルジェリア代表:26歳222日
オランダ代表:26歳170日

オーストラリア代表:26歳132日
ドイツ代表:26歳114日
韓国代表:26歳71日
スイス代表:26歳24日
ベルギー代表:26歳15日
ナイジェリア代表:25歳297日
ガーナ代表:25歳244日

次のW杯を担う選手は大体何歳か

こういう数値を見ると日本代表が年寄りすぎるのか若すぎるのかなどもわかって、次の4年後のチーム作りをする際には非常に参考になると思う。平均年齢が26歳から27歳程度になっているチームが圧倒的に多い。ベテランを入れることを考えるとベテランを抜いた平均値が若干低めにならないと、平均値はもっと高くなるので、今の日本人で23歳から21歳くらいの選手が次のW杯メンバーには多くなる可能性が高い。

日本vsコロンビア

日本 1 vs 4 コロンビア
1 (前半) 1
0 (後半) 3
日本 コロンビア
得点 岡崎 慎司 (前半46分) フアン クアドラード (前半17分)
ジャクソン マルティネス (後半10分)
ジャクソン マルティネス (後半37分)
ハメス ロドリゲス (後半45分)
警告 今野 泰幸 (前半16分) フレディ グアリン (後半18分)
23 シュート 13
19 直接FK 9
2 間接FK 0
9 CK 2
2 オフサイド 0
56 ボール支配率 44

日本代表の選手のプレーとかで気になった所

採点

川島 4 パスは及第点だが失点が多すぎた
吉田 4.5 肝心のシーンでの位置が悪く防ぎきれない
今野 4.5 PKは仕方がないとしてもミスが多すぎた
内田 5.5 いい組み立ては見せ、守備でも素晴らしい戻りを見せた
長友 4.5 攻撃のバランスがよく、何時もよりボールを無駄にしなかった
長谷部 6 素晴らしい守備とボール回しだが不用意なロストも
青山 3.5 パスミスが多く、失点時には常に守備の軽さが目立つ
香川 5.5 ほぼ全ての攻撃の起点となって違いを見せ守備でも貢献した
本田 5.5 マークは厳しいが1アシスト、最低限の仕事はする
岡崎 6 攻守に献身的に動き1得点
大久保 4 素晴らしい動きでチャンスは作るが、何度も決定機を外す

柿谷 4.5 特に何も出来なかった
清武 4.5 完全に消えていた

ザッケローニ 4 セットプレーのチャンスが多いがキッカーが本田しかいない選抜になっており、本田は長くFKが不調で決めていないので、セットプレーがあまり期待できなくなってしまっていた。このあたりは完全にメンバー選考に依存した問題でありセットプレー対策をどうするか考えるべき余地があったと思う。また就任当初からあった左サイドの長友が上がった後の穴は、結局最後までふさぐ事が出来なかった。ただし、攻撃の組み立ては普段の日本に戻す事に成功しており、2戦目から3戦目にかけてメンタル面の管理では手腕を見せた。

総評

PKやファールから失点が多く、一方の日本側は岡崎が顔から出血してもファールにならないなど審判の判定の厳しさがあった。点差以上に僅差の試合でむしろ試合全体では日本が終始支配したが、最終的な決定力の差で日本がねじ伏せられた形になった。

日本代表の印象

日本のカウンターに弱い部分を狙われてしまったが、試合内容自体は日本に見るべき点も沢山ありポゼッションやパスでは普段の日本を取り戻した部分もあった。3失点目、4失点目は何時もの日本のカウンターされるパターンで、左サイドの長友の上がった所にパスを出されて、フリーになった選手が日本の右サイドに素晴らしいボールを供給するという、いつものパターン。全体としてはいつもの日本のように攻撃的なサッカーを見せチームは持ち直し、ギリシャ戦やコートジボワール戦に比べれば見るべき所があったが、このW杯も最後は決定力といういつもの日本の課題が残った。

スタッツを一つ二つ

パス成功率は高く、パス回数も多く、日本はいつものパスサッカーをある程度取り戻していたし、試合は終始日本が支配したといっていいと思う。これはギリシャ戦やコートジボワール戦では見られなかったので、W杯で始めて見せた日本のサッカーといってもいいだろう。

日本 コロンビア
343 パス回数 212
81% パス成功率 75%

日本とコロンビアの勝敗を分けた部分は特に決定力で、シュート回数を見るとチャンス自体は圧倒的に日本の方が回数が多い。差がでたのは決定力という点だけだったように思う。更に枠内シュート数を見るとコロンビアは4本しか枠に飛んでおらずその全てを入れた事になる。決定力だけではなく、GKの守備力という点についても色々考えさせられるものがある数値だ。

日本 コロンビア
23 合計シュート 13
7 枠内シュート 4

http://www.goal.com/jp/match/%E6%97%A5%E6%9C%AC-vs-%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%93%E3%82%A2/1220086/stats?ICID=MP_MS_4

日本vsギリシャ

日本 0 vs 0 ギリシャ
0 (前半) 0
0 (後半) 0
日本 ギリシャ
得点
警告 長谷部 誠 (前半12分) コンスタンティノス カツラニス (前半27分)
コンスタンティノス カツラニス (前半38分)
ゲオルギオス サマラス (後半10分)
バシリオス トロシディス (後半44分)
14 シュート 8
17 直接FK 19
3 間接FK 2
5 CK 7
3 オフサイド 1
70 ボール支配率 30

http://brazil2014.yahoo.co.jp/game/text/?gid=2014061903

日本代表の選手のプレーとかで気になった所

採点
川島 5.5 何度か素晴らしいセーブをみせ、パスも良くつないだ
内田 6  攻守にわたって見せ場を作り、素晴らしい崩しをみせた
長友 4.5 守備は安定するも攻撃は最後まで単調なクロスに終始した
今野 5.5 危険な場面を防ぎ、攻撃の組み立ての起点となった
吉田 5  守備は良かったが、後半の攻撃参加は放り込みを招いた
山口 5  ボール回収に奔走しよく繋いだが攻撃では見所がなかった
長谷部 5.5 素晴らしい危機察知能力を見せた
本田 4.5 チームの中心となったが相手を崩しきれなかった
岡崎 4.5 攻守に走ったがパスをつなげずボールをもらえなかった
大久保 4.5 素晴らしい攻撃で違いを見せたが、決定機を外しすぎた
大迫 4  チャンスは十分あったが決め切れなかった

遠藤 5  良いFKと崩しを見せ守備にもよく走ったが決定打にはならず
香川 4.5 崩しを期待されるも、ボールが来ないゴール前で待ちすぎた

ザッケローニ 4.5 勝てる試合を落とした。采配というより前回の試合を引き摺るチームのメンタル面を回復させる事ができなかった点が問題だった。

試合の総評

前半のレッドカードで日本が1人多い中、チャンスも作ったが点を決めきれずに引き分けた。一人少ない中では完全にギリシャのプランどおりに試合を運ばれた。

日本代表の印象

コートジボワール戦とは違いパス回数を増やしポゼッションも高く、長く続けているサッカーのスタイルを取り戻したが、後半になると今までザッケローニが指示しても頑なに拒否していたロングパスを多用した放り込みやパワープレーを開始した。ただし、日本代表は予選などでパワープレーをしなかった為、代表メンバーからパワープレーに向いた選手は尽く落選しており、放り込みに対応できるメンバーがほとんどいない中、望みのないロングボールを入れ続けた。特に左サイトからはクロスを連発し、ギリシャの守備の強みである高さに挑み続けたが弾かれた。

スタッツを一つ
日本が見せつける謎のクロスのスタッツ

高さと守備の堅さを誇るギリシャに対し日本がパスで崩すのかと思いきや、謎のクロス攻勢。

日本 ギリシャ
25 クロス 17
15 左クロス 8
10 右クロス 9
9 ペナルディエリア外 4

http://www.goal.com/jp/match/%E6%97%A5%E6%9C%AC-vs-%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%83%A3/1220085/stats?ICID=MP_MS_4

高さを売りとするギリシャのクロス本数17を大幅に上回る25本。

コートジボワール戦で日本は何故失点したのか

特に見てなかったのだけど、ギリシャ戦を前にニュースをみたら Yahoo のコメント欄に香川叩きが多くて驚いた。特に失点に関しての話が多い。コメント欄だけではなく、例えばサッカーファンには毎度おなじみの杉山さんとかも猛烈な香川批判。ただ、この人の場合はあえて突っ込み待ちみたいな気がする。まあ、香川はエースなんだからしっかりして欲しいという意味では言いたい意味は分かるけど。

どう分析されているか

前置きはこのくらいで肝心の失点がどのように分析されているか

香川真司 3.5

選手の中では最大の戦犯。本田が満足な状態になければ、次にチームをリードするのは香川であるはず。2人は日本の両エースであるはずだが、香川にはその自覚がないようだ。何よりプレイにひたむきさがない。で、肝心なところで大きなミスを犯す。同点ゴールを奪われたのは香川のミスの直後。彼の軽率なプレイが、相手を勢いづかせる結果になった。奪われたら即、追いかける。この基本ができていない選手がピッチに立っていると、見る側の応援精神は失せるのだ。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/sugiyamashigeki/20140618-00036512/

まずは、一番の突込み所としては、”同点ゴールを奪われたのは香川のミスの直後”というコメント。では実際の1点目の失点シーンを見てみよう。

まず出てくるのは何故か本田なんだけど、基本的な流れは

  • 香川→本田→ロスト

おや?と思うのが、まずこれは香川のミスなのか?という所。そう、どちらかといえば本田のミスに見える。ちなみに明確な香川のミスのシーンもあるのだけど、それは失点のシーンではなく、その少し前の時間におきている。それも似たような形でロストしたあとクロスが上がりゴール前まで行くが失点にはなってない。試合動画をスキップしながらみてて、このシーンと失点シーンを間違えでもしたのではないか。

1失点目の問題は何だったのか

では本当の失点シーンは何が問題だったのか。この1失点目は本田が奪われた後も本田がチェイスし香川も寄せてカウンターを遅らせている。そこで右にだされているので裏に居る選手には遠藤か長友がよるしかないが、長友はもう1人上がっている選手についているので、遠藤かFWであまっていた大迫がカバーに回るしかない。遠藤は後半出場でまだ走れる時間だったし、中央は山口が抑えていた事を考えると回されたらダッシュで寄せなければいけないシーンだったが、遠藤の守備はいつもスピードが出ない感じで何度も裏の長友の所までいってしまう事を考えれば今更という話かもしれないが。

大迫の交代のタイミング

そして次に問題なのがFWの大迫。前からのプレスが必須の日本ではFWのプレスが大事だが、取りに行くタイミングが合わずにスタミナがなくなってしまっていた。この3分後に大迫は交代するが、ザックは既に大久保の準備をしていたので、このタイミングがもう少し速ければフレッシュな大久保が守備に回れた可能性もあり、こういう細かい所は明確にザックの采配ミスといっていいんじゃないかと思う。ただ、大きい流れはザッケローニは読めていたからこそ大久保を準備していたわけで、本当に一瞬のタイミングの差ではある。

2失点目の問題は何だったのか

2失点目は、ロングボールのボールを拾い、そこから中に楔でいれてから外にはたくという、かなり綺麗なボールを回しをコートジボワールが見せる。一度くさびで中に入れてから外にはたいた為マークが遅れた。ここは確かに香川の守備だ。さらに中にコートジボワールが4人も走りこんでおり守備の数でも有利ではなかった。問題はやはりロングボールを日本が競り勝ったにもかかわらず、遠藤長友はセカンドボールが拾えず、その後寄せた遠藤が軽く交わされ、釣られていた香川もクロスに寄せきれずにあげられる。そして中に低目のボールで入ってきた所で長友がニアの選手をフリーにしており失点。致命的なミスが3つも続いた形での失点といえると思う。

失点シーンを上から見れる動画

2失点目で一番直接的な問題は時間的猶予があったのに中で相手をフリーにしていた長友かCBだと思う。次がボランチで守備ができない遠藤と、振り切られている香川。香川の守備を問題視するなら1失点目ではなく、むしろこの2失点目ではないだろうか。ただ、アベレージで見た時に香川の守備は突出して良い数字を残しているので本質的な能力不足だとは思わない。一瞬の油断だろう。遠藤の方は選手として守備がそれほど上手くないので遠藤を入れる以上、この問題は常に付きまとうと考えなければいけない。

全体のハイライト


http://www.nicovideo.jp/watch/sm23798175

ザッケローニ監督によるコートジボワール戦の分析

試合後のザッケローニのインタビュー

勝手なまとめ

――後半の分析
・ピッチでの距離を埋められなかった。
・コートジボワールはスペースがあった
・日本は通常なら素早くプレーできるが、今夜はスペースを与えすぎた
――失点の理由
・阻止すべきクロスを上げさせた
――遠藤投入の意図
・交代は試合前から決めていた
・長谷部に最大限にプレーさせ、遠藤の集中的なプレーに期待した

――どのように逆転を考えたか
・もっとボールをキープすべきだった

――コンディションはピークにして臨んだ。どこに問題があったか
・日本が通常のプレーができなかった

――相手の両サイドバックが高い位置を取ると、日本が押し込まれる展開がザンビア戦でも見られた。ザンビア戦の教訓をどう生かしたのか?

 まずは相手が良かったということだ。ボールを上手く回して、サイドでうまく空間を利用していた。そのためにわれわれの弱みを突かれてしまった

――守備の課題をどう修正するか?
・守備的にもアグレッシブではなかった
・チームの状態の確認
・士気を上げたい

http://brazil2014.yahoo.co.jp/column/detail/201406150004-spnavi?p=1

特にこの質問は興味深いと思った。

――相手の両サイドバックが高い位置を取ると、日本が押し込まれる展開がザンビア戦でも見られた。ザンビア戦の教訓をどう生かしたのか?

 まずは相手が良かったということだ。ボールを上手く回して、サイドでうまく空間を利用していた。そのためにわれわれの弱みを突かれてしまった

ザッケローニが「サイドを利用され→日本の弱点をつかれてた」といっているのは注目すべき発言だと思う。サイドを利用されて日本の弱みをつかれたという話。ネット上ではザンビア戦もコスタリカ戦も長友絶賛の嵐であまり言われる事はなかったが、個人的には左サイドには問題があると思う。ここ数戦に限らずかなりの期間、左サイドの裏は日本としては失点を招く注意する必要があるエリアだった。危険な理由は日本がSBが攻撃参加する攻撃的なサッカーをやるからで、相手にカウンターをされるとSBの裏ががら空きになるケースが多いという戦術的な問題点がある。特に左サイドは、ボランチの中では守備が弱い遠藤が入るのも大きな要因の一つで、そこに内田より過激に攻撃参加する長友という組み合わせ。これで非常に裏が狙われやすい場所になっている。

以下気になったスタッツとかの話
続きを読む ザッケローニ監督によるコートジボワール戦の分析

日本VSコートジボワール

日本は何だか今までやってきたのと違うプレーを連発して負けてしまうという不思議な試合だった。

コートジボワール 1 vs 1 日本
0 (前半) 1
2 (後半) 0
コートジボワール 日本
得点 ウィルフリード ボニー(後半19分)
ジェルビーニョ(後半21分)
本田 圭佑(前半16分)
警告 スレイマヌ バンバ(後半9分)
ディディエ ゾコラ(後半13分)
吉田 麻也(前半23分)
森重 真人(後半19分)
18 シュート 8
11 直接FK 10
1 間接FK 2
8 CK 5
1 オフサイド 2
62 ボール支配率 38

http://brazil2014.yahoo.co.jp/game/text/?gid=2014061403

日本代表の選手のプレーとかで気になった所

採点

川島  5  好セーブを見せるも相変わらずパスに問題があり危機を招く
長友  4.5 アシストするが後半は左サイドを崩されクロスで2失点
内田  5.5 フィジカルで劣勢だったが危機を何度も救う。攻撃も惜しい形を作る
吉田  4.5 攻撃参加もし危機も防いだが、肝心の失点シーンでマークがずれる
森重  5  献身的な守備をした
山口  5.5 ピンチを何度も防ぐが不用意な縦パスが目立った
遠藤  4  長谷部と交代し守備が劣化、攻撃もキープも出来なかった
長谷部 5.5 安定した守備でギリギリの所で失点を防いだ
香川  5  チャンスも作ったが厳しいマークに苦しんだ
本田  6  厳しいマークの中得点。最低限の仕事はした
岡崎  5.5 攻守に献身的に動いたがボールをもらえなかった
大迫  4.5 前線でボールを追ったが攻撃では消えていた
大久保 4.5 交代で入ったが消えていた

ザッケローニ 4.5 結果にこだわるザッケローニとしては内容も結果も伴わなかった。また交代で入った選手もいい形では働かなかった。特に長谷部交代後に左サイドの守備力が落ち左サイドから2失点を招いた。

試合の総評

日本が先制したが、試合は終始コートジボワールが試合し、日本は持ち味を出すことなく終わった。

日本代表の印象

全体としてはザンビア戦の最後の大久保の飛び道具的なゴールの影響をチームに強く感じた。ただし、本来のパスサッカーが見られず、偶に使う飛び道具だったはずの縦に速いプレーに終始してしまいカウンターを招き主導権を奪われた。後半は完全に制圧されポゼッションも維持できずカウンターも成功しなかった。何故かW杯本番で以前と少し違うスタイルのサッカーをするという不完全燃焼のような試合だったと思う。
守備に関しては、以前からの問題を分析されて狙われた印象。例えばW杯直前のザンビア戦も左サイドからのクロスで失点している。その時は長友のよせが機能しておらずクロスを簡単に挙げられてしまった点に問題があったが、そういうちょっとした問題以外にも、日本代表は長友が攻撃的にいく戦術を採用しているので長友の裏が常に危険なゾーンになりやすいという戦術的な問題と、左サイドのボランチに遠藤が配置されると右サイドより守備力が落ちる点。更に長友が中の守備に入ると高さが足りないという点から左からのクロスに弱くなりがちな傾向が元からあった。更に攻撃の起点は香川と本田に大きく依存しているので二人が持った時に寄せることでカウンターを成立しやすくなって居たように思う。

適当に見つけたyoutubeの動画

犬っぽいと噂の岡崎慎司は「日本代表の歴史に残るストライカー」

岡崎は、あちこちで犬っぽいとか「ゴールに逆走」したとか、そういうネタ要素で取り上げられがちだけど、数字を見ると実は凄い選手だと思う。岡崎のゴール数、シュート数、シュート成功率、どれをとっても素晴らしい成績。これは何も最近の好調の岡崎の成績ではなく、岡崎がブンデスで逆走して2chなどで馬鹿にされていた頃も数字はそれほど変わっていない。愛嬌のある雰囲気と泥臭いゴールのためか、何故か軽く見られがちな岡崎だけど、この数字を見れば現在の代表においては、誰がどう見ても間違いなく最強のストライカーだと分かる。しかも、ぶっちぎりのストライカーだと言って良い。W杯前で大迫や大久保、柿谷、豊田、佐藤、数々のFWと比較されて常にJで成績を収めているFWがプッシュされてきたが、結局結果を残してるのは岡崎。まずはゴール数を示した下の表を見てもらいたい。

ゴール数

ゴール 成功率
1 岡崎 慎司 21 16.9%
2 香川 真司 15 13.5%
3 本田 圭佑 14 9.5%
4 前田 遼一 8 17.4%
5 ハーフナー マイク 4 13.8%
5 柿谷 曜一朗 4 30.8%
7 遠藤 保仁 3 7.3%
7 栗原 勇蔵 3 37.5%
7 大迫 勇也 3 27.3%
10 吉田 麻也 2 7.7%

シュート数

シュート 成功率
1 本田 圭佑 148 9.5%
2 岡崎 慎司 124 16.9%
3 香川 真司 111 13.5%
4 長谷部 誠 47 2.1%
5 前田 遼一 46 17.4%
6 遠藤 保仁 41 7.3%
7 長友 佑都 39 0.0%
8 ハーフナー マイク 29 13.8%
9 吉田 麻也 26 7.7%
10 李 忠成 21 9.5%

2014 5/28 http://www.football-lab.jp/japan/ranking/

これを見る限り、岡崎以外はFWで長期間安定して点が期待できる選手は現代表にいないといっていい。あえて言うならトップ下の本田や香川が岡崎の次のストライカー。前田の成績も素晴らしいが、今は既にちょっと年齢も高く代表には呼ばれない。更に岡崎の数字はこれだけではなく歴代の数字と比較しても素晴らしい成績といえる。次に歴代の日本代表のゴールランキングを示す。

名前 得点数 出場数 期間
1 釜本邦茂 75 76 1964年-1977年
2 三浦知良 55 89 1990年-2000年
3 岡崎慎司 38 74 2008年-
4 原博実 37 75 1978年-1988年
5 高木琢也 27 44 1992年-1997年
6 木村和司 26 54 1979年-1986年
7 中村俊輔 24 98 2000年-2010年
8 高原直泰 23 57 2000年-2008年
9 中山雅史 21 53 1990年-2003年
10 本田圭佑 20 54 2008年-

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BB%A3%E8%A1%A8

なんと3位が岡崎である。歴代代表の得点ランキングで見てもこの通り。既に日本代表史上にも燦然と輝く記録であるだけでなく、近年の日本代表が以前と違い強豪と数多く対戦し弱い相手にゴール数を稼げない試合をしている事を考慮すれば、実績的にぶっちぎりのトップといっても過言ではないと思う。このサイトでは個人的に岡崎みたいな活躍してるのに何故か評価されない選手は全面的にプッシュしていきたい。それも数字と実績なんかの文句の出ないところで、雰囲気評価勢に岡崎の素晴らしさを布教しようかと思ってる。

ブラジルW杯前の日本代表選手のコンディション

心配すぎる日本代表のコンディションの不安要素を見つけた限り一覧

長友 「ふくらはぎの張り」練習別メニュー
内田 「右太腿肉離れ、腱断裂、手術回避による悪影響」 練習別メニュー
長谷部 「右膝2度手術、体の広範囲に張り」練習別メニュー
岡崎 「微熱」で別メニュー「親善試合最終戦での頭部からの出血」
酒井高 「右膝負傷」松葉杖で練習別メニュー
吉田 「右膝負傷」最近まで長期離脱(以前は股関節の問題も)
本田 「右膝半月板」「視力回復」「頸部手術」

ニュースソースとか

  • http://web.gekisaka.jp/news/detail/?140346-140346-fl
  • http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/06/06/kiji/K20140606008308280.html
  • http://www.sanspo.com/soccer/news/20140606/jpn14060605050013-n1.html
  • http://web.gekisaka.jp/news/detail/?140289-140289-fl
  • http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/06/05/kiji/K20140605008303560.html
  • http://www.sanspo.com/soccer/news/20140604/jpn14060405010003-n1.html
  • http://www.nikkansports.com/brazil2014/news/p-sc-tp0-20140602-1310961.html

日本vsザンビア 国際親善試合

日本 4 vs 3 ザンビア
1 (前半) 2
3 (後半) 1
日本 コスタリカ
得点 本田 圭佑(前半40分)
香川 真司(後半28分)
本田 圭佑(後半30分)
大久保 嘉人(後半46分)
クリストファー カトンゴ(前半9分)
ネイサン シンカラ(前半28分)
ルバンボ ムソンダ(後半44分)
警告 大久保 嘉人(後半27分)
吉田 麻也(後半37分)
酒井 宏樹(後半41分)
クリストファー カトンゴ(後半34分)
8 シュート 8
12 直接FK 14
3 間接FK 2
3 CK 3
3 オフサイド 2
52 ボール支配率 48

http://brazil2014.yahoo.co.jp/game/text/?gid=2014060601

Japan vs. Zambia - 7 June 2014 - Soccerway
http://int.soccerway.com/matches/2014/06/07/world/friendlies/japan/zambia/1665094/

試合の総評

全体の印象としてはザンビアが予想以上に強いチームで、一方の日本はコンディションの問題だけではなく連携や戦術面に偏りが見えてチームとしての課題が多々あった。

ザンビアの印象

ザンビアは中盤の守備のプレスが強く、本田や香川などキープレイヤーを中盤で抑えてきた。攻撃の戦術としてはフィジカルだけではなく、ロングボールだけでもなく、狭い所でのショートパスもかなり上手い。そこにサイドチェンジでフィールドを大きく使っていた。日本のコンパクトなプレスをサイドチェンジで揺さぶりボールを運ぶ。ある所まで持ち上がると今度は、一転中への速いクロスや強烈なミドルなどの飛び道具。日本の場合は運んだ後も人数をかけて細かく崩すが、ザンビアはパワフルなミドルがあり、これにより少人数がバイタル付近に近づくだけでペナルティエリアの中まで突破しなくても得点できる可能性がある。パスワークだけではなく最後はフィジカルも十分に生かした面白いスタイルだったように思う。何故か昔のベンゲルを思い出すような戦術だった。

あえて特筆すべき点はこのザンビア代表は主力が「CAFコンフェデレーションズカップ」の試合の関係で離脱*しており主要メンバーが少なかったという点だ。アフリカでW杯に出場できなかった国の主力抜きのメンバー相手としてこの結果を見るとコートジボワール戦には不安を残す形となった。

* : http://qoly.jp/2014/06/07/zambia-wants-to-see-how-far-we-are-from-worldcup

日本代表の印象

いつもに比べ中へ切れ込む攻撃パターンが多く、サイドからの攻撃がこの試合では少なかったように思う。また長友や内田、酒井がサイドの裏に抜けるプレーも少なく、サイドの裏の岡崎へ出すプレーも少なかった。これによりサイドからマイナスの低いボールで降り返すプレーはあまり見られなかった。代わりにサイドから中に切れ込むプレーは多く中央のバイタル付近からのシュートや、ゴール前のFWの裏へ出すボールを多用しており、柿谷や岡崎が裏へ抜け出す動きに合わせるプレーを主体としていたように思う。得点は1点目が相手のハンドによるPK、2点目がクロスボールがそのままゴールになるラッキーなゴール、3点目はその直後の隙を突くゴールと、ほとんどが正攻法の崩ではないのも気になる。

スタッツを一つ

スタッツで気になった所は、まずインターセプトの回数。

日本 ザンビア
15 インターセプト 30

http://www.goal.com/jp/match/%E6%97%A5%E6%9C%AC-vs-%E3%82%B6%E3%83%B3%E3%83%93%E3%82%A2/1665094/stats?ICID=MP_MS_4

日本が15に対して、ザンビアが30と倍も違う。これはフィジカルチームと対戦した時のいつもの日本の言い訳がしにくい数字だ。フィジカルを強みとするチームに単純に高さやスピードで負けるのとは違う。インターセプトはむしろパスワークの問題による所が大きいからだ。日本は前半にボールを回せてないイメージはあったものの後半は攻めれていた部分もあったので予想以上の開きという印象。しかし、よくプレーを見ると実は後半も日本の攻撃は青山の縦パス1本だったり、DFの森重が攻めあがるという特殊な形で得点しており、攻撃陣のパスワークで崩したわけではない。W杯のように日本対策をしたチームとの対戦を想定すると日本のパスワークに対策を立ててくるケースは常に想定されるパターンで、非常に意味のある試合だったように思う。

日本代表の選手のプレーとかで気になった所

採点
西川 4.5 失点数とミドル対応に課題。パスは違いを見せた
吉田 5  
長友 4.5 突破が少なく、自身の裏は防いだがクロスを上げられた
今野 5  
内田 4.5 決定機に加速で裏に抜けられ失点。体調に不安
遠藤 5  敵の中盤対策に決定的な仕事はできず守備には不安
山口 5.5 中盤をスタミナでカバーしたがミドルが失点に
香川 6  得点したが、連携は単調で多くが防がれた
本田 6  マークに苦しんだが、相手が浮き足立つ瞬間を仕留めた
岡崎 5  献身的に動いて貢献したがゴールにはつながらなかった
柿谷 4.5 裏への抜け出しは決まらず、それ以外は消えていた

大久保 6.5 連携対策を吹き飛ばす個人技と勝ちへの拘りを見せた
大迫  5  無難にプレーしたがFWとしては、もっとゴールに期待
森重  6.5 安定した守備と素晴らしいアシストで攻守に貢献
酒井宏 5  スピードとフィジカルは十分。コンディションは良好
齋藤  4.5 ボールタッチが少なすぎた。味方との意思疎通に期待
青山  6  コスタリカ戦でも見せた深い位置からの縦パスが決まった

ザック 5.5 勝利へのこだわりと結果を出すスタイルは流石。ただし相変わらず選手には無理をさせる傾向があり、明らかに調子の悪い内田や、試合中に右手を痛めた大久保、頭から出血した岡崎についても、怪我の後も試合に出場し続けてたので本番への影響が気になる。怪我の長谷部と酒井のコンディションも気になる。また本田も常に出場し続けているので、本田が怪我をした時のトップ下の交代などの形が想像できない。本田潰しで日本が対応できるのか不安が残る。

続きを読む 日本vsザンビア 国際親善試合